「化合物」の検索結果

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フラン(化学)【フラン】

百科事典マイペディア
クロロホルム臭のある無色の液体。沸点32℃。水に不溶,エタノールに可溶。無機酸により重合して樹脂化する。5員環複素環式化合物C4H4Oであるが芳香…

フミン

栄養・生化学辞典
 フミン質ともいう.糖を含むタンパク質の試料を加水分解したときに生成する黒褐色の物質.また,土壌の中で葉が腐朽したときに生成する黒褐色の物…

エーテル結合 えーてるけつごう ether linkage

日本大百科全書(ニッポニカ)
酸素原子が二つの炭化水素基と結合している場合に、その炭素‐酸素結合C-O-Cをエーテル結合とよぶ。化学的に安定な結合である。エーテル結合をもつ化…

特異試薬 トクイシヤク specific reagent

化学辞典 第2版
特殊試薬ともいう.ある特定の化学種とだけ反応する試薬.一般に,有機試薬が多く,その分子中の官能基が特定の分子またはイオンとのみ反応して着色…

配位結合 ハイイケツゴウ coordinate bond, dative bond

化学辞典 第2版
供与結合ともいう.ルイスの電子対結合において,結合に関与する電子対が,一方の原子からのみ提供されるとき,これを配位結合という([別用語参照]孤…

きほう‐ざい(キハウ‥)【起泡剤】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 泡立ちをよくしたり、泡を発生させたりする物質。溶液内に気泡を安定に保持させるものと、気体を発生させて製品内に泡を生じさせるものの…

えんか‐すいそ(エンクヮ‥)【塩化水素】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 塩素と水素との化合物。化学式 HCl 無色で刺激臭のある気体。水素と塩素ガスからの直接合成法によって生産。湿った空気中では発煙する。…

ぶっせい‐ぶつりがく【物性物理学】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 物質の性質を研究する物理学の一部門。原子、分子あるいはこれらが集まってできる物質、たとえば金属または化合物結晶・液体・気体などの…

すいさん‐き【水酸基】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 一価の基 -OH をいう。電離したものは水酸イオンという。塩基性を示すもとになるもので、当量の酸基と置換すると塩を生じる。水酸基を含…

しえんか‐たんそ(シエンクヮ‥)【四塩化炭素】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 炭素の塩化物の一つ。化学式 CCl4 無色の液体。有機化合物、油、グリース、タールなどをよく溶かす。劇薬。ドライクリーニング、油脂類、…

修飾電極 シュウショクデンキョク modified electrode

化学辞典 第2版
ある機能性を有する化合物を電極表面に結合または固定した電極をいう.作製方法としては,共有結合法,高分子被覆法,ラングミュア-ブロジェット(LB…

老化 (ろうか) ag(e)ing

改訂新版 世界大百科事典
化学用語。加硫ゴムは一般に日がたつにつれて,使用しないでおいても物理的性質が低下し,表面に亀裂が生じたり,表面がべとついたり,あるいは硬化…

酸化水銀 さんかすいぎん mercury oxide

日本大百科全書(ニッポニカ)
酸素と水銀の化合物。1価および2価の化合物が知られている。(1)酸化水銀(Ⅰ) 古くは黒降汞(こくごうこう)ともいわれ、また黒色酸化水銀ともいう。硝…

クロロベンゼン chlorobenzene

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ベンゼンの水素1原子を塩素原子で置き換えた形の化合物。化学式 C6H5Cl 。沸点 132℃の液体。ベンゼンの塩素化によって合成される。フェノール,その…

炭素星【たんそせい】

百科事典マイペディア
スペクトルに炭素(C2),シアン(CN)などの炭素化合物による吸収帯が著しく強く見られる星。星の内部でのヘリウムの核融合反応で生じた炭素が,星…

シロキサン siloxane

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
シロキサン結合 Si-Oを含む化合物の総称。ジシロキサン (SiH3)2O ,トリシロキサン (SiH3O)2SiH2 などがある。一般にシリコーンはシロキサンの誘導体…

ジアゾール diazole

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
窒素2原子を環に含む五員環の複素環式化合物。ダイアゾールともいう。化学式 C3H4N2 。 1,2- と 1,3- の2つの異性体が存在し,1,3- ジアゾール…

アウエルス‐スキタ則【Auwers-Skita's rule】

法則の辞典
脂環式化合物の二置換体の相互立体配置についての経験的法則の一つである.二置換体においてシス異性体の沸点,密度,屈折率の値は,対応するトラン…

ヒドロキシル基

栄養・生化学辞典
 水酸基ともいった.-OHと書き,化合物の名称の中では「ヒドロキシ」とする.アルコール性のもの,フェノール性のもののほか,遊離のもの(・OH)(→…

ポリマー

栄養・生化学辞典
 重合体,多量体をいい,高分子,高分子化合物ということもある.構成単位となる低分子物質(モノマー)が重合してできた分子量の大きい物質.多糖…

ラクチトール

栄養・生化学辞典
 C12H24O11 (mw344.31).  還元乳糖,ラクチットなどともいう.ラクトースのグルコース部分を還元したかたちの化合物.難消化性の糖アルコールで…

ジクロロメタン(dichloromethane)

デジタル大辞泉
メタンの水素原子二つが塩素原子で置換された化合物。有機溶剤、冷媒、金属機器の洗浄剤として工業的に広く利用される。化学式CH2Cl2 二塩化メチレ…

メチル‐か〔‐クワ〕【メチル化】

デジタル大辞泉
[名](スル)《methylation》有機化合物の水素原子をメチル基で置換させること。生体内において、DNAやたんぱく質がメチル化されることで、機能発現…

カンナビノイド(cannabinoid)

デジタル大辞泉
大麻草に含まれる生理活性物質の総称。炭素数21の化合物で、140種以上が知られる。主要なものとして、テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビ…

どういたい‐ぶんべつこうか〔ドウヰタイブンベツカウクワ〕【同位体分別効果】

デジタル大辞泉
物理学的・化学的・生物学的な過程において、物質や化合物に含まれる元素の同位体比に差が生じること。水が蒸発するときの水素と酸素、貝類の石灰質…

けっ‐しょう〔‐シヤウ〕【血×漿】

デジタル大辞泉
血液で、血球を除いた液体成分。水分のほかたんぱく質・無機塩類・糖分・脂肪・窒素化合物などからなり、また、老廃物・ホルモン・抗体なども含む。…

ごへん‐いせい【互変異性】

デジタル大辞泉
ある化合物が、互いに容易に変換しうる2種以上の異性体として存在する現象。例えば、アセト酢酸エチルは2種の異性体、ケト形とエノール形があり、結…

アミノ‐じゅし【アミノ樹脂】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( アミノは[英語] amino ) アミノ基を含む化合物とアルデヒドの縮合によって得られる合成樹脂の総称。ユリア樹脂、メラミン樹脂、アリニ…

アンモニア‐かせいさよう(‥クヮセイサヨウ)【アンモニア化成作用】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 自然界の窒素の循環において、動植物の遺体または排出物などの有機窒素化合物が、土壌中の微生物によって分解され、アンモニアに変化する…

イエロー‐ケーキ

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] yellowcake ) 重ウラン酸アンモニウムという黄色のウラン化合物の一種。鉱石からウランを採取し、一次製品とする過程で、ウラン…

サイトカイニン

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] cytokinin ) 植物の生長ホルモンの一種。細胞分裂の促進、発芽伸長促進、老化の停止などの作用を持つ化合物の総称。カイネチン…

ノルマル

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Normal )① 化学で、鎖式炭素化合物で構造式に枝のない直鎖状のものを示す。記号 n- 〔写真鏡図説(1867‐68)〕② ⇒ノルマール

水素化 スイソカ hydrogenation

化学辞典 第2版
水素添加,水素付加,水添ともいう.一般に,有機化合物の不飽和結合に水素を付加する反応をいう.触媒としては,ニッケル,コバルト,白金,パラジ…

ゆうきすいぎん‐ざい(イウキスイギン‥)【有機水銀剤】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 水銀を含む有機化合物からなる薬剤。猛毒。古くから種子消毒剤として用いられたが、米・果樹・野菜などを通して人体にはいると長い間に蓄…

プレーグル

精選版 日本国語大辞典
( Fritz Pregl フリッツ━ ) オーストリアの有機化学者。有機化合物の元素分析を微量から行なう方法、また微量天秤を考案。一九二三年ノーベル化学賞…

しせい‐しき【示性式】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 化学式の一つ。有機化合物の分子式を原子団(官能基)をもとにして展開し、分子の特性を明示したもの。構造式を簡略化したものとみること…

帯電防止剤 タイデンボウシザイ antistatic agent

化学辞典 第2版
プラスチック,繊維などに発生する静電気の帯電を防止する化合物.表面処理で賦与する場合と,内部に添加する場合とがある.界面活性剤が用いられ,…

ハロアルカン haloalkane

改訂新版 世界大百科事典
ハロゲン化アルキルalkyl halideともいう。アルカン(脂肪族鎖式飽和炭化水素)の水素原子1個をハロゲン(フッ素F,塩素Cl,臭素Br,ヨウ素I)で置換…

プラセオジム praseodymium

改訂新版 世界大百科事典
周期表第ⅢA族,希土類元素に属するランタノイド元素の一つ。1885年オーストリアのF.vonウェルスバハが,それまで単一元素とされジジムdidymiumと呼ば…

ニッケル中毒 にっけるちゅうどく

日本大百科全書(ニッポニカ)
金属ニッケルおよびその化合物による中毒で、ニッケルメッキ、ニッケル鉱山、ニッケル精錬などの産業現場でみられる。ニッケルのフューム(煙霧状粉…

テトラヒドロフラン てとらひどろふらん tetrahydrofuran

日本大百科全書(ニッポニカ)
環内に酸素原子1個をもつ飽和5員環複素環式化合物の一つ。フランに4原子の水素をつけた構造をもつので、フランfuranの名前の頭にテトラtetra(4を表…

ヨウ化銅 ようかどう copper iodide

日本大百科全書(ニッポニカ)
銅とヨウ素の化合物であるが、二価銅の化合物は取り出されていない。 ヨウ化銅(Ⅰ)は、硫酸銅(Ⅱ)水溶液に二酸化硫黄(いおう)を通じながら、ヨウ化カ…

スタンレイ・L. ミラー Stanley Lloyd Miller

20世紀西洋人名事典
1930.3.7 - 米国の化学者。 カリフォルニア大学サンディエゴ校教授。 カリフォルニア州オークランド生まれ。 シカゴ大学で博士号を取得。1954〜55…

ラセミ化 ラセミか racemization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
光学対掌体の一方の成分から成る物質の半数がこれと鏡像関係にある他方の対掌体に変化することによって,光学不活性な物質,すなわちラセミ体になる…

ウィリアム・ヘンリー パーキン William Henry Perkin

20世紀西洋人名事典
1838.3.12 - 1907.7.14 英国の化学者。 ロンドン生まれ。 合成染料モーブの工業的製造、パーキン反応の発見で有名。王立化学学校でホフマンに15歳…

分子式 ブンシシキ molecular formula

化学辞典 第2版
分子を構成する元素の種類と原子数とを表した化学式.測定によって求められた分子量が,その物質の組成式の何倍に相当するかを求めて決められる.た…

ビスムタン ビスムタン bismuthane

化学辞典 第2版
ビスマスの単核水素化物BiH3のIUPAC体系(親化合物)名.従来,ビスムチンとよばれていた.BiH3のHを炭化水素基,ハロゲンなどで置換した化合物名の置…

高級炭化水素 こうきゅうたんかすいそ higher hydrocarbon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
一般に長鎖状で炭素原子数の多い化合物 (飽和および不飽和) の総称。炭素原子数の増加とともに異性体が増す。炭素原子数8の飽和炭化水素で 18種類,9…

物 (もの) thing res[ラテン] Ding[ドイツ] chose[フランス]

改訂新版 世界大百科事典
狭義には外界にあって感覚的に知覚されうる物体を指すが,広義には現実に存在する事実であれ思考対象であれ一般に何らかの存在を指す言葉。また,日…

もの【物】

デジタル大辞泉
[名]1 空間のある部分を占め、人間の感覚でとらえることのできる形をもつ対象。㋐物体。物品。「ごつごつした物に手が触れる」「山の上に光る物が…

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