「化合物」の検索結果

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ジアゾジニトロフェノール diazodinitrophenol

改訂新版 世界大百科事典
DDNPと略記。1858年グリースJ.P.Griessによって初めて合成された起爆薬の性質をもった化合物。日本では工業雷管や電気雷管の起爆薬として用いられて…

タンマン たんまん Gustav Heinrich Johann Apollon Tammann (1861―1938)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ロシア生まれ、ドイツ系の物理化学者。デルプト(ロシア、現、タルトゥ)の大学教授からゲッティンゲン大学教授となる。高圧での測定技術を開拓して…

ラウリルアルコール らうりるあるこーる lauryl alcohol

日本大百科全書(ニッポニカ)
炭素数12個の直鎖飽和一価アルコール。1-ドデカノールの慣用名。炭素12個の直鎖炭化水素の最末端の炭素上の水素原子1個をヒドロキシ基で置換した化合…

マファルゾール まふぁるぞーる Mapharsol ドイツ語

日本大百科全書(ニッポニカ)
マファルセンともいい、ヒ素化合物である塩酸オキソフェナルシンの商品名。エールリヒと秦(はた)佐八郎によって初めて取り出されたが、毒性のために…

幾何異性 (きかいせい) geometrical isomerism

改訂新版 世界大百科事典
目次  錯体の幾何異性もともとは炭素-炭素二重結合に結合する置換基の位置の関係によって生じる異性。現在では炭素以外の原子を含む二重結合や環式…

リービヒ りーびひ Justus von Liebig (1803―1873)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ドイツの化学者。ダルムシュタットで生薬(しょうやく)や染料の製造販売業を営む家に9人兄弟の第2子として生まれる。父の仕事場で幼時から化学実験に…

エチレン

百科事典マイペディア
化学式はCH2=CH2。特有の甘い香りのある無色の気体。融点−169℃,沸点−103.9℃。二重結合をもつため反応性に富み,ハロゲン,ハロゲン化水素,硫酸,…

塊状重合 (かいじょうじゅうごう) bulk polymerization

改訂新版 世界大百科事典
高分子化合物をつくる反応の一つである付加重合反応において,溶媒を用いることなく原料のモノマー(単量体)だけを重合させる方法をいう。ふつう少…

腸内殺菌剤 (ちょうないさっきんざい) intestinal antiseptic enteric antiseptic

改訂新版 世界大百科事典
感染性下痢または腸内異常発酵の際に,殺菌または防腐の目的で投与する薬物のこと。腸内の感染微生物に対して局所的に殺菌作用を及ぼすことを目的と…

乳化重合 (にゅうかじゅうごう) emulsion polymerization

改訂新版 世界大百科事典
付加重合反応による高分子の製造の実際的方法の一つ。付加重合反応のモノマー(単量体)であるビニル化合物は一般に水に溶けないが,これに界面活性…

クリプトン krypton

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
元素記号 Kr ,原子番号 36,原子量 83.80。天然には6つの安定同位体が存在する。周期表 18族,希ガスの1つ。 1898年イギリスの化学者 W.ラムゼーと …

サンザシ Crataegus cuneata; hawthorn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
バラ科の落葉低木で,中国原産。薬用植物として渡来したものであるが,現在は庭木として栽植される。高さ 1.7mぐらいになり,分枝が多く,小枝が変形…

硫化バリウム りゅうかばりうむ barium sulfide

日本大百科全書(ニッポニカ)
バリウムと硫黄(いおう)の化合物。通常、バリウムの一硫化物のことをいい、他はポリ硫化バリウムとよばれる。重晶石(硫酸バリウム)を600~800℃で炭…

ルテチウム るてちうむ lutetium

日本大百科全書(ニッポニカ)
周期表第3族に属し、希土類元素の一つ。1907年フランスのユルバンGeorges Urbain(1872―1938)とオーストリアのウェルスバハによって、それぞれ独立…

ルロアール るろあーる Luis Federico Leloir (1906―1987)

日本大百科全書(ニッポニカ)
アルゼンチンの生化学者。9月6日、パリの生まれ。ブエノス・アイレス大学で医博(1932)、イギリス、アメリカへ留学、1946年帰国、生化学研究所長(1…

フッ化物 フッかぶつ fluoride

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
フッ素と他の元素との化合物の総称。フッ化水素酸と金属またその酸化物との反応,蛍石と硫酸と金属酸化物との反応,非金属元素とフッ化水銀との反応…

クロム触媒 クロムショクバイ chromium catalyst

化学辞典 第2版
クロムの触媒作用を利用した触媒.通常は化合物,とくに酸化物が使われる.クロミアCr2O3は脱水状態において,水素化,H2-D2交換,脱水素に活性であ…

シキミ酸 シキミサン shikimic acid

化学辞典 第2版
(3R,4S,5R)-trihydroxy-1-cyclohexene-1-carboxylic acid.C7H10O5(174.15).シキミIllicium religiosumの果実から見いだされたのでこの名称がある.…

ヒ化ニッケル型構造 ヒカニッケルガタコウゾウ nickel arsenide structure

化学辞典 第2版
組成がABと表される無機化合物にみられる典型的構造の一つ.六方晶系で空間群 P 63/cの対称をもち,単位格子中に2化学単位が含まれる.B原子は六方晶…

ホスフィン錯体 ホスフィンサクタイ phosphine complex

化学辞典 第2版
ホスフィン誘導体PR3,P(OR)3,ハロゲン化リンPX3は,一酸化炭素COと同様にσ電子供与体,π電子受容体の両方の性質をもち,金属に配位して低原子価金…

標準エンタルピー ヒョウジュンエンタルピー standard enthalpy

化学辞典 第2版
記号Δ H 0.標準状態(1 atm,25 ℃)でのエンタルピー.系のおかれた状態のエンタルピーの絶対値を決めることは難しい.また,化学変化が起こり,系Aか…

表面圧 ヒョウメンアツ surface pressure

化学辞典 第2版
水面に極性(親水性)基をもつ難溶性有機化合物が単分子膜をつくるとき,表面積が広がろうとする圧力を表面圧Fという.その大きさは分子膜の表面張力γ…

白斑の原因になる化学物質 (皮膚の病気)

六訂版 家庭医学大全科
 化学物質によって白斑が発生することはよく知られていますが、このような白斑では尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)と区別をしにくい場合があり…

ゾル-ゲル法 ゾルゲルホウ sol-gel method

化学辞典 第2版
微細な水酸化物などのコロイド粒子を含む溶液状のゾルから粘性の高いゲルを経て,組成や組織が均一でよく整ったガラスやセラミックスを比較的低温で…

ヨウ化物 ヨウかぶつ iodide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ヨウ素を酸化数1の状態で含む化合物の総称。金属ヨウ化物が普通であるが,非金属ヨウ化物も少数ではあるが知られている。元素間の直接反応,金属水酸…

直接脱硫 ちょくせつだつりゅう direct desulfurization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
重油脱硫の方式の一種。常圧蒸留残油や減圧蒸留残油などの,アスファルテンや有機金属化合物を多く含む重質油を直接に触媒存在下で水素化脱硫するこ…

スズ tin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
元素記号 Sn ,原子番号 50,原子量 118.710。周期表 14族,炭素族元素の1つ。最も古くから知られていた金属元素の1つで,天然にはスズ石として産し…

バナジウム族元素 ばなじうむぞくげんそ vanadium group element

日本大百科全書(ニッポニカ)
周期表第5族に属するバナジウム、ニオブ、タンタルの3元素の総称。これらの元素の酸化物が酸の性質を示すので土酸金属earth-acid metalとも、土酸族…

hṓkṓ5[hoó], ほうこう, 芳香

現代日葡辞典
【E.】 O perfume;o aroma;a fragrância;o cheirinho [cheiro bom].~ o hanatsu|芳香を放つ∥Emitir [Ter/Exalar] (um) bom cheiro;chei…

hṓwá1[oó], ほうわ, 飽和

現代日葡辞典
1 [極限に達した状態] A saturação.◇~ jinkō飽和人口~ demográfica.◇~ jōtai飽和状態O estado de ~.2 [溶液…

ヒ(砒)素 (ひそ) arsenic

改訂新版 世界大百科事典
目次  性質  製法  用途  ヒ素の人体への影響  ヒ素による公害周期表第ⅤB族,窒素族に属する元素。かなり古くから知られていた元素で,前4…

てがい‐もの【手×掻物/▽転害物】

デジタル大辞泉
鎌倉時代から室町時代にかけて、手掻包永てがいかねながを祖とする刀工たちの鍛えた刀。この一派が奈良東大寺の転害門てがいもんの周辺に居住してい…

もの‐はかな・し【物▽果無し】

デジタル大辞泉
[形ク]どことなく頼りない。「忘れねどなにぞもしるし夢の中に―・くてやみにし物を」〈古今六帖・四〉

ピナコール pinacol

改訂新版 世界大百科事典
ピナコンpinaconeともいう。一般式RR′C(OH)C(OH)R″Rで表される二価アルコールの総称。R,R′,R″,Rがアルキル基,アリール基のもの,またRとR″と…

プルトニウム plutonium

改訂新版 世界大百科事典
目次  化合物  核燃料としてのプルトニウム  プルトニウムの危険性周期表第ⅢA族に属するアクチノイド元素の一つ。1940年アメリカのシーボーグG…

超電導材料【ちょうでんどうざいりょう】

百科事典マイペディア
超伝導材料とも書く。ある温度以下で電気抵抗が0となる,いわゆる超伝導現象(超伝導)を起こしうる材料。ニオブ・チタン(Nb-Ti)などの合金やニオ…

ビウレット びうれっと biuret

日本大百科全書(ニッポニカ)
尿素のカルバモイル(カルバミル)誘導体またはアロファン酸H2NCONHCOOHのアミドに相当する化合物。無色の結晶。水から再結晶したものは1分子の水を…

ヨウ化カドミウム型構造 ようかかどみうむがたこうぞう cadmium iodide structure

日本大百科全書(ニッポニカ)
一般式AX2(Aは陽性元素、Xは陰性元素)で示される化合物にみられる結晶構造の一型式。ヨウ化カドミウムCdI2の結晶は三方晶系に属し、空間群Pm1,a=…

ヘンチ Philip Showalter Hench 生没年:1896-1965

改訂新版 世界大百科事典
アメリカの医学者。ピッツバーグで生まれ,1920年ピッツバーグ大学で医学の学位を得た。21年ミネソタ州ロチェスターのメイヨー病院医員となり,32年…

味盲 (みもう)

改訂新版 世界大百科事典
フェニルチオカーバマイドphenylthio carbamide(PTC)という物質の苦味を感ずるか否かにより,有味者と無味者(味盲)とが区別される。この現象はPT…

太陽電池 (たいようでんち) solar cells solar battery

改訂新版 世界大百科事典
光電効果の一種である光起電力効果を応用し,起電力を発生させるもの。すなわち,光エネルギーを電気エネルギーに変換する素子の一つである。現状で…

ジチゾン じちぞん dithizon

日本大百科全書(ニッポニカ)
有機試薬の代表的なものの一つ。正しくはジフェニルチオカルバゾンという。黒紫色の結晶性粉末。水やエタノール(エチルアルコール)にはほとんど溶…

カロテノイド carotenoid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
カロチノイドともいい,かつてはリポクロームとも呼ばれた。動植物界に広くみられる黄色,オレンジ,赤色ないし紫色の一群の色素。水には不溶で,ア…

広域汚染 こういきおせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
大都市など公害発生源が広範囲に密集したり,コンビナートのように汚染物の大量発生源が存在するため,広い地域にわたって発生する汚染。汚染エリア…

亜硝酸 あしょうさん nitrous acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
化学式 HNO2 。無機亜硝酸塩に酸を作用させて得られるが,溶液中でのみ存在する淡青色の弱酸。水中では迅速に酸化窒素と硝酸に分解する。 3HNO2→2NO…

ジベンゾアントラセン dibenzanthracene

改訂新版 世界大百科事典
ジベンズアントラセンともいう。アントラセンにベンゼン環が2個縮合した形の5環式芳香族炭化水素の総称。縮合の位置の違いによる多くの異性体がある…

シュブルール Michel Eugène Chevreul 生没年:1786-1889

改訂新版 世界大百科事典
フランスの化学者。アンジェに生まれ,パリの自然史博物館のL.N.ボークランの研究室に入り(1803),リセ・シャルルマーニュの教授(1813),ゴブラ…

フリーデル=クラフツ反応 フリーデル=クラフツはんのう FriedelCrafts reaction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
芳香族化合物に,塩化アルミニウムなどのルイス酸を触媒として,ハロゲン化アルキル,アルコール,ハロゲン化アシル,あるいは酸無水物を作用させて…

ゲル化 ゲルカ gelation

化学辞典 第2版
寒天溶液などを冷却するとき,ゾル(sol)がゲル(gel)になる現象をいう.また,高分子物質の重合過程において,三次元網目状構造を形成し,不溶部分(ゲ…

グルコシド グルコシド glucoside

化学辞典 第2版
グルコースのアノマー性ヒドキシ基が,ほかの化合物とエーテル結合したグリコシドまたは配糖体の総称.ピラノース形,フラノース形構造をもつものを…

今日のキーワード

ぐんまちゃん

群馬県のマスコットキャラクター。人間だと7歳ぐらいのポニーとの設定。1994年の第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック群馬大会)で「ゆうまちゃん」として誕生。2008年にぐんまちゃんに改名...

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