「昭明太子」の検索結果

6,854件


【沈思】ちんし

普及版 字通
深く思念する。梁・昭明太子〔文選の序〕事は沈思に出で、義は(かんさう)(詩文)に歸す。故に夫(か)の什と、雜(まじ)へて之れを集む。く室より、代…

ちょう‐り(チャウ‥)【帳裡】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 座所にめぐらしたとばりの中。[初出の実例]「幸得三良夫憐二玉貌一、鬱金帳裡薦二蛾眉一」(出典:文華秀麗集(818)中・奉和春閨怨〈巨勢…

【薪水】しんすい

普及版 字通
炊事など。梁・昭明太子〔陶靖節(潜)伝〕一力をりて其の子に給す。書して曰く、汝旦夕の費、自ら給するをしと爲す。今此の力をはし、汝の水の勞を…

文選 もんぜん

旺文社世界史事典 三訂版
周から南北朝の梁 (りよう) までの代表的な詩と散文を集めた書梁の昭明太子が編集。初め30巻,のち注釈を加えて60巻。深い内容と美的表現を備え,文…

【馳競】ちきよう(きやう)

普及版 字通
はせきそう。梁・昭明太子〔陶靖節(潜)集の序〕嘗(かつ)て謂(おも)へらく、能く淵のをるらば、馳競の(わす)れ、鄙吝(ひりん)の(はら)ふ。貪夫も以…

【滄溟】そう(さう)めい

普及版 字通
大海。梁・簡文帝〔昭明太子集の序〕夫(か)の嵩(すう)・霍(くわく)(ともに山名)の峻(たか)き、以て其の高きを方(くら)ぶる無く、滄溟の深き、其の…

きん‐こう【金口】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 器物の口の部分を金属で作ったもの。② ⇒こんく(金口)③ 雄弁でよい意見を多く出す口。〔日葡辞書(1603‐04)〕④ 相手を敬ってその人の…

【筆陣】ひつじん(ぢん)

普及版 字通
運筆や詩文の構成を陣法にたとえる。梁・昭明太子〔錦帯書十二月啓、太簇正月〕んで想ふに、足下、(こころ)書帳に游び、性琴堂に縱(ほしいまま)にし…

『文選』(もんぜん)

山川 世界史小辞典 改訂新版
梁(りょう)の昭明太子蕭統(しょうとう)の編。30巻。周より梁に至る百数十人の詩と散文800余を収録し,美文が多い。唐の李善注(りぜんちゅう)など6人…

【憂畏】ゆうい(いうゐ)

普及版 字通
うれえ畏れる。梁・昭明太子〔陶淵明集の序〕宜(うべ)なるかな、大塊と與(とも)にして盈し、中和に從つて任放すること。豈に能く戚戚として憂畏に勞…

【韜光】とうこう(たうくわう)

普及版 字通
世の中からかくれる。韜。梁・昭明太子〔陶靖節(潜)集の序〕夫(そ)れ自ら衒(う)り自ら媒するは、士女の醜行なり。(そこな)はず求めざるは、の用心…

ふ‐そう(‥サウ)【腐草】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 くさった草。腐敗した草。[初出の実例]「変化有レ時生二腐草一、浮沈不レ定度二清流一」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)二・翫蛍〈惟宗孝…

【談叢】だんそう

普及版 字通
多くの人が集まって話をする。その場所。〔梁書、昭明太子伝〕(哀冊)時才を覽し、を羅(まうら)し、學は優洽を窮め、辭は富に歸す。或いは談叢を擅(…

や‐き【夜気】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 夜の空気。夜の静かな様子、気配。[初出の実例]「草葉に置ける朝の露を嘗め、夜気(ヤキ)に潤へる地に身を当てて」(出典:太平記(14C…

しょう‐じ(セウ‥)【小児】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「じ」は「児」の漢音 )① 自分の子をへりくだっていうのに用いる。また、他人をあざけっていう語。小人。豎子。[初出の実例]「少児何足…

だん‐しょ【談緒】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「しょ」は「緒」の漢音 ) はなしのいとぐち。だんちょ。[初出の実例]「加之(しかのみならず)に文学も亦益開け、人みな言語に習ひて、…

き‐あん【攲案・欹案】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 書物を置いて見るために斜めに傾けて作った台。見台。[初出の実例]「大夫、粧飾端整、紅錦蒲団に尻し、銀鏤欹案(〈注〉ケンダイ)に鼻す…

び‐か【微瑕】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 すこしのきず。わずかな欠点。ちょっとしたあやまち。[初出の実例]「そしるべからずと云ども、白璧の微瑕(ビカ)なきにはあらず」(出典:…

総集 そうしゅう Zong-ji

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
中国,詩文集の一種。1人の詩文を集めたものを「別集」というのに対する語で,2人以上の詩文を集めた書のこと。代表的なものに,六朝時代梁の昭明太…

しんすい【薪水】 の 労((ろう))

精選版 日本国語大辞典
炊事などの労働。転じて、人に仕えて、日常の雑事などに骨身をおしまず働くこと。[初出の実例]「芭蕉の下葉に軒をならべて、予が薪水の労をたすく」(…

【情款】じようかん(じやうくわん)

普及版 字通
よしみ。ねんごろ。梁・昭明太子〔陶靖節(潜)伝〕是れより先、顏之、劉柳の後軍功曹と爲りて潯陽に在り、淵と款あり。後、始安郡と爲り、潯陽を經…

【詞林】しりん

普及版 字通
詩文の集。文壇。梁・昭明太子〔晋安王に答ふる書〕(三墳、史書)を(かうかく)とし、詞林に漁獵す。~孝友忠貞の跡を見、治亂驕奢の事を覩(み)、以…

れい‐げつ【令月】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① めでたい月。すべて物事を行なうのによい月。[初出の実例]「于レ時初春令月 気淑風和」(出典:万葉集(8C後)五・八一五右序文)[その…

や‐げつ【夜月】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 夜の月。[初出の実例]「真珠暗箔秋風閉、楊柳疎窓夜月寒」(出典:文華秀麗集(818)中・和伴姫秋夜閨情〈巨勢識人〉)「きを守る幽魂は夜…

りょう‐りゃく(リャウ‥)【領略】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 意義をさとること。納得すること。[初出の実例]「稼穡艱難若領略、栴檀仏寺利名場」(出典:狂雲集(15C後)紹鵷蔵主規地卜居。家徒四…

せい‐しん【清新】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 形動 ) 新しくてすがすがしいこと。新しくて生き生きとしていること。また、そのさま。[初出の実例]「右承句詞意清新、能伝二家様一」(…

じょう‐かん(ジャウクヮン)【情款・情欵】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 親しくまじわる気持。よしみ。[初出の実例]「君只叙二寒喧一而已。不レ及二情欵一」(出典:空華日用工夫略集‐永徳三年(1383)四月一四日…

しん【箴】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① はり。縫い針。また、病気の治療に用いる石鍼(いしばり)。〔礼記‐内則〕② 戒めとなるもの。戒めとなることば。また、その文体。箴言(し…

ぜん‐じゅく【全熟】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 十分に熟していること。充実していること。〔梁書‐昭明太子伝〕② 完全にゆであがっていること。かたゆで。[初出の実例]「全熟(ゼンジュ…

りゅう‐どう(リウ‥)【流動】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ながれうごくこと。また、移り変わること。[初出の実例]「並流とはあちこちに流動してゆくを云」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)五)…

もんぜん【文選】

デジタル大辞泉
中国の詩文集。梁の昭明太子(蕭統しょうとう)の編。6世紀前半に成立。周代から梁まで約千年間の代表的文学作品760編を37のジャンルに分けて収録。3…

りょく‐そう(‥サウ)【緑草】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 みどりの草。青草。碧草。[初出の実例]「春岸釣抛忘二緑草一、朝端齢老杖二紅藤一」(出典:本朝麗藻(1010か)下・早夏陪宴同賦所貴是賢…

れい‐せん【冷泉】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 つめたい水のわき出る泉。また、その水。特に、水温がその土地の年平均気温以下の地下水。日本では摂氏二五度以下の地下水をいうことが多…

文選 もんぜん

旺文社日本史事典 三訂版
中国,六朝時代の梁の昭明太子編の詩文集30巻。周から梁までの約1000年間の127人の作品,800余を集めたもの。日本には奈良時代に伝来し,『万葉集』…

かん‐そう(‥サウ)【翰藻】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 詩歌や文章をいう語。[初出の実例]「競二騖乎儒雅之林一、况翰藻淵英、声華卓犖」(出典:本朝文粋(1060頃)一二・藤原有章讚〈菅原文時…

はくへき【白璧】 の 微瑕((びか))

精選版 日本国語大辞典
白く美しい玉にわずかなきずがあるように、ほとんど完全なものに少しの欠点があることのたとえ。玉に瑕(きず)。[初出の実例]「そしるべからずと云ど…

劉孝綽 りゅうこうしゃく Liu Xiao-chuo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]建元3(481)[没]大同5(539)中国,六朝時代の梁の文学者。彭城 (江蘇省銅山県) の人。本名,冉。孝綽は字。7歳で文をつくり,神童といわれて沈約 (…

もんぜん【文選】

精選版 日本国語大辞典
中国の総集。三〇巻。梁の昭明太子蕭統(しょうとう)ら撰。六世紀前半に成立。唐の李善注本六〇巻が伝わる。周から梁に至る約千年間の美文の粋、約八…

ぎょく‐しょく【玉燭】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 四季が調和すれば、万物が玉の燭のように輝くの意から ) 春夏秋冬の四季の気候。また、それが順調に移り変わること。太平で盛んな世の…

てん‐そく【填塞】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 物をつめてふさぐこと。充満すること。また、つまりふさがること。[初出の実例]「賊軍填塞」(出典:日本外史(1827)五)「心胸填塞(〈注…

さん‐そう(‥サウ)【山荘・山庄】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 古くは「さんぞう」 ) 山の中にある別荘。さんしょう。《 季語・夏 》[初出の実例]「左大臣源朝臣常山庄在二丘南一、因献二御贄一、賜…

ぎょく‐う【玉宇】

精選版 日本国語大辞典
[ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 「玉」は美称 )① 美しく飾った御殿。立派な屋敷。[初出の実例]「玉宇干レ雲遙漢外。金鋪照レ地大陽前」(出典:本朝無題詩(1162‐…

ほう‐たく【宝鐸】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 寺院の堂塔の四隅の軒などに吊して飾りとする大きな鈴。また、銅鐸の美称。風鐸(ふうたく)。ほうちゃく。宝鐸〈奈良県法隆寺五重塔〉[初…

くん‐せん【薫染】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 香気がうつりしみること。転じて、よい感化を受けること。[初出の実例]「文運漸隆、為レ其所二薫染鎔化一、大有二解悟一」(出典:随筆・…

簡文帝 (かんぶんてい) Jiǎn wén dì 生没年:503-551

改訂新版 世界大百科事典
中国,南朝梁の第2代皇帝。在位549-551年。姓名は蕭綱,武帝第3子。兄昭明太子の病死後,皇太子となり,武帝の死後,反将侯景に擁立されて即位した。…

六朝文化 りくちょうぶんか

旺文社世界史事典 三訂版
六朝時代に江南で栄えた貴族的文化この時代に江南では中国の伝統的貴族文化が栄え,華北が異民族興亡の場となったのと好対照をなした。仏教が盛んに…

じょう‐けい(ジャウ‥)【上啓】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 令制で、臣下が皇太子・皇后・皇太后・太皇太后に物事を申し上げること。また、その文書。[初出の実例]「皇后皇太子。於二太皇太后皇太…

むげん【無弦】 の=琴((きん))[=素琴((そきん))]

精選版 日本国語大辞典
( 陶潜は琴ができなかったが、弦のない琴を持っていて、酒を飲むとその琴を撫したという、梁昭明太子の「陶靖節伝」などに見える故事による ) 弦の張…

し‐りん【詞林】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 詩文を多く集めた書物。また、詩歌や文章。[初出の実例]「忽辱二芳音一翰苑レ雲兼垂二倭詩一詞林舒レ錦」(出典:万葉集(8C後)一七・…

劉勰 りゅうきょう Liu Xie

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]泰始2 (466)頃[没]普通1 (520)頃中国,六朝時代の梁の文芸理論家。莒(きょ。山東省)の人。字は彦和(げんわ)。幼少で父を失い,家が貧しかっ…

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