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みつ‐ばち【三鉢】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 肴三種(煮物・あえもの・刺身)をそろえた鉢料理。〔随筆・皇都午睡(1850)〕

みつ‐わ【三輪】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 紋所の名。三つの円形をすこしずつ重ねて図案化したもの。② 「みつわまげ(三輪髷)」の略。[初出の実例]「老込まぬ昔三輪に檜垣結ひ」(…

みめぐり【三囲】

精選版 日本国語大辞典
三囲神社の略称。また、その付近の通称。

みよし‐まなぶ【三好学】

精選版 日本国語大辞典
植物学者。岐阜県出身。帝国大学卒。同大教授。植物生理学・生態学に先駆的研究を残した。桜の研究の権威。天然記念物保護事業の主唱者。著に「欧州…

みくに【三国】

精選版 日本国語大辞典
[ 一 ] 福井県北部の地名。九頭龍川の河口に臨む。北陸道の要港で日本海三津七港の一つ。江戸時代には日本海西回り航路の寄港地として繁栄。現在は漁…

ね‐そう(‥サウ)【年三】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「ねんそう」の撥音の無表記 ) 正月、五月、九月と年に三度、月の前半一五日間に行なう精進。元来、農耕儀礼に基づく忌(いみ)月だった…

さん‐う【三有】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 普通、連声(れんじょう)で「さんぬ」と発音する ) ⇒さんぬ(三有)

さん‐か(‥クヮ)【三貨】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 金貨、銀貨、銭貨の三種の貨幣。

さんかく‐やしき【三角屋敷】

精選版 日本国語大辞典
[ 1 ] 〘 名詞 〙 敷地が三角形をなす邸(やしき)。不吉なものとされた。[ 2 ] 江戸、深川平野町(台東区深川一丁目)にあった地名。付近に直助長屋と…

さん‐かん(‥クヮン)【三管】

精選版 日本国語大辞典
[ 1 ] 〘 名詞 〙 雅楽の用語。唐楽の管楽器である、笙(しょう)、横笛(おうてき)、篳篥(ひちりき)の総称。〔楽家録(1690)〕[ 2 ] 「さんかんれい(…

さん‐きょう(‥ケウ)【三教】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「さんぎょう」とも )① 三つの教え。または三つの宗教。(イ) 儒教・仏教・道教をいう。[初出の実例]「復座、今当敞二三教一、以二十韻…

さん‐きょう(‥キャウ)【三経】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 三種の根本経典。① 儒教で、唐代、その経典を分量の多少によって、大経(礼記・春秋左氏伝)、中経(詩・周礼・儀礼)、小経(易・尚書・…

さん‐くう【三空】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 仏語。① 我空(人空)・法空・倶空(人法二空)の三つ。自他を含む一切の実体的存在を三種の立場から否定し、一切皆空を説いたもの。[初…

さん‐けい【三径・三逕】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 漢の蒋詡(しょうく)が庭に三すじの小道を作り、松・菊・竹をそれぞれの小道に植えたという故事から ) 庭園内の三すじのこみち。転じて…

さん‐こ【三戸】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 非常に少ない戸数。小国のたとえ。[初出の実例]「されば楚は三戸(さんコ)の小国なれども、秦を亡さんずる人は、必ず楚王の子孫にあるべ…

さん‐こ【三鼓】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 雅楽の中の唐楽に用いられる打楽器で、鞨鼓(かっこ)・太鼓・鉦鼓の総称。[初出の実例]「三皷総論目録」(出典:楽家録(1690)二五)② ( …

さん‐さい【三斎】

精選版 日本国語大辞典
[ 1 ] 〘 名詞 〙 一か月の中に、五の日(五日・一五日・二五日)または八の日(八日・一八日・二八日)というように三日の日数を定めて事をなすこと…

さん‐じ【三事】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 三つの事柄。[初出の実例]「年号は平治なり、花洛は平安城なり、我らは平氏なれば、三事相応せり」(出典:平治物語(1220頃か)中)② 春…

さんじゅう‐しょう(サンヂュウシャウ)【三重唱】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 三つの声部を三人の歌い手が同時に歌うこと。また、その曲。[初出の実例]「むずかしい曲を二重唱や三重唱で上手にうたうのです」(出典:…

さん‐じゅう【三従】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 女性が従うべきとされた三つの道。仏教や儒教道徳でいわれたもの。家にあっては父に従い、嫁(か)しては夫に従い、夫が死んだあとは子に従…

さん‐しゅら【三修羅】

精選版 日本国語大辞典
修羅物と呼ばれる、源平の武将をシテとして演じられる能のうちで、謡も、舞台で演じるにも、最もむずかしい曲「頼政(よりまさ)」「実盛(さねもり)」…

さん‐しょう(‥セウ)【三焦・三&JISF870;】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 漢方で六腑(ろっぷ)の一つ。上・中・下の三つからなり、上焦は心臓の下、胃の上にあって飲食物を胃の中へ入れる器官、中焦は胃の中脘に…

さん‐しょく【三食】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 朝昼晩三度の食事。また、三回分の食事。[初出の実例]「三食(サンショク)地上に団欒して、任意(かって)に掴み食ふ」(出典:造化妙々奇談…

さん‐しん【三親】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 三つのきわめて親しいものの意 ) 父子・夫婦・兄弟をいう。〔書言字考節用集(1717)〕 〔顔氏家訓‐兄弟〕

さん‐すくみ【三竦】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「関尹子‐三極」の「螂蛆食レ蛇、蛇食レ蛙、蛙食二螂蛆一、互相食也」による語 ) ヘビはナメクジを、ナメクジはカエルを、カエルはヘビ…

さん‐せけん【三世間】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =さんしゅせけん(三種世間)〔落葉集(1598)〕

さん‐せつ【三節】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 江戸時代の礼日。端午・重陽・歳暮のこと。三季(さんき)。② 俳諧において、新年の句として詠まれた歳旦・春興・歳暮の発句三句の一組。…

さん‐ぜんおん【三全音】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 全音三つからなる音程(例、ファ・ソ・ラ・シ)。古来和声的に不協和で、旋律的にも歌いにくい音程とされたが、ワーグナー以後、特に無調…

さん‐そ【三蘇】

精選版 日本国語大辞典
中国の宋代の蘇洵(老蘇)と、その二子、蘇軾(大蘇)・蘇轍(小蘇)の称。ともに文章にすぐれていた。〔書言字考節用集(1717)〕 〔蘇軾‐次韻子由…

さん‐だいし【三大師】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 旧暦一一月の四日、一四日、二四日の大師講をいう。中の講日を空大師(からだいし)、終わりの講日を送り大師・しまい大師・裸(はだか)大師…

さん‐ついたち【三朔日】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 江戸時代、正月元日と六月朔日と八月朔日との三つの朔日の式日を合わせ称した語。元日は新年の賀儀、六月は氷室の節供、八月は八朔の総登…

さん‐ど【三度】

精選版 日本国語大辞典
[ 1 ] 〘 名詞 〙① 三回。みたび。[初出の実例]「御賀茂詣の日は、社頭にて三度の御かはらけさだまりて参らするわざなるを」(出典:大鏡(12C前)…

さん‐とう(‥タウ)【三到】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 読書するために必要な三つの事。心到・眼到・口到の称。心と目と口をじゅうぶんにはたらかせて熟読し味わうこと。〔譬喩尽(1786)〕 〔…

さん‐ね(‥エ)【三衣】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「さんえ」の連声 ) ⇒さんえ(三衣)

さん‐ねつ【三熱】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 仏語。三つのはげしい苦しみ。すなわち、熱風や熱砂で皮肉や骨髄を焼かれる、悪風が吹き起こって居所や衣飾などを失う、金翅鳥(こんじち…

さん‐ぱい【三牌】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 仏語。禅宗の寺院で、仏殿の本尊の前に奉安する三枚の木牌。[初出の実例]「建仁寺禅居菴大鑑禅師所レ建三牌云」(出典:禅林象器箋(1741…

さん‐ぱい【三輩】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 仏語。無量寿経で、極楽浄土に往生する人をその資質などの差によって三段階に分けた、上輩・中輩・下輩の総称。[初出の実例]「其有二至…

さん‐ぴ【三碑】

精選版 日本国語大辞典
[ 一 ] 日本で有名な三つの古碑。下野(栃木県)の那須の国造(くにのみやつこ)の碑と、上野(群馬県)の多胡の碑と、陸前(宮城県)の多賀城の碑(壺…

さん‐ぶ【三部】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 書物の三そろい、三組。また、重要な三つの書物。[初出の実例]「万葉には仙覚がしたる注釈と云ものと、阿彌陀仏の林採葉集と、又仙覚が…

さん‐ぶぎょう(‥ブギャウ)【三奉行】

精選版 日本国語大辞典
[ 1 ] 〘 名詞 〙 江戸幕府の寺社奉行・町奉行・勘定奉行の総称。これらが評定所一座を構成した。〔職掌録(18C中‐後)〕[ 2 ] 豊臣時代、五奉行…

さん‐ふくでん【三福田】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「福田」は[梵語] puṇya-kṣetra の訳。福徳を生ずる田の意 ) 仏語。供養することによって福報を受ける三つのもの。功徳福田・報恩福田…

さん‐ふこう(‥フカウ)【三不孝】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「孟子‐離婁上」に「不孝有レ三、無レ後為レ大」とあり、趙岐の注に「於レ礼有二不レ孝者三事一謂、阿レ意曲従、陥二親不義一、一不孝…

さん‐ぶっしん【三仏身】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =さんじん(三身)

さん‐ぶつど【三仏土】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 仏語。三身の居住する三種の仏土。法身(ほっしん)仏の居所としての法性土、報身仏の居所としての受用土、化身(けしん)仏の居所としての変…

さん‐ふどう【三不動】

精選版 日本国語大辞典
[ 一 ] 大津三井寺の黄不動、高野山の赤不動、京都青蓮院の青不動の三つの不動明王。平安時代の密教が盛んで不動信仰の厚かったころの画像。[ 二 ] …

さんぷん【三墳】

精選版 日本国語大辞典
中国古代の書籍の名。三皇(さんこう)の事跡を述べた書という。→三皇。[初出の実例]「九経三史、括二嚢心蔵一、三墳八索、諳二憶意府一」(出典:三教…

さん‐ぼう(‥バウ)【三房】

精選版 日本国語大辞典
名前に「房」の字のついている三人の博識の人。平安時代の藤原伊房(これふさ)・藤原為房・大江匡房(まさふさ)。また、鎌倉末期から南北朝時代の吉田…

さん‐み(‥ヰ)【三位】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「さんい」の連声 )① ( ━する ) 位階の第三位で、正(しょう)三位または従(じゅ)三位。また、その人。正三位、または従三位に任ぜられる…

さん‐みん【三民】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 華族・士族に対していう ) 農・工・商を職業とする人。農・工・商の階級。[初出の実例]「一は以て華士両族に三民の蔑視すべからざるを…

そう‐し(サウ‥)【三四】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① ( 「さんし(三四)」の変化した語 ) 三か四ぐらいであること。「三四人」「三四年」などと用いる。[初出の実例]「姫君を二たび返したま…

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