「アッバース」の検索結果

10,000件以上


アナバルザ(Anavarza)

デジタル大辞泉
小アジアにあった古代都市。現在のトルコ南部の都市アダナの北東約70キロメートルに位置する。古代ローマ帝国の属州キリキアの都市の一つで、2世紀か…

ムーサー・アルカージム Mūsā al-Kāẓim

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]?[没]799イスラム教シーア派の代表的分派十二イマーム派の認める第7代イマーム (教主) 。 765年第6代イマーム,ジャーファル・アッサーディクの…

ウマイヤ‐ちょう〔‐テウ〕【ウマイヤ朝】

デジタル大辞泉
《Umayya》イスラム王朝の一。ウマイヤ家出身のムアーウィヤ1世が、ダマスカスを首都として建てた最初のイスラム・カリフ王朝(661~750)。14代続い…

ヘディーブ khedīv; khidīw

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
君主,王子を意味するペルシア語。歴史用語としては副王,藩王などと訳される。 1867年イスマーイール・パシャが第5代エジプト太守の位につくと,オ…

スルタン−カリフ制 スルタン−カリフせい Sultan Caliph

旺文社世界史事典 三訂版
オスマン帝国のスルタンが同時にスンナ派のカリフの地位を兼ねるとされた原則1517年オスマン帝国のスルタン,セリム1世が,アッバース朝カリフの子…

ラーレスターン Lārestān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イラン南部,ファールス州の南東部の地方名。ペルシア湾岸とザグロス山脈南端との間に位置する。尾根,開析された高原,盆地から成り,人口はまばら…

キンディー al-Kindī

旺文社世界史事典 三訂版
801ごろ〜866ごろ9世紀に活躍したアッバース朝時代の学者ラテン名はアルキンドゥス。天文学・占星術・気象学・光学・医学・心理学・政治学・幾何学・…

ブワイフ朝(ブワイフちょう) Buwayh

山川 世界史小辞典 改訂新版
932~1062イラン系の軍閥政権。カスピ海の西南デイラム山地に興り,イランの各要地を分領した。その一派は946年,アッバース朝の乱れに乗じてバグダ…

バイト・アルヒクマ Bayt al-Ḥikma

改訂新版 世界大百科事典
〈知恵の館〉を意味するアラビア語で,9世紀にアッバース朝カリフ,マームーンによってバグダードに建設された研究機関。その主たる目的はギリシア語…

ワーシト Wāsit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イラク,チグリス川中流にあった中世都市の一つ。 702年にウマイヤ朝のイラク総督ハッジャージ・イブン・ユースフによって,イラク駐留のアラブ戦士…

あっばーど【アッバード,C.】

改訂新版 世界大百科事典

イスファハーン(Eşfahān)

デジタル大辞泉
イラン中部、イスファハーン州の都市。同州の州都。前6世紀、アケメネス朝ペルシア帝国のころ建設。16世紀末、サファビー朝アッバース1世により首都…

バイト・アルマール bayt al-māl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イスラム国家における国庫を意味するアラビア語。ムハンマドの時代から国庫概念の萌芽は認められたが,実際に国庫の制度ができたのは正統カリフ時代…

ターヒル朝 (ターヒルちょう) Ṭāhir

改訂新版 世界大百科事典
最初のイラン系イスラム王朝。821-873年。始祖ターヒルの祖父はウマイヤ朝を倒したアッバース朝革命に参加。ターヒルもアッバース朝カリフ,マームー…

アッバード あっばーど Claudio Abbado (1933―2014)

日本大百科全書(ニッポニカ)
イタリアの指揮者。1990~2001年ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督として活躍、世界でもっとも人気のある指揮者の一人。ミラノに生まれ…

ジャーヒズ

百科事典マイペディア
アラブの文学者。バスラの人。解放黒人奴隷の子孫といわれ,アッバース朝の保護を受け,イスラム神学,文学,歴史,科学の諸分野に多くの業績を残し…

ヴェルハウゼン Julius Wellhausen

山川 世界史小辞典 改訂新版
1844~1918ドイツの初期イスラーム史研究者,聖書学者。旧約聖書に関する五書資料説を確立。イスラーム研究においては『アラブ帝国とその衰亡』にお…

あっばーすけうんどう【アッバース家運動】

改訂新版 世界大百科事典

スルタン・カリフ制度 スルタン・カリフせいど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
オスマン帝国のスルタンがカリフをも兼ねる制度。一般に,1517年セリム1世がエジプトを征服してアッバース朝カリフの末裔ムタワッキルをイスタンブー…

バーブル Bābol

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
1927年までバールフルーシュ Bārfurush。イラン北部,マーザンダラーン州の都市。カスピ海岸より 24km内陸のバーブル川沿岸に位置する。アッバース1…

ブフトゥリー al-Buḥturī, Abū `Ubādah al-Walīd

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]821. シリア,マンビジュ[没]897. シリア,マンビジュアラブの詩人。ターイー族の支派ブフトル族の一人。若いとき同じターイー族の大詩人アブー…

バラーズリー al-Balādhurī, Aḥmad ibn Yahyā

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]?[没]892頃アラビア (イラン系) の歴史家。生涯の大部分をバグダードで過し,アッバース朝の宮廷でも重んじられた。『諸国征服史』 Futūh al-Bul…

フワーリズミー Khwarizmī

旺文社世界史事典 三訂版
780ごろ〜850ごろイスラームの数学・天文学者中央アジアのホラズムの生まれ。アッバース朝第7代カリフのマームーンに仕え,インド数学をイスラーム…

バスラ al-Baṣra

山川 世界史小辞典 改訂新版
イラク共和国南部,シャット・アル・アラブに注ぐ運河にそった港町。638年,ウマルの命令によって建設された軍事都市(ミスル)であったが,アッバース…

イブン・ハンバル Ibn Ḥanbal 生没年:780-855

改訂新版 世界大百科事典
イスラムの法学者。スンナ派四法学派の一つハンバル派の祖。神学者,ハディース学者としても有名。アッバース朝創成時の軍隊の主力であったホラーサ…

アブー・ユースフ Abū Yūsuf 生没年:731-798

改訂新版 世界大百科事典
アラブのイスラム法学者。クーファの人でアブー・ハニーファとマーリク・ブン・アナスに法学を学び,ハナフィー派の事実上の創始者。バグダードのカ…

サーマッラー(Sāmarrā)

デジタル大辞泉
イラク中北部、チグリス川沿いにある都市。9世紀にアッバース朝の首都が置かれた。イスラム教シーア派の4大聖廟せいびょうの一つアスカリ廟、高さ36…

スルタン sulṭān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
権威を意味するアラビア語。 11世紀以後,イスラム王朝の君主の称号となる。ガズニー朝のマフムード (在位 998~1030) が初めて称号として用いた。セ…

イスラーム帝国(イスラームていこく)

山川 世界史小辞典 改訂新版
ウマイヤ朝(アラブ帝国)に対する革命運動によって成立したアッバース朝の支配体制。マワーリーが官僚や政府高官を占め,軍隊の非アラブ化が進むなど…

アズラキー Azraqī 生没年:?-858以後

改訂新版 世界大百科事典
アッバース朝時代のメッカの歴史家。先祖のアズラクはルーム(小アジア)出身の奴隷で,メッカに住みつきウマイヤ家と婚姻関係を結んで勢力を伸ばし…

ワジール わじーる wazīr

日本大百科全書(ニッポニカ)
「宰相」「大臣」などを意味するアラビア語で、英語でもそのまま用いられる。イスラム圏でワジールが出てくるのはアッバース朝(750~1258)からで、…

タバレスターン Tabarestān

改訂新版 世界大百科事典
カスピ海南東岸のイランの一地方。東はゴルガーン,西はギーラーン,南はエルブルズ山脈に接する。マーザンダラーンMāzanderānの古名で,この名称は…

タラス Talas

改訂新版 世界大百科事典
中央アジア,キルギス共和国北西部,天山山脈西部支脈の山間を流れるタラス河谷の町で,人口約2万。標高約1300m。皮革・製粉工業などがある。北西約9…

スルタン するたん Sultan

日本大百科全書(ニッポニカ)
イスラム教最高権威者であるカリフが授与した政治的有力支配者の称号。コーランでは、宗教的に重要な証示、または権威の意味で使用され、非人格的な…

イブン・クタイバ Ibn Qutayba 生没年:828-889

改訂新版 世界大百科事典
イラン系の歴史家,文学者。クーファ生れ。イラン西部のディーナーワルで20年ほど裁判官を務めたのちバグダードに移り,晩年まで教職にあって二十数…

イフシード朝 (イフシードちょう) Ikhshīd

改訂新版 世界大百科事典
アッバース朝から半独立したエジプトのトルコ系イスラム王朝。935-969年。初代のムハンマドMuḥammad b.Ṭughj(在位935-946)が,アッバース朝カリフ…

オスマン‐ていこく【オスマン帝国】

デジタル大辞泉
1299年、オスマン1世が小アジアに建国したトルコ系イスラム国家。地中海周辺のアラブ諸地域、バルカン半島をも支配下におき、アッバース朝滅亡後のイ…

アブドゥル・ラフマーン1世 アブドゥル・ラフマーンいっせい `Abd al-Rahmān I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]731. ダマスカス[没]788.9. コルドバイベリア半島の後ウマイヤ朝の創始者 (在位 756~788) 。ウマイヤ朝第 10代カリフ,ヒシャームの孫。ウマイ…

スルタン・カリフ制(スルタン・カリフせい)

山川 世界史小辞典 改訂新版
オスマン帝国のスルタン,セリム1世が,1517年エジプトのマムルーク朝を滅ぼしたとき,この王朝の庇護するアッバース朝最後のカリフから称号を受け継…

アブル・アターヒヤ Abū al-`Atāhiyah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]748. クーファ[没]825/826. バグダードアラブの詩人。貧困の家庭に育ち,十分な教養を受けることができなかった。若い頃は遊蕩の生活をおくり,…

ジャーヒズ al-Jāḥiẓ 生没年:776ころ-868・869

改訂新版 世界大百科事典
アラブの文学者,思想家。古典散文学の確立者で,バスラの人。キナーナ族のマウラー(マワーリー)の家系に生まれたが,祖先はアビシニア出身の奴隷…

シュルタ shurṭa

改訂新版 世界大百科事典
初期イスラム時代の警察,警官のこと。シュラタshuraṭa,あるいは複数形でシュラトshuraṭとも呼ばれる。語源は4型動詞ashraṭa〈的確な目的のために,…

ホルムズ海峡【ホルムズかいきょう】

百科事典マイペディア
オルムズ海峡とも。ペルシア湾とオマーン湾を結ぶ海峡。幅約40km,最大水深190m。OPEC諸国の生産する石油の多くが通過する石油戦略上の要地。北側に…

アブー・タンマーム あぶーたんまーむ Abū Tammām (788ころ―846ころ)

日本大百科全書(ニッポニカ)
アラブの詩人。シリアのダマスカス近郊に生まれる。エジプト、アルメニア、アゼルバイジャン、イランの地を転々とした。アッバース朝第7代カリフ、マ…

ジュワイニー Juwaynī

山川 世界史小辞典 改訂新版
?~1283イル・ハン国のフレグ,アバガ,アフマドの3代に仕えた財務官僚,歴史家。イラン北東部のジュワイン地方の名家出身。フレグのイスマーイール…

アブー・ウバイダ Abū `Ubayda 生没年:728-825

改訂新版 世界大百科事典
アラブの文学家,言語・文献学者。イラン系ユダヤ人の血を引き,バスラに生まれた。のちバグダードに出て,アッバース朝カリフ,ハールーン・アッラ…

マーリク・ブン・アナス Mālik b.Anas 生没年:709ころ-795

改訂新版 世界大百科事典
イスラムの法学者。スンナ派四法学派の一つマーリク派の祖。祖父も父もメディナの学者として知られ,彼自身もメディナで生まれ,学び,没した。生前…

ミニヤー al-Minyā

改訂新版 世界大百科事典
エジプト中部の都市で,同名県の県都。人口20万1360(1996)。古代エジプト時代にはペル・メマと呼ばれ,現在の名はアッバース朝カリフ,ハールーン…

アダナ(Adana)

デジタル大辞泉
トルコ南部の工業都市。トロス山脈の南、セイハン川・ジェイハン川がつくる三角州に広がるチュクルオバ平原に位置する。周辺は肥沃な農業地帯であり…

アター `aṭā'

改訂新版 世界大百科事典
〈贈り物〉を意味するアラビア語であるが,イスラム史の用語としては,ムハンマドの未亡人・親族・功労者の年金,軍人・官僚の俸給を意味する。640年…

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