窒素定量法 (ちっそていりょうほう) determination of nitrogen
- 改訂新版 世界大百科事典
- 試料に含まれている窒素元素の量を測定する方法。窒素は生元素の一つであって,生物圏における窒素の動きは,個々の生物の生育から生態系の維持・遷…
ちっそ‐こうぎょう〔‐コウゲフ〕【窒素工業】
- デジタル大辞泉
- 空気中の窒素を分離・固定して、アンモニア・硝酸・尿素・硝石やアミン・メラミンなどの窒素化合物を合成する工業。
プリン‐えんき【プリン塩基】
- デジタル大辞泉
- プリンの誘導体のうち、一群の塩基性の化合物。生体に広く分布し、アデニン・グアニン・尿酸・カフェインなどがある。
しゅう‐ちゃく〔シウ‐〕【収着】
- デジタル大辞泉
- 吸収と吸着が同時に行われること。気体が固体の表面に吸着されると同時に吸収されて固溶体または化合物をつくる現象。
エステル(ester)
- デジタル大辞泉
- 酸とアルコールとから、水を分離し縮合して生成する化合物の総称。酢酸とエチルアルコールとから得られる酢酸エチルなど。
ニトログアニジン(nitroguanidine)
- デジタル大辞泉
- グアニジンの窒素原子をニトロ基に置換した有機化合物。トリプルベース火薬という無煙火薬の基剤として用いられる。
こうぶんし‐はんどうたい〔カウブンシハンダウタイ〕【高分子半導体】
- デジタル大辞泉
- 半導体に似た電気的特性を示す高分子化合物。有機半導体の一種。ポリアセチレンなどの導電性高分子の多くが含まれる。
カルコン類
- 栄養・生化学辞典
- カルコン骨格をもつ化合物で,果実の苦味や色素の物質であるフラバノンから生成する.苦味,ときには甘味などを呈す.
水酸化アンモニウム
- 栄養・生化学辞典
- NH4OH (mw35.05).特有の臭気を有する気体であるアンモニアが水に溶けた形の化合物でアルカリ性を示す.
ネスラー試薬
- 栄養・生化学辞典
- ヨウ化銀とヨウ化カリウムとの錯化合物を水酸化カリウムに溶かした試薬.アンモニアの検出試薬.定量法にも使われる.
ベンゼン‐かく【ベンゼン核】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 芳香族化合物に含まれる、六個の炭素原子の環式結合。構造式では普通亀甲形で表わされる。ベンゼン環。
サマリウム さまりうむ samarium
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 周期表第3族に属し希土類元素の一つ。1879年、フランスのボアボードランがサマルスキー石から分離し、鉱物の発見者であるロシアのサマルスキー・ビホ…
メチルマロニルCoA メチルマロニルコエー methylmalonyl coenzyme A
- 化学辞典 第2版
- C25H40N7O19P3S(867.61).HOOC-CH(CH3)-CO-CoA.アミノ酸(L-バリン,L-メチオニン,L-イソロイシン)や奇数炭素脂肪酸の分解過程で生じる代謝中間体.…
えんか‐すず(エンクヮ‥)【塩化錫】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 塩素と錫との化合物の総称。① 塩化錫(II )。塩化第一錫。化学式 SnCl2 無色の結晶。還元剤、分析用試薬、錫めっき、潤滑油、香料の安定…
インジウム いんじうむ indium
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 周期表第13族に属し、ホウ素族元素の一つ。1863年、ドイツのライヒとリヒターによって閃(せん)亜鉛鉱中から発見され、インジゴ青色のスペクトル線を…
ジニトロベンゼン じにとろべんぜん dinitrobenzene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 芳香族ニトロ化合物の一つ。ニトロ基の位置により、o(オルト)-、m(メタ)-、p(パラ)-ジニトロベンゼンの3種の異性体がある。いずれの化合物も白色に近…
スルファニル酸 するふぁにるさん sulfanilic acid
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 芳香族アミノスルホン酸の一種で、p(パラ)-アミノベンゼンスルホン酸ともいう。水には溶けるが、エタノール(エチルアルコール)、エーテルには溶け…
ベンゼン benzene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ベンゾールともいう。化学式 C6H6 。融点 5.5℃,沸点 80.1℃,比重 0.88の無色の液体。 1825年 M.ファラデーによって石炭ガス中から発見された。石炭…
メルカプタン mercaptan
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- チオール基 (メルカプト基とも呼ばれる) -SH をもつ化合物。 RSHの一般式で示される (Rはアルキル基) 。メチルメルカプタン,エチルメルカプタン (…
塩化アルキル えんかあるきる alkyl chloride
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アルカン(鎖式飽和炭化水素)RHの水素原子1個を塩素原子で置換した化合物RClのことをいう。正しくはクロロアルカンという。炭化水素を塩素により塩…
TBTO ティービーティーオー
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 有機スズ化合物の一種。トリブチルスズオキサイド tributyltin oxideの略称。船舶の船底塗料や漁網の防生物付着剤として添加されていた。船が湾内に…
えんか‐いおう〔エンクワいわう〕【塩化硫‐黄】
- デジタル大辞泉
- 硫黄と塩素の化合物。二塩化二硫黄(S2Cl2)・二塩化硫黄(SCl2)・四塩化硫黄(SCl4)などがある。二塩化二硫黄はゴムの冷加硫用や殺虫剤に使用。
すいさんか‐ニッケル〔スイサンクワ‐〕【水酸化ニッケル】
- デジタル大辞泉
- ニッケルの水酸化物。酸化数が1、2、3の化合物が知られる。水酸化ニッケル(Ⅱ)はニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池の陽極の電池活物質に用…
かえん‐ガソリン【加鉛ガソリン】
- デジタル大辞泉
- アンチノック剤として、テトラエチル鉛などの鉛化合物を加えたガソリン。大気汚染の原因となるため、日本では現在使われていない。有鉛ガソリン。⇔無…
プレーグル(Fritz Pregl)
- デジタル大辞泉
- [1869~1930]オーストリアの有機化学者。微量天秤を開発し、有機化合物の元素微量分析法(プレーグル法)を完成した。1923年ノーベル化学賞受賞。
ビニルエーテル びにるえーてる vinyl ether
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- エーテルの酸素にビニル基が結合した構造のエーテルの総称。一般式はCH2=CH―O―R。ここでRは炭化水素基。[編集部][参照項目] | ビニル化合物
チアジン thiazine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C4H5NS 。硫黄と窒素を含んだ六員環化合物の総称。硫黄原子と窒素原子の環内の位置と,π 電子の位置とによって数種の異性体が知られている。
シキミ酸 シキミさん shikimic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 融点 184℃の結晶。シキミの果実中から見出された。植物での芳香族化合物の生合成中間体として,キナ酸とともに重要な役割をもつものと考えられている…
pK ピーケー
- 化学辞典 第2版
- 化合物の解離定数Kを,pH にならって-log Kで表したもので,酸および塩基の解離に対して,それぞれ pKa および pKb が用いられている.
ちっ‐そ【窒素】
- デジタル大辞泉
- 窒素族元素の一。単体は無色・無味・無臭の気体。空気中に体積で約78パーセント含まれる。常温では不活性であるが、高温では他の元素と直接化合して…
チオ‐りゅうさん(‥リウサン)【チオ硫酸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( チオは[ドイツ語] Thio ) 水素イオンとチオ硫酸イオンとの化合物。化学式 H2S2O3 非常に分解しやすく不安定で、遊離酸としても、水溶液…
ソフトマター‐ぶつりがく【ソフトマター物理学】
- デジタル大辞泉
- 物性物理学の一分野。高分子化合物・液晶・コロイド・生体分子など、ソフトマターとよばれる柔らかい物質や物体を対象とし、その粘弾性などの性質や…
ホスファゲン(phosphagen)
- デジタル大辞泉
- 生体内、特に筋肉にあってエネルギーを供給・貯蔵する高エネルギー燐酸りんさん化合物の総称。クレアチン燐酸・アルギニン燐酸など。燐酸源。フォス…
てんねんぶつ‐かがく〔‐クワガク〕【天然物化学】
- デジタル大辞泉
- 生物が産生する物質を対象とする化学の一分野。天然の有機化合物の単離や合成、生命現象との関わりについての研究を指す。天然物有機化学。
しょうさん‐アンモニウム〔セウサン‐〕【硝酸アンモニウム】
- デジタル大辞泉
- 硝酸をアンモニアで中和して得られる化合物。潮解性のある白色の結晶。窒素肥料・爆薬・寒剤などに利用。化学式NH4NO3 硝安。
グリココール酸
- 栄養・生化学辞典
- C26H43NO6 (mw465.63). 胆汁酸の一種であるコール酸がグリシンと抱合した化合物.解毒に重要な機能を果たす.
ウロポルフィリン
- 栄養・生化学辞典
- ポルフィリノーゲンから生成する化合物で,プロトポルフィリンIV合成の代謝中間体.特にポルフィリン症の患者で尿に多く排泄される.
えん‐か(‥クヮ)【塩化】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 塩化物。他の語の上に付けて塩素との化合物であることを表わす。「塩化ナトリウム」「塩化カリウム」「塩化ビニル」など。
che・late /kíːleit/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]《化学》キレート化合物.━━[形]《動物》〈付属肢が〉はさみを持った.━━[動](他)《化学》…をキレート化する.
ポリ‐ペプチド
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] polypeptide ) アミノ酸ペプチド結合を繰り返してつながっている化合物。蛋白質などにいう。
スクシンイミド succinimide
- 改訂新版 世界大百科事典
- コハク酸イミドともいう。コハク酸のジアンモニウム塩を乾留するか,コハク酸をアンモニア気流中で加熱すると得られる。融点127℃,沸点288℃の無色結…
分子内錯塩 ブンシナイサクエン inner complex salt
- 化学辞典 第2版
- 8-キノリノール(オキシン)とアルミニウムイオンの化合物Al(C9H6NO)3は,形式的には Al3+ と(C9H6NO-)3のイオン結合の塩と考えられるが,実際には,…
キンヒドロン キンヒドロン quinhydrone
- 化学辞典 第2版
- キノンとヒドロキノンとの1:1分子化合物の一般名.狭義では,p-ベンゾキノンとヒドロキノンとから構成される図の化合物をいう.キノンを還元,また…
塩化ゲルマニウム エンカゲルマニウム germanium chloride
- 化学辞典 第2版
- 二価と四価の化合物のほかに重合体が知られている.【Ⅰ】GeCl2(143.55).塩化ゲルマニウム(Ⅳ)とゲルマニウムを加熱すると得られる.淡黄色の不安定な…
ラーデンブルク ラーデンブルク Ladenburg, Albert
- 化学辞典 第2版
- ドイツの化学者.ハイデルベルク大学でR.W.E. Bunsen(ブンゼン)やG.R. Kirchhoffの影響を受けて化学の道を志した.1865年ヘント(ガン)大学のF.A. Kek…
タンニン(tannin)
- デジタル大辞泉
- 一般に、水溶液が強い収斂しゅうれん性をもち、皮をなめす性質のある物質の総称。数種の有機化合物の混合物。植物界に広く存在し、俗に渋ともいい、…
りょう‐せい〔リヤウ‐〕【両性】
- デジタル大辞泉
- 1 雄性と雌性。男性と女性。「両性花」2 二つの異なった性質。「両性化合物」[類語](1)男女・性・雌雄・性別・セックス・ジェンダー・性的・同性…
キナーゼ(kinase)
- デジタル大辞泉
- 《「カイネース」とも》ATPやGTPなどのリン酸基を他の化合物に転移させる酵素の総称。特に、プロテインキナーゼのこと。リン酸化酵素。→ホスファター…
シーエヌ‐りつ【CN率】
- デジタル大辞泉
- 炭素と窒素比率。植物体に含まれる炭水化物の炭素(C)と窒素化合物の窒素(N)の比率をいう。Cが大きいと生殖生長が、Nが大きいと栄養生長が盛んと…
み‐もう〔‐マウ〕【味盲】
- デジタル大辞泉
- 特定の味についての味覚が先天的に欠如していること。大多数の人が感じるフェニルチオカルバミドおよび類似化合物の苦味を感じることができないこと…