さん‐かいだん【三戒壇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 奈良の東大寺、下野の薬師寺、筑前の観世音寺の三寺院に設けてある戒壇。
さんかく‐けい【三角形】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒さんかっけい(三角形)
さんかく‐そで【三角袖】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 筒袖の一つ。身八つ口をなくし袖付を広くし、手首の方を狭く仕立てた袖。巻袖。
さん‐かん【三韓】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 古く朝鮮南部に居住した韓族の三つの部。馬韓(ばかん)・辰韓(しんかん)・弁韓(べんかん)。〔後漢書‐東夷伝〕[ 二 ] 朝鮮古代の三つの国。高麗…
さん‐がん(‥グヮン)【三観】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。三種の観法。天台宗で説く空観・仮観・中観の三つがもっとも著名。律宗では性空・相空・唯識の三観、華厳宗では真空観・理事無碍観…
さん‐きしゃ【三騎射】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三種の騎射。笠懸(かさがけ)・流鏑馬(やぶさめ)・犬追物(いぬおうもの)をいう。〔書言字考節用集(1717)〕
さん‐きょう(‥キャウ)【三鏡】
- 精選版 日本国語大辞典
- =さんかがみ(三鏡)
さん‐く【三句】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 連歌・俳諧などで、三つの句。[初出の実例]「さてこの場はむづかしい。どうしても三句へもどります」(出典:黄表紙・高漫斉行脚日記(17…
さん‐けい【三計】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「管子‐権修」の「一年之計、莫レ如レ樹レ穀、十年之計、莫レ如レ樹レ木、終身之計、莫レ如レ樹レ人」から ) 一年・一〇年・終身の三つ…
さん‐げん【三弦・三絃】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =さんげんす(三弦子)〔元史‐礼楽志五〕② =さみせん(三味線)①[初出の実例]「又肌寒き折から、月にうかれて三弦(サンケン)をしらべ…
さん‐こう(‥カウ)【三孝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「礼記‐祭義」の「孝有レ三、大孝尊レ親、其次弗レ辱、其下能養」による語 ) 三種類の孝行。親を尊ぶこと、親にはずかしめを受けさせな…
さん‐ごう(‥ガウ)【三号】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 第三番目であること。また、そのもの。[初出の実例]「作者曰くさきに第三号(サンガウ)の紙尾に於て」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈…
さん‐しき【三職】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 室町時代、荘園の荘官である公文・田所・惣追捕使の三者の称。[初出の実例]「将亦三職〈公文、田所、惣追捕使〉」(出典:東寺百合…
さんしち‐そう(‥サウ)【三七草・山漆草】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 キク科の多年草。中国南部の原産で、慶長年間(一五九六‐一六一五)に渡来し、暖地の庭園などに栽培される。茎は束生し高さ一メートルぐ…
さん‐しゃ【三車】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんじゃ」とも。「法華経‐譬喩品」の「如下彼長者初以二三車一誘二引諸子一。然後但与二大車宝物荘厳安隠第一一。然彼長者、無中虚…
さん‐しゃ【三斜】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 和算で、不等辺三角形をいう。〔英和和英地学字彙(1914)〕
さん‐じゃく【三尺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 一尺の三倍。約九〇センチメートル。さんせき。→尺。[初出の実例]「三尺の御厨子一具に、品々しつらひすゑて」(出典:源氏物語(1001‐14…
さん‐じゅうてい【三従弟】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 年下のまたいとこ。年下の三従兄弟。
さん‐しょう(‥シャウ)【三聖】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 仏語。三つの聖道。天台宗では蔵教・別教・円教をいう。〔法華玄義‐一・上〕[ 2 ][ 一 ] 三人の仏や菩薩。釈迦如来(しゃかにょらい…
さん‐しょう(‥シャウ)【三障】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。(イ) 正道やその前段階である善根をさまたげる三つのさわり。煩悩障(ぼんのうしょう)(貪欲、瞋恚(しんい)、愚痴(ぐち)などの煩悩…
さん‐じょう(‥ジャウ)【三譲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三度、辞退すること。古く中国では、諸公・宰相などの地位に推挙されたとき、三度形式的な辞退の意を表わすことが慣例となっていた。日本…
さん‐しん【三心】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんじん」とも ) 仏語。① 極楽往生を得るのに必要とされる三種の心。「観無量寿経」に説く真に浄土を願う至誠心、念仏によって往生…
さん‐しん【三晉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国、春秋時代の末、晉に仕えた三卿、すなわち魏斯(文侯)・趙籍(烈侯)・韓虔(かんけん)(景侯)がそれぞれ建てた魏・趙・韓の三国をいう。〔戦…
さん‐しんざん【三神山】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 中国の伝説で、東方絶海の中央にあって仙人が住むという蓬莱(ほうらい)・方丈・瀛州(えいしゅう)の三つの山の称。三島。三壺山。[初出の実例]…
さん‐せい【三正】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 「書経‐甘誓」の「有扈氏威二侮五行一、怠二棄三正一〈伝〉怠二惰棄三天地人正道一」による ) 天・地・人の正道。② ( 「礼記‐哀公問」…
さん‐そく【三足】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三本の足。三脚(さんきゃく)。また、足のような形状のものが三本に長く伸びているものをいう。[初出の実例]「この程三足の青鳥御殿の上…
さん‐たっとく【三達徳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「中庸」の「知仁勇三者、天下之達徳也」から ) どんな場合でも、どこでも、ふみ行なわなければならない三つの徳。すなわち、智・仁・…
さん‐ばん【三番】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 順序が第三であること。第三の順位、等級であること。[初出の実例]「ばんかたいちばんにばんさんばんまでにわさんにんつつ、そののこり…
さん‐ぴん【三一】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ぴん」は[ポルトガル語] pinto (点の意)の変化した語か )① さいころなどで三の目と一の目が出ること。[初出の実例]「是等のかけ引…
さんぶ‐かい(‥クヮイ)【三部会】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [フランス語] États généraux の訳語 ) 一四世紀初頭に始まるフランスの身分制議会。僧侶・貴族・平民の三身分によって構成され、ふつ…
さん‐ぷく【三復】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三度繰り返すこと。たびたび繰り返すこと。また、人の手紙を何度もていねいによむこと。[初出の実例]「三復翫レ之、温潤縝密、色正芒寒者…
さん‐ふしょう(‥フシャウ)【三不祥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三つのよくないこと。すなわち、幼いのに年長者につかえないこと、身分が低いのに貴人につかえないこと、不肖なのに賢者につかえないこ…
さんぼだい【三菩提】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。① ( 「阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)」の略 ) 一切の真理を悟ったその智慧の悟り。完全な悟り。[初出の実例…
さん‐まく(‥ワク)【三惑】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんわく」の連声 ) ⇒さんわく(三惑)
さん‐まくどう(‥アクダウ)【三悪道】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんあくどう」の連声 ) ⇒さんあくどう(三悪道)
さん‐みゃく【三脈】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 左右の頸(けい)動脈と右手の脈との三か所の脈搏(みゃくはく)を同時に調べて、その脈搏の整、不整によって吉凶を判断する占法。[初出の実…
さん‐めん【三麺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 小麦粉、米粉などを用いて作った三種の食品。たとえば、すいとん・そうめん・そばの三つなど。[初出の実例]「三羹三麺、ともに初羹初麺に…
さん‐ゆう(‥イウ)【三宥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 中国の周代で、罪を許す三つの条件。不識・過失・遺忘の三つをいう。[初出の実例]「周礼にも宥(なだむる)に三宥(ユウ)の法あり。過失・…
さんよう(サンエウ)【三要】
- 精選版 日本国語大辞典
- ⇒かんしつげんきつ(閑室元佶)
さんよう‐ちゅう(サンエフ‥)【三葉虫】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三葉虫綱に属する節足動物の総称。今から約五~六億年前のカンブリア紀に出現し、海中生物の主役となって栄え、古生代末に滅亡した。体は…
さん‐らい【三礼】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「らい」は「礼」の呉音 )[ 1 ] 〘 名詞 〙① 中国で天神・地祇(ちぎ)・人鬼(亡き人の魂)をまつる儀式。〔書経‐舜典〕② 仏語。身・口(く)・意の三…
さんりゃく【三略】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 中国の兵書。三巻。周の太公望の撰で黄石公(こうせきこう)が土橋の上で漢の張良に授けたと伝えられるが、後世の偽撰書とされる。老荘思想を基…
ねん‐さん【年三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ねそう(年三)
三亜 さんあ / サンヤ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国南部、海南(かいなん)省の海南島南端にある港湾、観光都市。地級市であり、4市轄区を管轄する(2016年時点)。人口57万2500(2015)。漢代から開…
三遠 さんえん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国の山水画の遠近法ないしは画面構成の原理である高遠、深遠、平遠をいい、北宋(ほくそう)の画家郭煕(かくき)の画論書『林泉高致』で説かれている…
三千里 さんぜんり
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)の紀行文。1910年(明治43)金尾文淵堂刊。1906年夏、東京出発、東北・北海道方面を巡り、翌年冬いったん帰京、そ…
三法印 さんぼういん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 仏教の中心思想を示す術語。3種の法印。法印はそれが押されてあることによって仏教の代表を示す。法はここでは仏教の教えをいう。釈迦(しゃか)の教え…
三橋 みつはし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 福岡県南西部、山門郡(やまとぐん)にあった旧町名(三橋町(まち))。現在は柳川(やながわ)市の北東部を占める。旧三橋町は1952年(昭和27)町制施行…
三物 みつもの
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 3種のそろった物の意で、武家では武具の鎧(よろい)の胴、袖(そで)、兜(かぶと)をはじめとして、馬上から弓を射る騎射のうちの流鏑馬(やぶさめ)(これ…
三具足 みつぐそく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 仏前や仏画の掛物の前に供える,華瓶 (けびょう) ,香炉,燭台をひとそろいとした総称。鎌倉時代に新興仏教が仏前供養として用いはじめ,室町時代に…