「化合物」の検索結果

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テオフィリン

百科事典マイペディア
茶葉に含まれるアルカロイド。分子式C7H8N4O2。カフェインの近縁化合物で,白色粉末,無臭苦味。利尿・強心剤として動脈硬化による疾患,気管支喘息(…

コルベ

百科事典マイペディア
ドイツの有機化学者。ウェーラーに学び,マールブルク大学でブンゼンの助手を務め,1851年同大学教授,1865年ライプチヒ大学教授。有機化合物の構造…

縮合 しゅくごう condensation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
2つの分子から水,アンモニア,アルコールなどの簡単な分子の脱離を伴って,新しく共有結合を生成する反応。2個以上の分子間での縮合を分子間縮合,…

えんか‐エチレン(エンクヮ‥)【塩化エチレン】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( エチレンは[英語] ethylene ) エチレンに塩素を付加して得られる、香りと甘味がある無色の液体。化学式 C2H4Cl2 種々の有機化合物の原…

ダイオキシン

リフォーム用語集
IUPAC命名法の定義に基づいた有機化合物の名称。炭素、水素、酸素、塩素が熱せられるような工程で発生し、発ガン性や生殖毒性などが問題視されている…

ピロアンチモン酸カリウム ピロアンチモンサンカリウム potassium pyroantimonate

化学辞典 第2版
組成から,K2H2Sb2O7・6H2Oで示される化合物.陽イオン定性分析などで Na+ の確認に用いられた.しかし,Sb2O74-というイオンは存在せず,実際はK[S…

有機物質中毒(中毒性神経疾患)

内科学 第10版
 現在地球上に約100万種以上の有機化合物が存在することが知られているが,特に神経系を障害する可能性のある代表的な有機物質として,n-ヘキサン,…

チーグラー触媒 (チーグラーしょくばい) Ziegler catalyst

改訂新版 世界大百科事典
エチレンをたやすく重合させてポリエチレンにすることのできる触媒で,トリエチルアルミニウム(C2H5)3Alと四塩化チタンTiCl4との反応混合物である…

シュロック しゅろっく Richard R. Schrock (1945― )

日本大百科全書(ニッポニカ)
アメリカの化学者。インディアナ州生まれ。カリフォルニア大学卒業後ハーバード大学で博士号を取得。1975年よりマサチューセッツ工科大学に勤務、198…

イソメラーゼ

栄養・生化学辞典
 異性化酵素ともいう.化合物を異性体にする酵素の総称.多くの反応の種類がある.例えば,ラセミ化する酵素であるラセマーゼ,アルドースをケトー…

ろくふっか‐ブタジエン〔ロクフツクワ‐〕【六×弗化ブタジエン】

デジタル大辞泉
弗素化合物の一。半導体集積回路の製造工程において、ドライエッチングの洗浄剤として用いられる。大気寿命が短いため、環境負荷が小さく、地球温暖…

カルバモイル‐りんさん【カルバモイル燐酸】

デジタル大辞泉
高エネルギーリン酸化合物の一つ。肝細胞のミトコンドリアで、アンモニアと二酸化炭素から合成され、尿素サイクルに供給される。また、体細胞の細胞…

りゅうさん‐なまり〔リウサン‐〕【硫酸鉛】

デジタル大辞泉
鉛の硫酸塩。酸化数ⅡとⅣの化合物がある。硫酸鉛Ⅱは天然に硫酸鉛鉱として産出。水に難溶。鉛蓄電池が放電しきると、極板に結晶が析出する。化学式PbSO…

ポリエチレン(polyethylene)

デジタル大辞泉
エチレンの付加重合によって得られる高分子化合物。代表的な熱可塑性樹脂で、半透明の可燃性の固体。燃やすと溶けてぽたぽたと落ちる。袋・容器など…

トリクロロエタン(trichloroethane)

デジタル大辞泉
有機塩素化合物の一種。1・1・1-トリクロロエタンは刺激性の液体。金属やプラスチックの洗浄剤として、また特にドライクリーニングに多く用いられて…

変性アルコール へんせいアルコール denatured alcohol

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
工業用アルコールで,飲食用に転用されることを防止するために変性剤を入れたエタノール。変性剤としては,分離が困難で飲料用には不適な臭気,味を…

分子結晶 ぶんしけっしょう molecular crystal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
分子と分子がファン・デル・ワールス力で弱く結合してできる軟らかい結晶。分子性結晶ともいう。一般に融点が低く,昇華しやすく,電気絶縁性がよい…

コデイン codeine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アヘン中に含まれているモルヒネのメチル化合物。モルヒネに比べ,鎮痛,麻酔作用は弱いが,鎮咳,鎮静作用は劣らないので,おもに咳止めとして用い…

しばた‐けいた【柴田桂太】

精選版 日本国語大辞典
植物学者。東京出身。植物学と化学を結ぶ植物生理化学の基礎を築く。「植物界におけるフラボン体の研究」で学士院恩賜賞を受賞。資源科学研究所の初…

テトラクロロエチレン

百科事典マイペディア
化学式はC2Cl4。エチレンの水素原子をすべて塩素で置換した化合物。無色の液体。融点−22℃,沸点121℃。ドライクリーニング,金属の洗浄などに用いられ…

ψ(プサイ) プサイ psi

化学辞典 第2版
“偽りの”を意味するギリシア語のpseudo(プソイドまたはシュード)の略で,化合物の接頭語として用いられる.構造が決定していない時点で異性体を命名…

エピ エピ epi-

化学辞典 第2版
“上”,“~へ”,“外”などを意味する接頭語.【Ⅰ】エピマーの一つをほかと区別するために用いる.【Ⅱ】環式化合物の環を構成する2原子がヘテロ原子で橋…

硫黄細菌 イオウサイキン sulfur bacteria

化学辞典 第2版
硫化水素,硫黄,チオ硫酸などの無機硫黄化合物を酸化し,生存に必要なエネルギー(ATP)を得ている微生物.無色硫黄細菌であるThiobacillus(グラム陰…

環状付加 かんじょうふか cycloaddition

日本大百科全書(ニッポニカ)
複数分子が付加して環状化合物(環式化合物)を生成する反応で、付加環化ともいう。 形式的には、孤立した炭素‐炭素二重結合(C=C、モノエン)や共…

トロポロン トロポロン tropolone

化学辞典 第2版
2-hydroxytropone.C7H6O2(122.12).トロポンのヒドロキシ誘導体で,非ベンゼノイド芳香族化合物の一つ.トロポンとヒドラジンとから得られる2-アミ…

芳香族化 ほうこうぞくか aromatization

日本大百科全書(ニッポニカ)
各種炭化水素から芳香族炭化水素を生成する反応で、アロマティゼーションともいう。以下に述べるように、石油化学工業でいう芳香族化と基礎的な有機…

酸化水銀 さんかすいぎん mercury oxide

日本大百科全書(ニッポニカ)
酸素と水銀の化合物。1価および2価の化合物が知られている。(1)酸化水銀(Ⅰ) 古くは黒降汞(こくごうこう)ともいわれ、また黒色酸化水銀ともいう。硝…

VOC

知恵蔵
常温・常圧で空気中に揮発(蒸発)しやすい有機化合物で、石油由来のベンゼン、トルエン、キシレンなどの炭化水素類や、トリクロロエチレン、テトラク…

エキソ exo

改訂新版 世界大百科事典
元来は,〈外,外部〉を意味するギリシア語に由来する接頭語。〈内,内部〉を表す接頭語エンドendoと対をなす。有機化合物の立体化学命名法で,エキ…

クラスター cluster

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
同種あるいは異種のイオン,原子,分子が,水素結合,ファン・デル・ワールス力,あるいは化学結合で,2個以上結合しているもの。陽イオンと陰イオン…

カニッツァーロ Cannizzaro, Stanislao

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1826.7.13. パレルモ[没]1910.5.10. ローマイタリアの化学者。パリで勉強し,のち帰国。アレッサンドリア工科大学 (1851) ,ジェノバ大学 (55) …

幾何異性 きかいせい geometrical isomerism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
立体異性の一種。二重結合または環に結合する置換基によって生じる異性現象。炭素-炭素二重結合は炭素-炭素単結合と異なり,結合軸のまわりの回転が…

希ガス きガス rare gases; noble gases

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
不活性ガス,貴ガスともいう。周期表 18族に属するヘリウム,ネオン,アルゴン,クリプトン,キセノン,ラドンの6元素の総称。ヘリウムは2個,そのほ…

硫化鉛 (りゅうかなまり) lead sulfide

改訂新版 世界大百科事典
化学式PbS。天然には方鉛鉱として,また他の硫化鉱物とともに産出する。2価の鉛の化合物のみが知られている。鉛(Ⅱ)化合物の水溶液に硫化水素を通じ…

アルダー アルダー Alder, Kurt

化学辞典 第2版
ドイツの有機化学者.ベルリン大学とキール大学で化学を学び,1926年に後者でO.P.H. Diels(ディールス)のもとで学位を取得.キール大学に残り1930年…

水素炎イオン化法 スイソエンイオンカホウ hydrogen flame ionization method

化学辞典 第2版
有機化合物,とくに炭化水素を水素の炎中に入れたときに生じるイオンを,電気的に測定する高感度の分析法.ガスクロマトグラフの検出器として用いた…

フレンケル欠陥 フレンケルケッカン Frenkel defect

化学辞典 第2版
格子欠陥の一種.正規の結晶格子点にある原子またはイオンを取り除き,これを格子間の位置に割り込ませてつくられる空格子点と格子間原子あるいは格…

族 ぞく

日中辞典 第3版
1〔民族など〕族zú.ウイグル~族|维吾尔族.漢~族|汉族.2〔同類の人々〕族zú.暴走~族|飙车bi&…

化学蒸着 (かがくじょうちゃく) chemical vapor deposition

改訂新版 世界大百科事典
略称CVD。水溶液を使わないめっき法の一種で,気相物質間の化学反応で被処理材の表面に金属または化合物の皮膜を形成させる技術をいう。被処理材表面…

オリゴマー おりごまー oligomer

日本大百科全書(ニッポニカ)
単量体(モノマー)が低い程度に重合してできた重合体で、分子量は1000以下のものをいう。高分子化合物がその機械的強度などの実用的性質を示すため…

カルバゾール かるばぞーる carbazole

日本大百科全書(ニッポニカ)
窒素を含む複素環式化合物の一つ。ジベンゾピロールdibenzopyrroleともいう。石炭の乾留により得られるコールタール中に含まれ、コールタールの分留…

誘起効果 ゆうきこうか inductive effect

日本大百科全書(ニッポニカ)
有機化合物の反応性は、その化合物の電子状態、ことに電子密度やその変化の仕方により理解される。このような考え方(この考えが確立されるまでは有…

希土類磁石 きどるいじしゃく rare earth permanent magnet

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
希土類元素を含む強磁性材料で作った磁石で,アルニコ,フェライトに次ぐ第3の工学用磁石。希土類金属 (R) と鉄族遷移金属 (T) との間には,種々の金…

窒素循環 チッソジュンカン nitrogen cycle

化学辞典 第2版
地球上における窒素の循環をいう.大気中に存在する分子状窒素は,窒素固定によってアンモニア,硝酸塩となり,硝酸塩は脱窒により窒素ガスとして大…

カルビン カルビン Calvin, Melvin

化学辞典 第2版
アメリカの生化学者.ロシアからの移民の子.1931年ミシガン鉱業技術カレッジ卒業後,1935年ミネソタ大学で化学でPh.D.を取得.ミネソタ大学ではハロ…

SE 型反応 エスイーガタハンノウ SE type reaction

化学辞典 第2版
求電子試薬による求電子置換反応(electrophilic substitution reaction)の略称.SN 型反応の場合と同様に,SE1型およびSE2型の区別が可能であるが,…

インダノン インダノン indanone

化学辞典 第2版
C9H8O(132.16).【Ⅰ】1-インダノンはα-インダノンともいう.1-インダノールやインダンの酸化,ヒドロケイ皮酸の酸化によって得られる.無色の板状晶(…

ベンジジン転位 ベンジジンテンイ benzidine rearrangement

化学辞典 第2版
芳香族ヒドラゾ化合物を強酸で処理すると,ベンジジンをはじめ種々の転位生成物を生じる.このような転位反応を総称してベンジジン転位という.ヒド…

ケチル ケチル ketyl

化学辞典 第2版
カルボニル化合物のアニオンラジカル(RR′ C・-C-)のこと.ケチルラジカルともいう.不対電子が非極在化できるものは安定に存在する.ジアリールケト…

クムレン クムレン cumulene

化学辞典 第2版
脂肪族不飽和炭化水素のうち,プロパジエン(CH2=C=CH2)に代表される集積二重結合(cumulative double bond)をもった化合物の総称.R2C=(C=)nCR2のよう…

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