「化合物」の検索結果

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発熱反応 (はつねつはんのう) exothermic reaction

改訂新版 世界大百科事典
化学反応が起こると,多かれ少なかれ熱の出入りを伴う。これを精密に測定して化学物質とエネルギーの関係を定量的に論じる分野を熱化学と呼ぶ。熱の…

酸化銀 (さんかぎん) silver oxide

改訂新版 世界大百科事典
化学式Ag2O。褐黒色固体。銀塩の水溶液に水酸化ナトリウムを加えると沈殿して生ずる(このとき水酸化銀は生成しない)。銀板は空気中に放置しても表…

バナジウム ばなじうむ vanadium

日本大百科全書(ニッポニカ)
周期表第5族に属し、バナジウム族元素の一つ。原子番号23、元素記号V。1801年メキシコの鉱物学者デル・リオAndrés Manuel del Rio(1764―1849)は鉛…

配位子 はいいし ligand

日本大百科全書(ニッポニカ)
錯体の中で、中心原子に配位しているイオンまたは分子などを総称して配位子とよぶ。リガンドともいう。たとえば[Co(NH3)6]Cl3、K4[Fe(CN)6]、Cs2[CoC…

臭化リン シュウカリン phosphorus bromide

化学辞典 第2版
リンと臭素の化合物.よく知られているのはPBr3とPBr5であるが,そのほかにP2Br4,PBr7も報告されている.【Ⅰ】三臭化リン(phosphorus tribromide):…

ローラン ろーらん Auguste Laurent (1807―1853)

日本大百科全書(ニッポニカ)
フランスの化学者。鉱山学校卒業後、一時J・B・デュマのもとで助手をつとめ、セーブルの陶磁器工場で働いたりしながら、研究を続けた。最初に取り組…

無機 むき

日中辞典 第3版
〈化学〉无机wújī.無機栄養无机营养wújī yíngyǎng.無機栄養生物自养生物zìy…

ソシュール(Saussure)

デジタル大辞泉
(Horace-Bénédict de ~)[1740~1799]スイスの地質学者・登山家。1786年のモンブラン初登頂を後援、翌年自らも登頂した。著「アルプス山旅行」。…

焙焼 (ばいしょう) roasting

改訂新版 世界大百科事典
金属製錬の予備処理工程の一つで,鉱石を融点以下の温度で加熱し,揮発性の成分を除去したり,化学反応によって化合物の形を変化させることをいう。…

バナール Bernal, John Desmond

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1901.5.10. アイルランド,ティペラリー[没]1971.9.15. ロンドンイギリスの物理学者。ケンブリッジ大学に学び,その後ロンドン大学で,物理学教…

ビタミン vitamin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
微量で動物の栄養を司り,しかも体内でつくられず,外部から取込まなければならない有機化合物。最初に単離されたのは米ぬかのビタミンで,1910年鈴…

石油樹脂 せきゆじゅし petroleum resin

日本大百科全書(ニッポニカ)
ナフサを熱分解してエチレン、プロピレンやブタジエンなどの有用な化合物を得ているが、それらを取り去った残りのC4~C5留分(主としてC5留分)ある…

ベンゾイン べんぞいん benzoin

日本大百科全書(ニッポニカ)
芳香族ケトールの一つで、2-ヒドロキシ-1,2-ジフェニルエタノンの別名をもつ。ベンズアルデヒドのエタノール(エチルアルコール)溶液にシアン化ナト…

バイルシュタイン ばいるしゅたいん Фёдор Фёдорович Бейльштейн/Fyodor Fyodorovich Beyl'shteyn (1838―1906)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ロシアの化学者。サンクト・ペテルブルグでドイツ系ロシア人の家庭に生まれる。ハイデルベルク、ミュンヘン、ゲッティンゲン、パリと各地を遊学し、1…

ヒドロキシアルデヒド ひどろきしあるでひど hydroxyaldehyde

日本大百科全書(ニッポニカ)
同じ分子内にヒドロキシ基-OHとアルデヒド基-CHOとをもつ化合物の総称。オキシアルデヒド、アルデヒドアルコールともいう。一般にアルコール(または…

ファイトケミカル

知恵蔵mini
植物がもっている身体に良いとされる化学成分のこと。フィトケミカルともいう。野菜・果物・豆類・芋類・お茶・ハーブなどに含まれ、現在発見されて…

酸化アルミニウム さんかアルミニウム aluminium oxide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
化学式 Al2O3 。アルミナともいう。α,γアルミナがあり,それぞれ菱面,立方晶系に属する。水酸化アルミニウムを 300℃以下で熱するとγアルミナを生じ…

ビニロン vinylon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ポリビニルアルコール (ポバール) を原料として,日本で創出した合成繊維の一般名。水に溶けやすい化合物のポリビニルアルコールから熱水にも安定性…

オイルシェール oil shale

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
瀝青質の高分子化合物を含む頁岩の一種で,油母頁岩ともいう。含まれている瀝青質の油は乾留によって抽出回収され,改質工程を経て合成原油となる。…

共役 きょうやく conjugation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
有機化合物で,2個以上の多重結合,すなわち二重結合や三重結合が1個の単結合をはさんで存在し,これらの結合が相互作用を示すこと。この相互作用は…

共有結合結晶 きょうゆうけつごうけっしょう covalent bond crystal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
原子が互いにそのもっている電子を出し合い共有することによって凝集している結晶。この結合を共有結合という。周期表の 14族に属する元素である炭素…

硝酸水銀 しょうさんすいぎん mercury nitrate

日本大百科全書(ニッポニカ)
水銀の硝酸塩。一価および二価水銀の化合物が知られている。(1)硝酸水銀(Ⅰ) 冷希硝酸に水銀を過剰に溶かし、濃縮すると得られる無色の結晶。強く熱…

塩化セシウム エンカセシウム caesium chloride

化学辞典 第2版
CsCl(168.36).炭酸セシウムを塩酸に溶かし,蒸発結晶させると得られる.無色の結晶.格子は塩化セシウム型構造.格子定数a = 0.411 nm.原子間距離…

ヨウ化ケイ素 ヨウカケイソ silicon iodide

化学辞典 第2版
【Ⅰ】四ヨウ化ケイ素:SiI4(535.70).500 ℃ でケイ素またはケイ素の合金にヨウ素またはヨウ化水素を反応させると得られる.減圧蒸留で精製される.無…

フッ化酸化ニオブ(Ⅴ) フッカサンカニオブ niobium(Ⅴ) fluoride oxide

化学辞典 第2版
【Ⅰ】一フッ化二酸化ニオブ(Ⅴ)(niobium(Ⅴ) monofluoride dioxide):NbFO2(143.90).Nb2O5と濃フッ化水素酸との反応や,Nb2O5とSiO2とを混合し,強熱…

有機超伝導体 ユウキチョウデンドウタイ organic superconductor

化学辞典 第2版
超伝導性をもつ有機化合物.1980年にD. Jeromeらによって(TMTSF)2PF6が12×108 Pa,0.9 K において超伝導性をもつことが発見されて以来,超伝導性を示…

カプラー カプラー coupler

化学辞典 第2版
【Ⅰ】カップリング成分という.[別用語参照]アゾ染料【Ⅱ】ハロゲン化銀カラー写真材料の発色剤.現像時に生成する現像主薬の酸化体とカップリング反…

亜族 アゾク subgroup

化学辞典 第2版
IUPACの無機化合物命名法1990年勧告に至るまでの短周期型周期表では,現在の長周期型周期表の1~10族をⅠA~ⅧA,11~17族をⅠA~ⅦB亜族(主としてヨーロ…

加水分解酵素 カスイブンカイコウソ hydrolase

化学辞典 第2版
ヒドロラーゼ,水解酵素ともいう.加水分解反応を触媒する酵素の総称.加水分解作用を受ける結合の種類によって次のように分類される.(1)カルボン酸…

電解採取 デンカイサイシュ electrolytic winning

化学辞典 第2版
原料鉱石から目的金属を溶媒で抽出して得られた金属塩水溶液を,不溶性陽極を用いて電解し,陰極に高品位の金属を得る湿式電気冶金の一種.電解採取…

錯体触媒 サクタイショクバイ complex compound catalyst

化学辞典 第2版
金属あるいは金属類似元素の原子やイオンを中心として,単座または多座配位子が結合した化合物,すなわち錯体の触媒作用を利用した触媒.コバルトの…

環境変異原 カンキョウヘンイゲン environmental mutagens

化学辞典 第2版
環境中に存在する突然変異誘発物質をいい,生物に対して自然に起こる突然変異よりも高い割合で突然変異を誘発する因子となる.紫外線や放射線などの…

なまぐさ‐もの【生臭物】

デジタル大辞泉
なまぐさいもの。魚介・獣肉など。また、それを使った料理。⇔精進物しょうじんもの。

もの‐しり【物知・物識】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① ひろく物事を知っていること。博識。また、その人。博識家。学者。物知り人。[初出の実例]「垣や木のまたにとうたふべしと、ある物しり…

ひまし‐もの【日増物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 日数がたって古くなった野菜・菓子などの食品。ひまし。

いかもの‐づくり【厳物作】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① いかめしげなこしらえ。[初出の実例]「いか物づくりの大太刀はき」(出典:平家物語(13C前)四)② 変わったよそおい。いかめしく洗練…

あがり‐もの【上物・揚物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 神仏に供える品。社寺に寄進する品物。[初出の実例]「さる御かたの御息女御死去なされ其あがり物を調(ととの)へ遣はし申候」(出典:浮世…

お‐かくしもの【御隠物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 ) 天皇の襦袢(じゅばん)をいう女房詞。〔公家言葉集存(1944)〕

水【みず】

百科事典マイペディア
化学式はH2O。酸素と水素との化合物で,常温では無色無臭の液体。1気圧での融点0.00℃,沸点100.00℃。3.98℃で密度最大(0.999973g/cm3)。固体の水は…

公害物質 (こうがいぶっしつ)

改訂新版 世界大百科事典
環境基本法2条では,事業活動その他の人の活動によって生ずる相当広範囲にわたる大気の汚染,水質の汚濁,土壌の汚染,騒音,振動,地盤の沈下,悪臭…

酸化数 さんかすう oxidation number

日本大百科全書(ニッポニカ)
原子の酸化状態を表すために考えられた数値。中性原子が酸化されて放出した電子の個数に+符号、還元されて取り込まれた電子の個数に-符号をつけた…

ホスフィン酸 ほすふぃんさん phosphinic acid

日本大百科全書(ニッポニカ)
酸化数Ⅰのリンのオキシ酸で、(HO)PH2(=O)の式で表され、P-H結合とホスホリル基P=Oをもつ無機リン化合物である。図Aに示すように、次亜リン酸とは互変…

硫化スズ(錫) (りゅうかすず) tin sulfide

改訂新版 世界大百科事典
目次  硫化スズ(Ⅱ)  硫化スズ(Ⅳ)スズと硫黄の化合物で,スズが2価と4価の化合物がある。硫化スズ(Ⅱ)化学式SnS。スズ(Ⅱ)塩の水溶液に硫化…

キレート試薬 (キレートしやく) chelating agent

改訂新版 世界大百科事典
金属イオンに配位してキレート化合物をつくる多座配位子,あるいはそのような多座配位子となりうる化合物をいう。たとえば炭酸は二つの水素イオンを…

p (ピーケー)

改訂新版 世界大百科事典
化学反応が平衡に達し,その場合の平衡定数をKとおくとき,K=10⁻xまたはX=-log10Kで定義されるXをpKという。pはべき(冪)powerのことである。反…

ベルトレ ベルトレ Berthollet, Claude Louis

化学辞典 第2版
フランスの化学者.1768年トリノ大学で医者の資格を得たが,4年後にはパリに出て化学を学んだ.医学の勉強も続け,1778年医学博士号を取得.その2年…

わげ‐もの【曲物・綰物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 檜や杉などの薄い板を円筒形に曲げて作る容器。合わせ目は樺・桜などの皮を細く切ったものでとじる。檜物(ひもの)。まげもの。わげ。〔文…

もの‐おそろし・い【物恐】

精選版 日本国語大辞典
〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]ものおそろし 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「もの」は接頭語 ) 何となくおそろしい。ものおとろし。[初出の実例]「物…

もの‐たり・ない【物足】

精選版 日本国語大辞典
〘 連語 〙 ( 動詞「たりる(足)」に打消の助動詞「ない」の付いた「たりない」に、接頭語「もの」の付いたもの ) 何となく不十分である。どこか不…

トルエンスルホン酸 (トルエンスルホンさん) toluenesulfonic acid

改訂新版 世界大百科事典
トルエンのベンゼン環にスルホン酸基(スルホ基)-SO2-OHが置換した化合物。o-,m-,p-の3種の位置異性体(上式)が存在する。75℃でトルエンに発煙…

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ぐんまちゃん

群馬県のマスコットキャラクター。人間だと7歳ぐらいのポニーとの設定。1994年の第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック群馬大会)で「ゆうまちゃん」として誕生。2008年にぐんまちゃんに改名...

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