イミン
- 百科事典マイペディア
- 基>C=NHをもつ化合物の総称。ピロリジンC4H9N,ピペリジンC5H11Nなど。アンモニアとケトンまたはアルデヒドとの縮合反応で生ずるが不安定で,加水…
リソソーム
- 栄養・生化学辞典
- 細胞内の小器官の一つで,内部にいずれも微酸性領域に至適pHをもつグリコシダーゼ,エステラーゼ,リパーゼ,ヌクレアーゼ,ペプチダーゼ,プロテ…
ブチルリチウム butyllithium
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式C4H9Liで表される有機金属化合物。ブロモブタンにエーテル中で金属リチウムを作用させて得られる。無色の液体。リチウムの結合する炭素の位置…
第一級アルコール ダイイッキュウアルコール primary alcohol
- 化学辞典 第2版
- 有機化合物中のメチル基が1個のヒドロキシ基で置換した構造をもつ化合物の総称.エタノールがもっとも単純な構造をもつ重要な第一級アルコールである…
ジベンゼンクロム dibenzenechromium
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式[Cr(C6H6)2]。酸化数0のクロム原子に二つのベンゼン分子が平行にπ電子で配位したπ錯体で,サンドイッチ化合物の典型である(図)。1955年…
ばいすうひれい‐の‐ほうそく〔‐ハフソク〕【倍数比例の法則】
- デジタル大辞泉
- 2種の元素からなる化合物がいくつかあるとき、一方の元素の一定量と化合する他方の元素の量は、簡単な整数比をなすという法則。1803年にドルトンが原…
グリニャール試薬 グリニャールシヤク Grignard reagent
- 化学辞典 第2版
- 一般式RMgX(Rはアルキルまたはアリール基,XはCl,Br,I)をもつ有機マグネシウム化合物.1900年にF.A.V. Grignard(グリニャール)によってはじめて報…
しえんか‐けいそ〔シエンクワ‐〕【四塩化×珪素】
- デジタル大辞泉
- 炭化珪素または二酸化珪素と炭素の混合物を塩素気流中で熱して得られる無色の液体。空気中の湿気で発煙する。有機珪素化合物・シリコーン樹脂の原料…
こうそ‐へんかん〔カウソヘンクワン〕【酵素変換】
- デジタル大辞泉
- 酵素を生体触媒として利用し、化合物の合成や有用物質の生産をすること。バイオトランスフォーメーション。
クロルデン(chlordane)
- デジタル大辞泉
- 有機塩素系化合物の一。農薬・家庭用殺虫剤・家庭用白あり駆除剤などとして用いられてきたが、現在は使用禁止。
くうちゅうちっそ‐こていほう〔‐コテイハフ〕【空中窒素固定法】
- デジタル大辞泉
- 空気中の窒素を原料として、アンモニアや石灰窒素などの窒素化合物を合成する方法。ハーバーボッシュ法が代表的。
ポリペプチド
- 栄養・生化学辞典
- ポリペプチド鎖ともいう.アミノ酸がペプチド結合によってつながった化合物.タンパク質もポリペプチドである.
フレオン
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Freon ) 塩素と弗素(ふっそ)のついた低級炭化水素化合物フロンのアメリカ、デュポン社の商標名。
アミドトランスフェラーゼ
- 栄養・生化学辞典
- 酸アミドの-NH2を他の-NH2を含む化合物に置き換える酵素.イソペプチド結合の生成などを触媒する.
酸無水物
- 栄養・生化学辞典
- カルボン酸のカルボキシル基の二つが脱水縮合した化合物.分子内で脱水する場合と分子間で脱水するものがある.
分解 ブンカイ decomposition
- 化学辞典 第2版
- ある化合物が2種類以上のより簡単な物質に変化すること.ただし,この分解が可逆的である場合には解離という.
プロトン捕そく剤 プロトンホソクザイ proton scavenger
- 化学辞典 第2版
- 放射線化学などにおいて,反応におけるプロトンを含む正イオンの寄与を調べる目的で,反応系に加えられる化合物をいう.反応系に生じた正イオンから…
立体異性 リッタイイセイ stereoisomerism
- 化学辞典 第2版
- 原子の配列順序は同じであるが,立体的な配置(分子の立体構造)が違うために生じる異性の総称.幾何異性,鏡像異性,ジアステレオ異性,回転異性,配…
ジアゾ diazo
- 日中辞典 第3版
- 〈化学〉重氮zhòngdàn.ジアゾ化重氮化(作用)zhòngdànhuà (zuòyòng).ジアゾ化合…
so・da /sóudə/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]((複)~s)1 [U][C]ソーダ水,炭酸水(soda water);((米))ソーダ(◇ソーダ水に果汁・アイスクリームなどを入れた飲み物).(an) ice cream so…
リグニン
- 百科事典マイペディア
- 木質素とも。木化した植物体の主成分の一つ。木材中の20〜30%を占める。3種のプロピルベンゼン化合物を主体とする網状高分子化合物。主として中間…
媒染剤【ばいせんざい】
- 百科事典マイペディア
- 染色を助ける金属化合物。染料が直接繊維に染着しないとき,あらかじめ繊維に適当な金属化合物の水溶液をしみこませておくと,金属イオンと染料分子…
ピクリン酸【ピクリンさん】
- 百科事典マイペディア
- 2,4,6−トリニトロフェノール(NO2)3C6H2OHの慣用名。黄色結晶。融点122.5℃。沸騰水,エチルアルコールなどに可溶,アセトンに易溶。かなり強い酸…
フラボノイド
- 百科事典マイペディア
- 植物界に広く分布する色素化合物(環状有機化合物)の総称。カルコン,フラバノン,フラボン,フラボノール,フラバノノール,フラバノール,イソフ…
窒素固定 ちっそこてい nitrogen fixation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 空気中の遊離窒素を用いて窒素化合物をつくること。自然界にみられるのは,マメ科植物の根粒やアゾトバクターなどの微生物の作用により遊離窒素ガス…
水素化ウラン すいそかウラン uranium hydride
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 UH3 。存在は 1929年に確認された。ウラン粉末を水素中で 225~250℃に加熱すると生成する。褐黒色の粉末。比重 10.92,電気伝導性がある。酸…
ジアゾニウム塩 ジアゾニウムえん diazonium salt
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 一般式は C6H5N≡NX (Xは通常ハロゲン原子) 。芳香族第一アミンを亜硝酸でジアゾ化することによって得られる。熱に対して不安定で,分解して窒素を発…
ニトロシル ニトロシル nitrosyl
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】独立した分子(または原子団)からなる無機化合物中のNO基.一般には,陽イオンまたは陽性原子団としてはたらいている.【Ⅱ】配位化合物のNO配位…
シリルエノールエーテル シリルエノールエーテル silyl enol ether
- 化学辞典 第2版
- ケトンやアルデヒドがエノール化し,シリル基との間でエーテル結合を形成した化合物の総称.シリル基としてはトリメチルシリル基などが一般的である…
塩 エン salt
- 化学辞典 第2版
- 一般に,酸と塩基との中和反応によって生じる化合物であるが,中和反応以外でも生じうるので,形式的には酸の陰性基と塩の陽性基からなるイオン性化…
ヒュッケル
- 百科事典マイペディア
- ドイツの物理化学者。ゲッチンゲン大学に学び,チューリヒ工科大学,ロンドン大学などを経て,1937年マールブルク大学教授。1923年,P.J.W.デバイと…
鈴木啓介 (すずき-けいすけ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1954- 昭和後期-平成時代の有機合成化学者。昭和29年6月24日生まれ。慶大の助手,助教授などをへて,平成6年教授。同年「糖類関連化合物の高選択的有…
ニトロメタン にとろめたん nitromethane
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 脂肪族ニトロ化合物の一つ。無色の液体。水に約9%溶け酸性を示す。有機溶媒に易溶、金属塩は爆発性がある。蒸気も液体も有毒で、貧血や神経系、肝臓…
伊勢化学工業
- 日本の企業がわかる事典2014-2015
- 正式社名「伊勢化学工業株式会社」。英文社名「ISE CHEMICALS CORPORATION」。化学工業。昭和2年(1927)前身の「伊勢沃度工場」創業。同23年(1948)設…
水素化物 (すいそかぶつ) hydride
- 改訂新版 世界大百科事典
- 水素が負電荷をもっているとみなされる化合物をいう(水素化物イオンhydride ionはH⁻を意味し,H⁺とは厳密に区別されている)。また広く水素と他の元…
高分子物性 こうぶんしぶっせい high polymer property
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 高分子化合物は別名巨大分子といわれるほど分子量が大きいので,それ自体がもつ特別な性質が知られている。このような特性を高分子物性という。一般…
テトラジン tetrazine
- 改訂新版 世界大百科事典
- 窒素4原子を含む6員環芳香族複素環化合物。窒素の位置によって,上に示す3種の異性体が考えられるが,aは誘導体のみ知られ,bは未知の化合物である。…
フェニル酢酸イソアミル
- 栄養・生化学辞典
- C13H18O2(mw206.29). 甘い香気を有する化合物で,着香剤として使われる食品添加物.
ミセル
- 栄養・生化学辞典
- 化合物がファンデルワールス引力によって多数が規則的に配列している状態.例えば脂肪と界面活性剤のミセル.
むき‐がんりょう〔‐ガンレウ〕【無機顔料】
- デジタル大辞泉
- 無機化合物からなる顔料。ベンガラ・紺青こんじょう・鉛丹えんたん・朱しゅなど。ペイントや絵の具の原料。
みしょうせい‐カルシウム〔ミセウセイ‐〕【未焼成カルシウム】
- デジタル大辞泉
- 貝殻・真珠層・造礁サンゴ・骨・卵の殻などを乾燥し、粉末状にして得られたカルシウム化合物。→焼成カルシウム
りゅうさん‐えん(リウサン‥)【硫酸塩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 硫酸中の水素一個または二個全部が金属に置き換えられた化合物。〔舎密開宗(1837‐47)〕
機能性高分子【きのうせいこうぶんし】
- 百科事典マイペディア
- 特徴的な分子構造や反応性のある基をもつことなどによって,特別な機能を現す高分子化合物。広義にはタンパク質や核酸などの生体高分子を含めること…
共役二重結合【きょうやくにじゅうけつごう】
- 百科事典マイペディア
- 単結合と二重結合が交互に連らなった結合をいい,二重結合をつくっている電子がかなり自由に動けるため,実際には単結合と二重結合とが混じり合った…
構造異性 こうぞういせい structural isomerism
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) 分子式は同じでも,その化学的性質が異なっていて,異なった構造式で表わされる2つ以上の化合物がある場合,これらの化合物は互いに構造異性の関…
化学化石 かがくかせき chemical fossil
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 堆積(たいせき)岩や化石に含まれている有機物質が生物体から由来するものであった場合、これらの有機化合物を化学化石とよぶ。アメリカのカーネギー…
多中心結合 タチュウシンケツゴウ multi-center bond
- 化学辞典 第2版
- 普通の分子は,各原子間に少なくとも一対以上の電子が配置される二中心結合によって成り立っている.しかし,分子の各結合ごとに一対ずつ電子を配置…
シアノヒドリン シアノヒドリン cyanohydrin
- 化学辞典 第2版
- ヒドロキシニトリルともいう.分子内にヒドロキシ基とシアノ基とを含む化合物.同一炭素原子にヒドロキシ基とシアノ基とがついているα-シアノヒドリ…
有機半導体 ユウキハンドウタイ organic semiconductor
- 化学辞典 第2版
- 一般に,電気抵抗が 10-13 Ω cm より小さい有機化合物をいう.1950年代のはじめに,赤松秀雄と井口洋夫が一連の縮合多環芳香族化合物についての電気…
ニトロ‐か〔‐クワ〕【ニトロ化】
- デジタル大辞泉
- 有機化合物の分子中の水素原子をニトロ基に置換する化学反応。ニトロ置換。