ジクロロメタン じくろろめたん dichloromethane
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- メタンの水素原子2個を塩素原子で置換した化合物。塩化メチレンともいう。エーテル臭のする無色液体。工業的には、塩素によりメタンを350~400℃で塩…
シンチレーション scintillation
- 改訂新版 世界大百科事典
- 一般にはせん光のこと。(1)荷電粒子が蛍光体に入射したとき,蛍光体の分子を励起したり電離するために荷電粒子が失ったエネルギーの一部が可視光ま…
エチレングリコール ethylene glycol
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式HOCH2CH2OH。最も簡単な二価アルコール(グリコール)で,単にグリコールともいう。無色無臭の粘い甘みをもつ不揮発性の液体。融点-12.6℃,沸…
硫化タリウム リュウカタリウム thallium sulfide
- 化学辞典 第2版
- 一価および三価のタリウム化合物Tl2S,Tl2S3が代表的で,ほかのモル比の化合物は,Tl2SとTl2S3をさまざまな比で含んでいると考えられる.一般に,単…
ガドリニウム ガドリニウム gadolinium
- 化学辞典 第2版
- Gd.原子番号64の元素.電子配置[Xe]4f 75d16s2の周期表3族ランタノイド元素.希土類元素イットリウム族の一つ.原子量157.25(3).質量数152(0.20(1)…
炭化 たんか
- 日中辞典 第3版
- 〈化学〉[植物の]炭化tànhuà,成煤chéng méi;[元素の]碳化tànhuà.燃えて~炭化する|燃…
ジアゾ化 (ジアゾか) diazotization
- 改訂新版 世界大百科事典
- 第一級アミンRNH2を亜硝酸塩(通常,亜硝酸ナトリウムNaNO2を用いる)と反応させて,ジアゾニウム塩RN2⁺を合成する反応(式(1))。 RNH2+NaNO2+…
フッ(弗)素【ふっそ】
- 百科事典マイペディア
- 元素記号はF。原子番号9,原子量は18.998403163。融点−219.62℃,沸点−188.14℃。ハロゲン元素の一つ。16世紀ころから存在は推定されていたが,1886年…
あん‐てい【安定】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( ━する ) 物事が、落ち着いていて、激しい動揺や変化のない状態にあること。また、そのような状態にすること。〔広益熟字典(1874)〕[…
バリウム バリウム barium
- 化学辞典 第2版
- Ba.原子番号56の元素.電子配置1s22s22p63s23p63d104s24p64d105s25p66s2の周期表2族元素.原子量137.33.7種の安定同位体(138Ba,137Ba,136Ba,135…
ホイスカー
- 百科事典マイペディア
- ひげ結晶とも。直径0.1〜100μm程度のきわめて細い針状または繊維状の単結晶。めっきした金属や共晶合金から長さ1mm程度のものが自然に成長することは…
消毒薬【しょうどくやく】
- 百科事典マイペディア
- 消毒に使用される薬物。非特異的な作用を示す細胞毒であるため生体内に適用することはない。次のような薬剤がある。1.酸およびアルカリ。2.塩類(マ…
窒素【ちっそ】
- 百科事典マイペディア
- 元素記号はN。原子番号7,原子量14.00643〜14.00728。融点−209.86℃,沸点−195.8℃。非金属元素の一つ。単体は2原子分子N2で,無色,無臭の気体。水…
サイクリックAMP サイクリックエーエムピー 3′, 5′-cyclic AMP
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 環状アデノシン-3′,5′-リン酸。アデノシン (アデニンにリポースが結合した化合物) の5′の位置に,さらに3分子のリン酸が結合した物質をアデノシン三…
発癌物質 はつがんぶっしつ carcinogen
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 癌の原因となる物質の総称。石炭タール中にある多環性炭化水素やアゾ化合物など。前者によって生じた癌はタール癌と呼ばれ,タール中に含まれる1,2-…
不斉 ふせい asymmetry; dissymmetry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化合物の立体配置が,その鏡像体と重ね合すことができないとき,すなわち光学対掌体の関係にあるとき,その分子構造は不斉であるという。光学活性現…
ステロイド
- 百科事典マイペディア
- ステロイド核すなわちシクロペンタノパーヒドロフェナントレン核C17H28をもつ化合物の総称。ステリン,胆汁酸,性ホルモン,副腎皮質ホルモン,一部…
物理蒸着 ぶつりじょうちゃく physical vapor deposition
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 略称 PVD。抵抗加熱や電子ビームによる加熱,あるいはスパッタリングなど物理的な方法で金属や化合物などを蒸発させ,基板上に堆積させて皮膜を得る…
多光子イオン化 タコウシイオンカ multiphoton ionization
- 化学辞典 第2版
- 略称MPI.イオン化エネルギーよりもエネルギーの小さい(波長の長い)複数の光子を吸収させることによって,特定の分子あるいは原子のイオン化を起こさ…
テレフタル酸 テレフタルサン terephthalic acid
- 化学辞典 第2版
- 1,4-benzenedicarboxylic acid.C8H6O4(166.14).p-ジアルキルベンゼンを酢酸溶媒中,酢酸コバルト-酢酸マンガン触媒と促進剤の臭素化合物を用いて液…
蛍石型構造 ホタルイシガタコウゾウ fluorite type structure
- 化学辞典 第2版
- 蛍石CaF2に代表される,組成がAB2で示される無機化合物にみられる典型的な結晶構造の一つ(図参照).立方晶系で空間群Fm3mに属し,単位格子中に4化学…
フッ化物 フッカブツ fluoride
- 化学辞典 第2版
- フッ素と他の元素との化合物の総称.フッ素は元素中で電気陰性度がもっとも大きいので,フッ化物ではつねに酸化数は-1である.金属またはその酸化物…
アンモニウム塩 アンモニウムエン ammonium salt
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】NH4+を陽イオンとした塩.NH4+のイオン半径は約1.48 Å で,K+ の1.33 Å,Rb+ の1.48 Å に近いので,アンモニウム塩は,KやRb塩と類似の性質…
発生機状態 はっせいきじょうたい nascent state
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- しばしば「発生期」状態と記されているが、これは誤用といわれる。ある元素が化合物から遊離される瞬間において、きわめて高い反応活性を示すことが…
赤銅鉱型構造 せきどうこうがたこうぞう cuprite structure
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 一般式A2X(Aは陽性元素、Xは陰性元素)で示される化合物にみられる結晶構造の一型式。亜酸化銅型構造ともいう。赤銅(セキドウ)鉱は酸化銅(Ⅰ) Cu2O…
リン化物 りんかぶつ phosphide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 金属元素またはホウ素、ヒ素とリンの二元化合物。単体間の直接反応か、他のリン化物を熱分解してリンを放出させてリン化物をつくる。アルカリ金属や…
コデイン こでいん codeine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 1832年フランスの薬剤師ロビケによって初めてアヘンから分離されたアヘンアルカロイドの一種で、モルヒネのメチル化合物。アヘン中に1.31~5.39%含…
テナント(Smithson Tennant) てなんと Smithson Tennant (1761―1815)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イギリスの化学者。ヨークシャーのセルビイに生まれる。エジンバラ、ケンブリッジの両大学で医学を学ぶ。ケンブリッジ大学化学教授(1813)。ダイヤ…
ウロン酸 うろんさん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アルデヒド基とカルボキシ基(カルボキシル基)とをもつ糖の誘導体の総称で、天然にはグルクロン酸、マンヌロン酸、ガラクツロン酸、L-イズロン酸の4…
カール ツィーグラー Karl Ziegler
- 20世紀西洋人名事典
- 1898.11.26 - 1973.8.11 ドイツの化学者。 元・カイザー・ウィルヘルム石炭研究所所長。 カッセル近郊ヘルザ生まれ。 母校であるマーブルク大学や…
D.L. ハミック Dalziel Llewellyn Hammick
- 20世紀西洋人名事典
- 1887 - 1966.10.17 英国の合成有機化学者。 元・オックスフォード大学講師。 ウェストノーウッド(ロンドン)生まれ。 ミュンヘン大で溶解度の研究で…
無機高分子 ムキコウブンシ inorganic polymer
- 化学辞典 第2版
- 有機高分子に対する用語.広義には,高分子化合物のなかで有機高分子を除いたものをいい,その結合様式にはよらない.したがって,天然に存在する各…
防蟻剤 ボウギザイ termiticide
- 化学辞典 第2版
- シロアリによる建築材などの木材の食害は,わが国では北海道北部を除く全域でみられる.それらの原因となっているシロアリには,全国的に分布するヤ…
ルジチカ ルジチカ Ruzicka, Leopold
- 化学辞典 第2版
- スラブ系でクロアチア生まれのスイスの有機化学者.カールスルーエ工科大学,バーゼル大学で化学を学んだ.1926年ユトレヒト大学教授,1929年チュー…
コーリー コーリー Corey, Elias James
- 化学辞典 第2版
- アメリカの有機化学者.祖父母はレバノンからの移民.マサチューセッツ工科大学の学部と大学院を5年(1945~1950年)で修了.卒業後すぐにイリノイ大学…
タウビー たうびー Henry Taube (1915―2005)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アメリカの化学者。カナダのサスカチェワン州ニュードルフに生まれる。サスカチェワン大学で学び、1937年修士号を取得、同年渡米して、1940年にカリ…
水酸化鉄 すいさんかてつ iron hydroxide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 鉄の水酸化物。二価鉄および三価鉄の水酸化物と、これらの混合水酸化物とがある。正式にこの名称でよべるのは酸化数Ⅱの化合物、すなわち水酸化鉄(Ⅱ…
フェロセン ferrocene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式[Fe(C5H5)2]。ビス(シクロペンタジエニル)鉄(Ⅱ)の通称。1951年イギリスのキーリーT.J.KealyとポーソンP.L.Pausonによってつくられた初…
硫化鉄 りゅうかてつ iron sulfide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 鉄と硫黄(いおう)の化合物の総称。次のものが知られている。(1)硫化鉄(Ⅱ) 硫化水素の鉄(Ⅱ)塩に相当する。硫化第一鉄ともいう。天然には磁硫鉄鉱とし…
com・bi・na・tion /kὰmbənéiʃən | kɔ̀m-/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]1 [U][C]組み合わせ(ること),結合,配合,合同;[U]《化学》化合.in combination with ...…と結合[合同]して,と協力してThese materials …
酸素 さんそ oxygen
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 元素記号O,原子番号8,原子量 15.9994 ,周期表 16族酸素族に属する。2価の陰イオンをつくりやすい。通常単体は二原子分子 O2 として存在するが,同…
単糖 タントウ monosaccharide
- 化学辞典 第2版
- グリコースともいう.炭水化物または糖類の基本単位となっている一群の化合物をいう.その多くは一般式CnH2nOnをもち,炭素数が3,4,5,6,7,8,……
多糖 たとう polysaccharide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 単糖類が10個以上脱水結合して生じた糖質の総称。グリカンglycan、ポリグリコースpolyglycoseともいう。炭水化物のうち加水分解によりこれ以上簡単な…
ポリ塩化ビニル (ポリえんかビニル) polyvinyl chloride
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 性質・用途 製法塩化ビニルを重合して得られる強靱(きようじん)な高分子。塩ビと略称されることもある。1835年,フランスのルニョーHen…
電導性プラスチック でんどうせいぷらすちっく electroconductive plastic
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 電導性を示すプラスチック。一般にプラスチックは電気を通さない絶縁体であるが、電導性が必要な場合もあり、プラスチックの表面層を金属そのものに…
硝安爆薬 (しょうあんばくやく) ammonium nitrate explosive
- 改訂新版 世界大百科事典
- 広義には硝酸アンモニウム(硝安)を主とする爆薬であるが,一般には硝安を主とした炭鉱用検定爆薬をいう。火薬類取締法のダイナマイトとの区別を考…
包裹物
- 岩石学辞典
- →包有物①②
添加物
- 栄養・生化学辞典
- →食品添加物.
食品補給物
- 栄養・生化学辞典
- 食品に加えることによって,栄養学的な改善が行われたり,特別の生理的効果が期待できるもの.
多冊物
- 図書館情報学用語辞典 第5版
- 『英米目録規則第2版日本語版』用語解説では,「Multipart item(複数の部分からなる資料)」「Multivolume monograph(多巻モノグラフ)」について…