「化合物」の検索結果

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塩化硫黄 えんかいおう sulfur chloride

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
普通は二塩化二硫黄 S2Cl2 をさす。融解硫黄に塩素を通じ,分留して精製する。不燃性,薄い琥珀色ないし黄赤色の発煙性油状液体。蒸気には腐食性があ…

グリニャール François Auguste Victor Grignard 生没年:1871-1935

改訂新版 世界大百科事典
フランスの有機化学者。シェルブール生れ。リヨン大学に学び,バルビエPhilippe Antoine Barbierの指導でヨウ化メチルマグネシウムの反応を研究し(1…

ジアゾジニトロフェノール diazodinitrophenol

改訂新版 世界大百科事典
DDNPと略記。1858年グリースJ.P.Griessによって初めて合成された起爆薬の性質をもった化合物。日本では工業雷管や電気雷管の起爆薬として用いられて…

補酵素A ほこうそエー coenzyme A

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
補酵素の一つ。コエンザイムA (古くはコエンチームA) ともいい,CoAまたは CoASHと略する。化学的にはパンテテイン (パントテン酸とβ-メルカプトエチ…

サーモクロミズム thermochromism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
固体もしくは溶液の色が温度によって可逆的に変化する現象。原因は多岐にわたるが,温度による化合物の構造変化もその一つである。たとえば,無色の…

徐放剤 じょほうざい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
薬物を徐々に放出するように製剤学的な工夫を施した薬剤。薬物の放出を遅らせるために,高分子化合物でできた皮膜で薬物を覆ったり,小さな穴を持つ…

タンマン たんまん Gustav Heinrich Johann Apollon Tammann (1861―1938)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ロシア生まれ、ドイツ系の物理化学者。デルプト(ロシア、現、タルトゥ)の大学教授からゲッティンゲン大学教授となる。高圧での測定技術を開拓して…

バナジウム vanadium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
元素記号V,原子番号 23,原子量 50.9415。周期表5族元素。天然にはカルノー石,パトロナイトなどとして産出する。岩石中に広く分布し,地殻における…

プロカインアミド procaine amide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
プロカインのエステル結合をアミド結合に変えた化合物。不整脈治療剤である。作用はプロカインに類似しているが,中枢神経に対しては弱く,心臓に対…

分子 ぶんし molecule

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
各物質に固有な性質をそなえた最小の粒子。物質は分子の集合体であり,分子をさらに分割すると,その物質の性質を失った粒子になってしまう。分子の…

分子構造 ぶんしこうぞう molecular structure

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
分子内における各原子の空間配置,およびそれらの結合の状態をいう。原子相互の配置を簡単な原子価に基づいて二次元的に表わす構造から,立体異性や…

有機EL

ASCII.jpデジタル用語辞典
有機化合物に電圧を加えると、熱をほとんど出さずに発光する現象のこと。多くのメーカーによってディスプレイや電子ペーパーへの応用が進行している…

酸化バリウム さんかばりうむ barium oxide

日本大百科全書(ニッポニカ)
バリウムと酸素の化合物。重土、バライタともいう。水酸化物や硝酸塩の熱分解によって得られるが、解離圧が低いので、工業的には炭酸塩に炭素を加え…

マファルゾール まふぁるぞーる Mapharsol ドイツ語

日本大百科全書(ニッポニカ)
マファルセンともいい、ヒ素化合物である塩酸オキソフェナルシンの商品名。エールリヒと秦(はた)佐八郎によって初めて取り出されたが、毒性のために…

ラウリルアルコール らうりるあるこーる lauryl alcohol

日本大百科全書(ニッポニカ)
炭素数12個の直鎖飽和一価アルコール。1-ドデカノールの慣用名。炭素12個の直鎖炭化水素の最末端の炭素上の水素原子1個をヒドロキシ基で置換した化合…

グアノシン三リン酸 ぐあのしんさんりんさん

日本大百科全書(ニッポニカ)
生体内に広く分布する化学物質で、GTPと略称される。グアノシンのリボースの5'ヒドロキシ基に3分子のリン酸が結合したもので、ATP(アデノシン三リン…

アルトゥル・ルドルフ ハンチ Arthur Rudolf Hantzsch

20世紀西洋人名事典
1857.3.7 - 1935.3.14 ドイツの化学者。 元・チューリヒ工業大学教授,元・ヴュルツブルク大学教授,元・ライプチヒ大学教授。 ドレスデン生まれ。 …

フレデリック・スタンレー キッピング Frederick Stanly Kipping

20世紀西洋人名事典
1863.8.16 - 1949.5.1 英国の化学者。 元・ノッチンガム大学化学教授。 マンチェスター生まれ。 マンチェスター大学でロスコーに学び、マンチェス…

水酸化リチウム スイサンカリチウム lithium hydroxide

化学辞典 第2版
LiOH(23.95).炭酸リチウムと水酸化カルシウムとの反応により,水溶液から一水和物が得られる.真空中で五酸化二リンを用いて脱水して無水物が得られ…

ジルコニウム酸塩 ジルコニウムサンエン zirconate

化学辞典 第2版
ジルコン酸塩ともいう.ジルコニウムの水酸化物と,金属酸化物(または水酸化物)とを混合して融解すると,組成上オルト酸塩MⅠ4ZrO4,またはメタ酸塩MⅠ…

脱水素酵素 ダッスイソコウソ dehydrogenase

化学辞典 第2版
デヒドロゲナーゼともいう.酸化還元酵素の一種.有機化合物の脱水素反応を触媒する酵素の総称.ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD),または…

分子性結晶 ブンシセイケッショウ molecular crystal

化学辞典 第2版
ファンデルワールス力を主とした弱い結合力により,分子が互いに結合してできる結晶.結晶エネルギーが小さく,融点も一般に低い.ベンゼン,ナフタ…

カルボアニオン カルボアニオン carbanion

化学辞典 第2版
有機化合物において,炭素原子上に負電荷をもつものをいう.このようなイオンは,反応中間体として生成すると考えられるものが多い.炭素-炭素,炭素…

(ジクロロヨード)ベンゼン ジクロロヨードベンゼン (dichloroiode)benzene

化学辞典 第2版
C6H5ICl2(274.90).ヨードベンゼンジクロリド(indobenzene dichloride),フェニルヨウ素(Ⅲ)ジクロリド(phenyliodine(Ⅲ) dichloride)ともいう.低温で…

紫外可視分光光度計 シガイカシブンコウコウドケイ ultraviolet-visible spectrophotometer

化学辞典 第2版
紫外可視分光光電光度計ともいう.紫外部,および可視部の単色光を使用し,試料物質の分光吸収の相対強度を測定する機器.紫外部の光源としては水素…

熱分解 (ねつぶんかい) thermal cracking pyrolysis

改訂新版 世界大百科事典
化合物を加熱して,より安定ないくつかの化合物へと分解すること。クラッキング,分解蒸留ともいわれる。これは一般的に熱分解反応と呼ばれるが,と…

ビスマス ビスマス bismuth

化学辞典 第2版
Bi.原子番号83の元素.電子配置[Xe]4f 145d106s26p3の周期表15族非金属元素.原子量208.98040(1).もっとも高い原子番号の非放射性元素.安定核種が…

かいてん‐ほうぶつめん〔クワイテンハウブツメン〕【回転放物面】

デジタル大辞泉
⇒放物面

ネオジム neodymium Neodym[ドイツ]

改訂新版 世界大百科事典
周期表第ⅢA族,希土類元素に属するランタノイド元素の一つ。1885年オーストリアのF.vonウェルスバハが,それまで単一元素とされていたジジムdidymium…

クロム くろむ chromium

日本大百科全書(ニッポニカ)
周期表第6族に属する金属元素の一つ。原子番号24、元素記号Cr。1797年フランスのボークランがシベリア産の鉱物である紅鉛(こうえん)鉱PbCrO4から発見…

そら‐ものづ・く【空物憑】

精選版 日本国語大辞典
〘 自動詞 カ行四段活用 〙 もののけなどのついたようなふりをする。狐つきなどのまねをする。[初出の実例]「此女の、しとぎほしかりければ、そらも…

ニトログアニジン nitroguanidine

改訂新版 世界大百科事典
1877年に初めて合成されたニトラミン化合物。略記号NGd。第2次大戦以降,トリプルベース発射薬の一成分として用いられるようになった。ニトログアニ…

ガス検知管 (ガスけんちかん) gas detecting tube

改訂新版 世界大百科事典
ガス濃度測定の一方法として,ピストンを備えたガス採取器で一定量のサンプルを採取し,これをガス検知剤と吸着剤(シリカゲル粒)とを交互に充てん…

テトラクロロメタン てとらくろろめたん tetrachloromethane

日本大百科全書(ニッポニカ)
メタンCH4の水素原子4個を塩素で置換した化合物。通常四塩化炭素といい、このほうが普通に使われる。工業的には二硫化炭素に塩素を反応させてつくる…

重金属拮抗薬 じゅうきんぞくきっこうやく

日本大百科全書(ニッポニカ)
重金属拮抗剤。重金属の中毒の解毒に用いられる薬物。重金属塩はタンパクと結合して不溶性の化合物をつくり、局所作用として皮膚、粘膜の収斂(しゅう…

イオン結晶 イオンけっしょう ionic crystal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
陽イオンと陰イオンが静電気引力 (クーロン引力) でイオン結合し凝集している結晶。固体状態では電気絶縁性であるが,高温ではイオンが運動して導電…

イノシトール inositol; cyclohexane hexol

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イノシット Inositともいう。ときにビタミンB複合体に含められる有機化合物で,化学的構造 ( C6H12O6 ) はブドウ糖によく似た環式六価アルコール。融…

エーテル ether

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
(1) エチルエーテルの通称。 (2) 2個の炭化水素残基 R ,R' が酸素原子に結合した R-O-R' の形をとる化合物の総称。 R ,R' が同じものを単一エー…

デュ・ビニョー Du Vigneaud, Vincent

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1901.5.18. シカゴ[没]1978.12.11. ホワイトプレーンズアメリカの生化学者。イリノイ大学に学び,1927年ロチェスター大学で学位を取得したのち,…

日本アイソトープ協会 にほんアイソトープきょうかい Japan Radioisotope Association

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
日本の科学技術の振興に資するため,ラジオアイソトープ (→放射性同位元素 ) の応用に関する技術の向上と普及をはかる目的で 1951年に創立された学術…

サイトカイニン cytokinin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
植物ホルモンのうちの一群で,6-アミノプリンの置換誘導体の一般式で表示できる。代表的なものは,最初に DNA分解物中から発見されたカイネチンで (1…

ポリウォーター polywater

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
1966年ソ連科学アカデミーの B.デリアギンは四量体 (H2O)4 と称する異常な水の存在を報告したが,アメリカのメリーランド大学の E.R.リピンコットは …

メーヨー Mayow, John

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1640.5.24. ブレー[没]1679.10.10. ロンドンイギリスの化学者,生理学者。オックスフォード大学で法律,医学を修める。地方都市バスで医者を開業…

フェロセン ferrocene

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
化学式 (C5H5)2Fe 。2個のシクロペンタジエニル環の中間に鉄原子が存在するπ錯体。橙色の針状晶,融点 173~174℃。安定で,水,10%水酸化ナトリウム…

長倉三郎 ながくらさぶろう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1920.10.3. 静岡,沼津[没]2020.4.16. 東京物理化学者。分子軌道法を用いて,分子の電子構造(電荷の分布や移動)と化学反応の関係を明らかにす…

RS表示 アールエスヒョウジ RS convention

化学辞典 第2版
キラル化合物の絶対配置を区別するために,RとSの記号を用いて表示する方法.R.S. Cahn,C.K. Ingold(インゴルド),V. Prelog(プレローグ)によって19…

ペーパークロマトグラフィー ペーパークロマトグラフィー paper chromatography

化学辞典 第2版
沪紙クロマトグラフィーともいう.沪紙に含んだ液体を固定相とし,溶媒を移動相としたクロマトグラフィー.沪紙の一端に混合試料をスポットし,溶媒…

デオキシ糖 デオキシトウ deoxy sugar

化学辞典 第2版
糖分子中の一つもしくはそれ以上のヒドロキシ基が水素原子で置換された化合物の総称.生物界にはペントースとヘキソース由来のデオキシ糖が多糖類,…

マレイン酸 マレインサン maleic acid

化学辞典 第2版
(Z)-butenedioic acid.C4H4O4(116.07).不飽和の二塩基酸.五酸化バナジウムを触媒としてベンゼンやブテンを気相酸化して得る.このとき,無水マレ…

p-メンタン パラメンタン p-menthane

化学辞典 第2版
1-isopropyl-4-methylcyclohexane.C10H20(140.27).多くの単環性モノテルペンの基本骨格に相当する炭化水素.メチル基とイソプロピル基の結合位置に…

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群馬県のマスコットキャラクター。人間だと7歳ぐらいのポニーとの設定。1994年の第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック群馬大会)で「ゆうまちゃん」として誕生。2008年にぐんまちゃんに改名...

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