忠誠 (ちゅうせい) loyalty
- 改訂新版 世界大百科事典
- 自分より上位にある人物,集団,理念等に対する尊敬の念を伴った献身と服従の態度。場合によっては,対価をまったく期待せずに,全人格をあげて一方…
罪の文化 つみのぶんか guilt culture
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- R.ベネディクトにより命名された概念で,日本人の行動様式を恥の文化としたのに対し,西欧人の行動様式を罪を基調とする文化として位置づけたもの。…
来世観 らいせかん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 広くは他界観と同様、別世界一般についての観念をもさすが、狭くは人間が死後に住む世界に関する観念を意味する。この場合、来世観は他界観の一様式…
体系 (たいけい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- ギリシア語のシュステマsystēmaに由来する英語システムsystemなどの訳語。システムはほかに〈組織〉〈系〉などとも訳されるが,特に〈体系〉と訳され…
刷り込み すりこみ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 動物が生まれてから早い時期にみられる学習の一形式をいい、インプリンティング、刻印づけともいう。動物行動学(エソロジーethology)では、「この…
作物 (さくもつ) crop plant
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 作物の分類 作物の起源 作物の伝播 作物の発達 作物と農業技術作物とは,農業に利用するために,人が繁殖と生育とを保護管理す…
人口論【じんこうろん】
- 百科事典マイペディア
- 人口問題に関するマルサスの著書。初版タイトルでは《人口の原理に関する一論,それが社会将来の改善に及ぼす影響……An essay on the principle of po…
固定 こてい fixation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 心理学用語。 (1) 生体のある行動や反応が,高い安定性をもって確定されること。所要時間の短縮や誤りの減少などをもって,その指標とする。 (2) 新…
農学 のうがく agronomy 英語 agricultural science 英語 Landwirtschaftswissenschaft ドイツ語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 農業の永続的発展を実現するための科学・技術の統一的体系をいう。農学の研究対象である農業は、人間の生命保全と生活充足に不可欠の食料その他の生…
ウンマ umma[アラビア]
- 改訂新版 世界大百科事典
- イスラム共同体のこと。このウンマに対して邦訳コーランではしばしば〈民族〉の訳語が当てられ,また現代アラビア語でも世俗的には〈民族〉〈国家〉…
ポルノグラフィー
- 百科事典マイペディア
- 性的行為の描写を主眼とした文学。語はギリシア語で娼婦をいうポルネにちなむ。他のジャンルにも及ぼしてポルノ絵画,ポルノ映画などというが,伝統…
復仇 ふっきゅう reprisal
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 相手国の国際違法行為に対して,外交交渉その他の平和的手段で救済を求めても解決が得られない場合に認められる自力救済行為。すなわち,相手国の違…
加藤弘之 かとうひろゆき (1836―1916)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 明治時代の国法学者。天保(てんぽう)7年6月23日、但馬国(たじまのくに)(兵庫県)出石藩(いずしはん)の兵学師範の子に生まれる。家学の甲州流軍学を…
甥・姪 (おいめい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- おい・めいは傍系親族の一種であり,かつてはこれを家族成員として含む家族も分家が顕著に行われた地域で多く見られたが,現在は核家族化の進行にと…
相互作用 そうごさよう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) interaction Aと Bの間に,一回的もしくは継続的なかたちで直接的あるいは間接的接触が行なわれ,なんらかの影響がもたらされる場合,両者の間…
in・fa・my /ínfəmi/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]((形式))1 悪名,汚名,悪評;不名誉;(世間の)強い非難.2 恥ずべきふるまい[性格];邪悪,極悪;〔通例-mies〕破廉恥行為,醜行,非行.3 …
新明正道 (しんめいまさみち) 生没年:1898-1984(明治31-昭和59)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 社会学者。金沢に生まれ,東京帝国大学で吉野作造に師事して政治学を専攻し,新人会で活躍,卒業後は社会学研究に進み,当時主流であった形式社会学…
あい‐の‐もの(あひ‥)【間物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙[ 一 ] 空間的に、大きさの中間のもの。① 土器の杯で、三度入り(普通の大きさ)と五度入り(大型)との中間の容量のもの。四度入り。あい…
宇宙空間の監視
- 共同通信ニュース用語解説
- 宇宙空間には通信を担う人工衛星が多数存在し、安全保障上、円滑な運用が行われるよう監視する重要性が急速に高まっている。役割を終えた人工衛星の…
夏目漱石財団
- 知恵蔵
- 夏目漱石の次男伸六の孫・夏目一人が2009年4月1日に設立した財団。正式名称は「一般財団法人 夏目漱石」。「一般財団法人」として登記されている。 …
水中文化遺産保護条約 すいちゅうぶんかいさんほごじょうやく Convention on the Protection of the Underwater Cultural Heritage
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 海底遺跡や沈没船、有史以前の遺物など、水中にある文化遺産を保護するための条約。2001年11月にユネスコ(国連教育科学文化機関)の総会で採択され…
焚書 (ふんしょ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 政治権力による思想・言論統制策の一つで,書物にもられた思想を禁圧し,その流通,伝播を防止するために,公開の場で当該の書物を焼き捨てる行為,…
吾輩は猫である わがはいはねこである
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 夏目漱石(そうせき)の最初の長編小説。1905年(明治38)1月から6年8月まで『ホトトギス』に連載され、5年10月~7年5月、全3巻で大倉書店・服部書店よ…
Lau・ne, [láυnə ら(オ)ネ]
- プログレッシブ 独和辞典
- [女] (-/-n)❶ ((英)mood) ((単数で)) 機嫌,気分gute 〈schlechte〉 Laune haben / in guter 〈schlechter〉 Laune sein\機嫌がよい〈悪い〉…
メルビル Herman Melville 生没年:1819-91
- 改訂新版 世界大百科事典
- アメリカの小説家,詩人。ニューヨーク市の名門に生まれたが,12歳で父と死別した。これが彼の作品を貫く孤児のテーマに結びつく。19歳のときイギリ…
良知良能 りょうちりょうのう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 人間に生まれながらに備わっている道徳的判断能力(良知)と行為能力(良能)。中国、戦国時代の儒者である孟子(もうし)が唱えた。孟子はその実例と…
サイバー犯罪【サイバーはんざい】
- 百科事典マイペディア
- コンピューター・システムを利用した犯罪。オンライン・ショッピングやインターネット・オークション(電子商取引)で代金を払い込んだ商品が届かな…
年寄りの冷や水
- ことわざを知る辞典
- 老人が若者のように元気にふるまったり、年齢にふさわしくない無理をすることのたとえ。そんなことをすると後がたいへんと心配したり、冷やかしたり…
ジェネレーション・ハラスメント
- 知恵蔵mini
- 世代間の意識格差によって生じる嫌がらせ行為を指す俗称。「ジェネレーションギャップ・ハラスメント」とも呼ばれ、「ジェネハラ」と略される。明確な定…
唸り (うなり) beat
- 改訂新版 世界大百科事典
- 振動数の異なる二つの波が重ね合わされたとき,合成された波の振幅が周期的に変化する現象。いま振幅が両者ともAで,振動数がf1とf2の二つの正弦波A …
パノラマ島綺譚
- デジタル大辞泉プラス
- 丸尾末広作画、江戸川乱歩原作による漫画作品。死んだ人間になりすまし、巨万の富を得た男が成し得た夢の行く先を描く。『コミックビーム』2007年7月…
こう‐どう〔カウ‐〕【行動】
- デジタル大辞泉
- [名](スル)1 あることを目的として、実際に何かをすること。行い。「具体的な行動を起こす」「行動を共にする」「自分で考えて行動する」「行動力…
チェーホフ Anton Pavlovich Chekhov 生没年:1860-1904
- 改訂新版 世界大百科事典
- ロシアの小説家,劇作家。アゾフ海に面する港町タガンログで,雑貨商の三男として生まれた。祖父は農奴身分であったが,自由の権利を地主から買いと…
むけん【無間】 の 鐘((かね))
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 静岡県掛川市東山にあった曹洞宗の寺、観音寺にあった鐘。この鐘をつくと来世では無間地獄に落ちるが、この世では富豪になるという伝説があっ…
むけん【無間】 の 底((そこ))
- 精選版 日本国語大辞典
- 無間地獄の底。[初出の実例]「提婆達多が無間のそこにしてくるしみきはまりなきにも、仏性まします」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)三月二六日)
司馬光 しばこう (1019―1086)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国、北宋(ほくそう)の仁宗、英宗、神宗、哲宗の4代の皇帝の治世に活躍した官僚政治家。字(あざな)は君実。没後温国公に封ぜられたので司馬温公(お…
国際責任【こくさいせきにん】
- 百科事典マイペディア
- 国家その他の国際法主体が国際法に反する行為(国際違法行為)を犯した場合に負う責任。国際法主体は国家であることが多いので国家責任ともいうが,…
利他的行動 (りたてきこうどう) altruistic behavior
- 改訂新版 世界大百科事典
- みずからの利益を犠牲にして他の個体を助ける行動。利他行為ともいう。一般には,人間が他人の苦境にさいして労力的・経済的・精神的などの援助をす…
ゆいしきしんりしそう 唯識心理思想
- 最新 心理学事典
- 唯識は,西暦2~3世紀ないし3~4世紀に興った,空・中観の思想と並ぶインド大乗仏教の思想頂点の一つである。「唯=ただ,識=心」は,「ものがどう…
ルードルフ オイケン Rudolph Eucken
- 20世紀西洋人名事典
- 1846.1.5 - 1926.9.14 ドイツの哲学者。 元・イェーナ大学教授,元・ハーバード大学教授。 アウリヒ生まれ。 ギムナージムで教鞭をとり、その後1871…
制度学派 せいどがくは institutional school institutionalism
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 1880年代ごろから1920年代末葉ごろまでアメリカで非常な影響力をもっていた、当時においては多分にアメリカ独自の経済学上の一流派。アメリカでは19…
喜の行列 悲の行列
- デジタル大辞泉プラス
- 藤田宜永の小説。2008年刊行。2009年、「行列48時間」としてNHKで連続ドラマ化された。
指揮監督権 しきかんとくけん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 上級行政庁が下級行政庁の権限の行使に関し,その適法性および合目的性を保障するとともに行政の統一をはかるために指揮監督する権限。組織法上,当…
り‐そう(‥サウ)【理想】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( [英語] ideal の訳語 ) 哲学で、人間の理性と感情を十分に満足させる最も完全な状態。現実の状態の発展の究極として考えられた最高の…
景観地理学 けいかんちりがく Landschaft-geographie ドイツ語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツを中心として20世紀前半に発達した地理学の一分野。地表の形態を分析し、その構造や変化を研究する。英語のランドスケープlandscapeは景色であ…
歴史の研究 れきしのけんきゅう A Study of History
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アーノルド・J・トインビーの主著。12巻。1934~61年刊行。彼は第一次世界大戦が起こったとき、オックスフォード大学でトゥキディデスについて講読中…
極東国際軍事裁判 きょくとうこくさいぐんじさいばん International Military Tribunal for the Far East
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 通称は東京裁判。第二次世界大戦後、ドイツのニュルンベルクでナチス・ドイツの戦争指導者に対する国際軍事裁判が行われたのと対応して、連合国が日…
ラオコオン Laokoon
- 改訂新版 世界大百科事典
- 啓蒙思想家レッシングによる芸術論(1766)。トロイアの神官ラオコオンの非業の死をあらわす大理石群像と,この出来事を歌ったウェルギリウスの詩句…
神託 (しんたく) oracle
- 改訂新版 世界大百科事典
- 神が,不思議な夢や神憑(かみがかり)などを通して,その意志を人間に伝達すること。託宣と同義に使われる場合もある。一般には〈神のお告げ〉をさ…
ケルズの書 (ケルズのしょ) Book of Kells
- 改訂新版 世界大百科事典
- アイルランドのダブリンの北西約60kmにあるケルズの旧修道院付属教会堂に伝わった中世初期の豪華な大型福音書装飾写本。大きさは約33cm×24cmで,340…