リザー・アッバーシー
- 百科事典マイペディア
- 17世紀のペルシアのミニアチュール画家。当時栄えたイスファハーン派の代表的画家で,主として人物を優婉(ゆうえん)に描いた。主要作品に《シャー・…
イマーム‐ひろば【イマーム広場】
- デジタル大辞泉
- 《Meydān-e Emām》イラン中部の都市イスファハーンの中心部にある広場。サファビー朝アッバース1世の時代に首都が置かれ、17世紀初頭に建設。周囲に…
マワーリー mawālī
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 非アラブ人のイスラーム改宗者征服地の非アラブ人住民の改宗は進んでいたが,マワーリーという言葉が注目されたのは,改宗者が増加して問題化したウ…
ファーティマ朝【ファーティマちょう】
- 百科事典マイペディア
- 10世紀初めから12世紀,エジプトを中心に北アフリカ〜シリアを支配したイスラム王朝で,最初のシーア派王朝。始祖はシーア派の一派イスマーイール派…
イスファハーン いすふぁはーん Eşfahān
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イラン中部、イスファハーン州の州都。エスファハーンともいう。イラン第三の都市で、テヘランの南方420キロメートル、標高1590メートルの高原に位置…
ホラサーン Khurāsān
- 旺文社世界史事典 三訂版
- イラン北東部の地方。「太陽の昇る地」の意歴史的にはアム川以南,ヒンドゥークシ山脈以北の地域を含み,北方遊牧民が中央アジアを南下してインド・…
アブー・タンマーム Abū Tammām, Ḥabīb ibn Aws
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]804頃.シリア,ジャーシム/マンビジュ[没]845頃.モスルアラブの詩人。エジプトその他の地を遊歴し,のちアッバース朝第8代カリフ,ムータシムに…
レイ Rey
- 改訂新版 世界大百科事典
- イラン中部の都市。古称はラガRagha。古来東西交通の要衝を占め,アケメネス朝下で大都市として栄え,イスラム時代にもジバール州の主要都市であった…
アブドゥル・ラフマーン3世 アブドゥル・ラフマーンさんせい `Abd al-Rahmān III, al-Nāsir
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]891.1. コルドバ[没]961.10.15. コルドバ後ウマイヤ朝第8代の君主 (在位 912~961) 。人種的,党派的な争いで分裂ぎみであった国内をまとめ,コ…
バスラ
- 百科事典マイペディア
- イラク南東部の都市。シャット・アルアラブ川右岸にある河港都市。イラクのデーツの集散地で,多数の運河の周辺でデーツ園が経営されている。国際空…
ラッカ Ar-Raqqah
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- シリア北東部,ラッカ県の県都。アレッポの東方約 180km,ユーフラテス川左岸に位置する。ギリシア・ローマ時代の古代都市の上にあり,商業都市とし…
バグダード
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Baghdad )[ 異表記 ] バグダッド イラク共和国の首都。チグリス川中流の両岸にまたがる。西アジア隊商貿易路の要地として発達。八世紀にアッバース…
イスファハーン Isfahan
- 旺文社世界史事典 三訂版
- イラン中央部にある都市。イスパハン(Ispahan)ともいうアケメネス朝以来の伝統をもち,現在テヘラン,タブリーズにつぐ第3の都会。10世紀ごろから…
アブドゥル・ジャッバール `Abd al-Jabbār
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]? ハマダーン近郊アサダーバード[没]1144ムータジラ派の神学者で,イラン最初のシーア派王朝ブワイフ朝の首席法官であった。ムータジラ神学がア…
あっばーてぃ【アッバーティ,G.】
- 改訂新版 世界大百科事典
アガーニー あがーにー Kītāb 'l-Agānī
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 10世紀中ごろに編まれたアラブ詩歌集の大作。編者はアブル・ファラジ・アル・イスファハーニーで、正しくは『キターブル・アガーニー』といい、『詩…
ヤークービー Ya`qūbī 生没年:?-897
- 改訂新版 世界大百科事典
- イスラムの歴史家,地理学者。アラブ系で,先祖はアッバース朝カリフのマウラー(解放奴隷)。青年期をアルメニアで過ごしたが,のちホラーサーンの…
ムンタシル Muntaṣir
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]837頃[没]862. サーマッラーアッバース朝第 11代のカリフ (在位 861~862) 。第 10代カリフ,ムタワッキルとギリシア人の奴隷女との間に生れた。…
ターイフ At-Tāif
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- サウジアラビア西部,ヒジャーズ地方の都市。メッカ南東 65km,標高 1520m以上の高原上に位置する。サウジアラビアの主要な避暑地の一つで,メッカと…
イドリース1世 イドリースいっせい Idrīs I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]793. ワーリラ北アフリカ,マグレブ地方に興った最初の王朝イドリース朝 (789~926) の創建者 (在位 789~793) 。第4代カリフ,アリーの子…
アルプ・アルスラーン Alp Arslān 生没年:1029-72
- 改訂新版 世界大百科事典
- セルジューク朝第2代スルタン。在位1063-72年。トゥグリル・ベクの甥にあたる。西方へ版図を拡大し,特に1071年,東アナトリアのマラーズギルドの戦…
ファーティマ朝(ファーティマちょう) Fāṭima
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 909~1171北アフリカに興ったイスラーム王朝。シーア派の一分派イスマーイール派の宣教工作の発展で,初代オバイドゥッラー(在位909~934)はカリフの…
サック sakk
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アッバース朝を中心にイスラム帝国で使用された支払い小切手。英語で小切手を意味するチェックの原語。商業経済の発達に伴って遠隔地との商業取引の…
フナイン・ブン・イスハーク Ḥunayn b.Isḥāq 生没年:808-873
- 改訂新版 世界大百科事典
- ネストリウス派の医者,翻訳者。ラテン名ヨハンニティウスJohannitius。ユーフラテス河畔のヒーラに薬剤師の息子として生まれ,バグダードでイブン・…
ワズィール wazīr
- 旺文社世界史事典 三訂版
- アッバース朝で公的な肩書となった,行政の最高責任者を表すアラビア語通常は「宰相」と訳され,現在では「大臣」をさす。元来アラビア語では「補佐…
アブド・アッラフマーン[1世] `Abd al-Rahmān Ⅰ 生没年:731-788
- 改訂新版 世界大百科事典
- 後ウマイヤ朝の創建者。在位756-788年。祖父はウマイヤ朝第10代カリフ,ヒシャーム。750年ウマイヤ朝の滅亡により北アフリカに逃れ,756年スペインに…
サーマッラーの大モスク サーマッラーのだいモスク Great Mosque of Sāmarrā
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 846~852年にアッバース朝カリフ,ムタワッキルによりイラクのサーマッラーに建設された大モスク。中庭を囲んでキブラ側に礼拝室,残り三方に回廊が…
イブン・フルダーズベ Ibn Khurradādhbih
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ?~912頃イラン系ムスリムの地理学者。アッバース朝の官僚であり,バグダードの駅逓局(バリード)の長官を勤め,その記録と個人的な知識を利用して,…
ワーキディー al - Wāqidī 生没年:747・748-822・823
- 改訂新版 世界大百科事典
- イスラムの預言者ムハンマドの戦記を著した歴史家。メディナで生まれ,そこで学んだ。のちにバグダードに出て,アッバース朝カリフ,マフディーやハ…
アブー・ヌワース Abū Nuwās
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]756頃.アフワーズ[没]813頃.バグダードアラブの詩人。母はペルシア人。バスラやクーファで学んだのち,バグダードに出て,カリフ,ハールーン・…
チェヘルソトゥーン‐きゅうでん【チェヘルソトゥーン宮殿】
- デジタル大辞泉
- 《Kakh-e Chehel Sotoun》イラン中部の都市イスファハーンにある建物。17世紀半ば、サファビー朝アッバース2世よって迎賓館として建造された。名称は…
マズヤド朝 マズヤドちょう Mazyad
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラク中央部にあった王朝 (961頃~1150) 。マズヤド家はアラブ遊牧民の出身で,イラク平原中央部のヒッラに定着し,周辺の遊牧民を支配した。5代目…
アブー・アルアターヒヤ Abū al-`Atāhiya 生没年:748から750-825から828
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝期の詩人。アナザ族に属し,メディナ近郊に生まれ,クーファで育つ。壺職人をしていたが,詩才を認められ,バグダードの宮廷詩人となる…
シャイフ・ロトフォッラー・モスク Mosque of Shaykh Lutfallah
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 1602~16年,サファビー朝のアッバース1世が建築家ムハンマド・ウスタッドに命じて,イスファハンに建設したモスク。王の広場に面して,アリー・カプ…
バンダル・アッバース Bandar Abbās
- 改訂新版 世界大百科事典
- ペルシア湾岸のイランの港町。人口31万5075(2003)。中世には北西の対岸にあるホルムズ島の方が栄えていたが,16世紀前半,ポルトガル人の来航によ…
アミーン al-Amīn 生没年:787-813
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝第6代カリフ。在位809-813年。第2代カリフ,マンスールの姪を母にもっていたため,異母兄アブド・アッラーフ(のちの第7代カリフ,マー…
イマーム・レザー廟 (イマームレザーびょう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- イスラムの十二イマーム派第8代イマーム,イマーム・レザーを祀った廟で,イランのマシュハドにある。818年アッバース朝カリフ,マームーンに毒殺さ…
あっばーすちょうかくめい【アッバース朝革命】
- 改訂新版 世界大百科事典
ウマル[2世] `Umar b.`Abd al-`Azīz 生没年:682-720
- 改訂新版 世界大百科事典
- ウマイヤ朝第8代カリフ。在位718-720年。敬虔なイスラム教徒で,イスラムの理念を現実の政治に反映させようとした最初のカリフ。そのため彼は征服地…
シャーヒジンダ‐びょうぐん〔‐ベウグン〕【シャーヒジンダ廟群】
- デジタル大辞泉
- 《Shohizinda ansambli》ウズベキスタン南東部の古都サマルカンドにある霊廟群。アフラシャブの丘の南麓に位置する。名称は「生ける王」を意味し、サ…
ムスタンシリーヤ学院 ムスタンシリーヤがくいん Al-Mustasnsir Madrasa
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 13世紀のアッバース朝カリフ,ムスタンシルによって,1233年にバグダードに造営されたマドラサ。中央に泉水のある中庭をもった,チャハル・イーワー…
フィーン‐ていえん〔‐テイヱン〕【フィーン庭園】
- デジタル大辞泉
- 《Bāgh-e Fīn》イラン中部の都市カーシャーンの南西郊にある庭園。その起源は16世紀にさかのぼるが、現在見られる庭園はサファビー朝アッバース1世に…
ホルムズ島 ホルムズとう Hormuz
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ホルムズ海峡にあるイラン領の島。イラン本土より 8km沖合いに位置する。大半の土地は農耕に適さない。かつてケルマーン地方の産物の貿易の市場とな…
イスラーム哲学(イスラームてつがく) al-falsafa
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ギリシア語のphilosophiaがアラビア語に転訛した名称。特にアッバース朝初期に翻訳されたギリシア語文献の影響で,新プラトン主義的アリストテレス研…
ヴォルガ・ブルガール Volga Bulgar
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 7世紀中頃にハザルに攻撃されて西北カフカースからヴォルガ川中流域に移動した一部のブルガール人が建てた国家。その後ハザル可汗(カガン)国の貢納国…
アグラブ朝 アグラブちょう Aghlab
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 現在のチュニジアを中心に,北アフリカを支配したイスラム王朝 (800~909) 。首都はカイラワーン。アッバース朝のアミールであったイブラーヒーム (…
マスジデ・シャー Masjid-i Shāh
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 「王のモスク」の意。アッバース1世 (在位 1587~1629) が,イスファハンの中心部マイダーネ・シャー (王の広場) の南側に建てたモスク。盛期サファ…
ウバイドゥッラー・アルマフディー `Ubaid Allah al-Mahdī
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- チュニジアに建国し,のちにエジプト,シリアを支配したファーティマ朝の創始者 (在位 909~934) 。シーア派の一分派イスマーイール派を奉じて,みず…
アストゥルラービー al-Asṭurlābī
- 改訂新版 世界大百科事典
- 9世紀前半のアラビアの天文学者。生没年不詳。アッバース朝の第7代カリフ,マームーン(在位813-833)のもとで活躍し,バグダードやダマスクスで観測…
アッバース・エクバール ‘Abbās Eqbāl
- 20世紀西洋人名事典
- 1896 - 1955 イランの歴史家,文学者。 元・テヘラン大学教授。 テヘラン生まれ。 大工仕事をしながら寺子屋に通い、苦学をし、大学を卒業する。こ…