スチルベン stilbene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- C6H5CH=CHC6H5 で表わされる化合物。 (1) トランス形 無色結晶,融点 124℃。 (2) シス形 イソスチルベンともいう。融点5~6℃。スチルベンの誘導体…
酸化窒素 さんかちっそ nitrogen oxide
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 窒素と酸素の化合物。酸化窒素としては一酸化二窒素 N2O ,一酸化窒素 NO ,三酸化二窒素 N2O3 ,二酸化窒素 NO2 ,四酸化二窒素 N2O4 ,五酸化二窒…
せき‐りん【赤燐】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 燐の同素体の一つ。赤褐色の粉末。等軸晶系結晶。黄燐を空気を遮断(しゃだん)して摂氏二五〇度で長時間加熱するとできる。反応性に劣るが…
さんか‐アルミニウム(サンクヮ‥)【酸化アルミニウム】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( アルミニウムは[ドイツ語] Aluminium ) アルミニウムの酸化物。化学式 Al2O3 各種の変態があるが、いずれも無色または白色。触媒作用や…
ちっそ【窒素】 の 循環((じゅんかん))
- 精選版 日本国語大辞典
- 自然界の窒素が生物界と無生物界の間を一定の経路を通って変遷し、結果として窒素自体が循環しているようにみえる現象。大気中の分子状窒素、硝酸塩…
湿式製錬【しっしきせいれん】
- 百科事典マイペディア
- 湿式冶金とも。鉱石中の金属分を適当な溶剤にとかし,その溶液から金属分を採取する製錬法。多くは焙焼(ばいしょう)により溶解しやすい化合物にして…
さんかぶつ‐はんどうたい〔サンクワブツハンダウタイ〕【酸化物半導体】
- デジタル大辞泉
- 酸化物からなる半導体。通常、絶縁性を示すものが多い酸化物の中で、半導体の性質を示す化合物からなる。製造時の温度が室温程度のため、低コストで…
プリン塩基
- 栄養・生化学辞典
- グアニン(C5H5N5O,mw151.13),アデニン(C5H5N5,mw135.13),ヒポキサンチン(C5H4N4O,mw136.11). 窒素を含むプリン核をもつ塩基性の化…
ムギネ‐さん【ムギネ酸】
- デジタル大辞泉
- 《mugineic acid》アミノ酸の一種。植物は、アルカリ性土壌では生育に必要な鉄を吸収できないが、イネ・ムギ・トウモロコシなどイネ科の植物は、根か…
親水基 シンスイキ hydrophilic group
- 化学辞典 第2版
- 化合物の分子を構成する基のうち,水との親和性の大きい基.たとえば,-COOH,-CH2OHのような極性基はいずれも親水基であって,水面上で高級脂肪酸や…
ジカルボン酸 ジカルボンサン dicarboxylic acid
- 化学辞典 第2版
- 分子内にカルボキシル基を2個有する有機化合物.一般にモノカルボン酸と同じ化学的挙動を示し,合成もそれらに準じた方法が用いられている.天然には…
アミノフィリン アミノフィリン aminophylline
- 化学辞典 第2版
- C14H16N8O4・C2H8N2(420.44).テオフィリンとエチレンジアミンをエタノール中で加熱すると得られる2:1の分子化合物.白色の粉末.水に易溶,エタノー…
酸化ベリリウム さんかべりりうむ beryllium oxide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ベリリウムと酸素の化合物。ベリリウムの金属または化合物を空気中で燃焼すると得られるが、工業的には緑柱石(3BeO・Al2O3・6SiO2)より製造される…
アルダー Alder, Kurt
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1902.7.10. ケーニヒスヒュッテ[没]1958.6.20. ケルンドイツの有機化学者。ベルリン大学とキール大学で化学を修め,1926年キール大学で学位取得…
ピロール ぴろーる pyrrole
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 5員環内に窒素原子をもつ複素環式化合物の一つ。コールタール中に少量含まれているほか、骨油中にも存在する。 アルミナを触媒としたフランとアンモ…
ペルフルオロカーボン ペルフルオロカーボン perfluorocarbon
- 化学辞典 第2版
- 炭化水素化合物の炭素に結合する水素が,すべてフッ素で置換された形の化合物をいう.フッ素は原子半径が水素の次に小さい元素で,炭素との結合エネ…
スチボニウム塩 スチボニウムエン stibonium(1+) salt
- 化学辞典 第2版
- [SbH4]+ およびそのHを炭化水素基に置換した [R4Sb]+ をスチボニウムイオンといい,[SbH4]+ X-,[R4Sb]+ X-をスチボニウム塩という.IUPAC2005…
クロロベンゼン chlorobenzene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 普通はベンゼンの水素原子を1個だけ塩素原子で置きかえた形の,分子式C6H5Clで表される化合物をいう。広義には,ベンゼンの水素原子を1~6個の塩素原…
チオ硫酸ナトリウム チオりゅうさんナトリウム sodium thiosulfate
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 Na2S2O3 。亜硫酸ナトリウム溶液に硫黄を加えて熱すると容易に生成する。溶液を加熱濃縮すると結晶を析出する。5水和物はハイポとも呼ばれる…
SAPO(サポ) サポ
- 化学辞典 第2版
- ALPO(アルポ)結晶中の一部のAlあるいはPとSiとが,同型置換した化合物の総称.ゼオライト類縁化合物の一種.アルミノリン酸塩のAlPO4-nでは,三価のA…
ノリッシュ ノリッシュ Norrish, Ronald George Wreyford
- 化学辞典 第2版
- イギリスの物理化学者.1915年ケンブリッジ大学に入学し,第一次世界大戦により学業が中断されたが,1921年に卒業して大学に残り,1937年教授となり…
ジアゾタイプ diazo type
- 改訂新版 世界大百科事典
- 芳香族ジアゾニウム塩の感光性を利用した写真法。文書や図面の焼付け,マイクロ複写などに使われる。芳香族ジアゾニウム塩はベンゼン核にジアゾ基N2…
ハメット則 (ハメットそく) Hammett's rule
- 改訂新版 世界大百科事典
- 置換ベンゼンの反応や平衡に及ぼす置換基の効果を定量的に論じるために,1935年ハメットLouis Plack Hammett(1894-1987)によって提出された経験則…
刺胞 しほう nematocyst
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 刺胞動物がもつ刺細胞に内蔵された微小構造。触手などの上皮に多数埋まっている。刺激を受けると,球形や卵形などの中空の刺胞嚢の一端から刺糸が発…
スルホン酸 スルホンさん sulfonic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- スルホン基 -SO3H をもつ化合物の総称。一般式 RSO3H で表わされ,R がアルキル基の場合は脂肪族スルホン酸,R がアリール基の場合は芳香族スルホン…
非電解質 ひでんかいしつ nonelectrolyte
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 溶液にした場合に電離してイオンを生じない物質をいい,電解質に対置される物質のことである。代表的なものとしてはショ糖,アルコール,ベンゼンな…
追跡子試験 ついせきししけん radioactive tracer examination
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 放射性同位元素 (RI) あるいはそれで標識した化合物を追跡子 (トレーサ) として体内に入れ,その行くえや分布,経時的変化などを調べる方法。各種の…
アミノ化 アミノか amination
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 炭素原子に結合している水素原子をアミノ基 -NH2 で置換する反応。直接法としては液体アンモニア中でピリジンにナトリウムアミドを作用させて2-アミ…
水素化ホウ素ナトリウム すいそかホウそナトリウム sodium borohydride
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 NaBH4 。有機化合物の選択的還元剤。水酸化ナトリウムと三フッ化ホウ素エーテル錯合体を加熱してつくる。無色結晶で,400℃まで安定である。水…
フェニルヒドラジン phenylhydrazine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式は C6H5NHNH2 。ベンゼンのジアゾニウム塩を亜硫酸,塩化スズ (II) などで還元してつくられる無色板状晶または液体。融点 23℃,沸点 241℃。有…
ピリミジン
- 百科事典マイペディア
- 窒素2原子をもつ6員環芳香族複素環化合物。1,3−ジアジンC4H4N2。刺激臭のある結晶ないし液体。融点20〜22℃,沸点124℃。水に易溶。ピリミジン誘導…
ピリダジン pyridazine
- 改訂新版 世界大百科事典
- 1,2-ジアジンの別名。窒素2原子をもつ6員環芳香族複素環化合物の一つ。窒素2原子がオルト位の位置にあるのでオルトジアジンとも呼ばれた。ピリジン…
ほこうそ‐エー〔ホカウソ‐〕【補酵素A】
- デジタル大辞泉
- 《Aは、acetylation(アセチル化の意)の頭文字》パントテン酸を構成成分として含む、補酵素の一つ。末端にあるチオール基が、さまざまな化合物のア…
RAL基準
- リフォーム用語集
- ラル基準。壁紙に関するRAL(ドイツ商品安全・表示協会)安全品質基準。重金属・安定剤・可塑剤・塩ビモノマー・発泡剤・VOC(揮発性有機化合物)・ホル…
ビターン
- 岩石学辞典
- 海水から岩塩(halite)の結晶作用の後に残った苦い液体.濃縮した液体は一般にマグネシウム,臭素,沃素の化合物に富み,苦汁(にがり)(bittern)塩…
グルタミン
- 栄養・生化学辞典
- C5H10N2O3 (mw146.15). 略号Gln,Q.グルタミン酸のγ-アミド.動植物タンパク質に常在するアミノ酸.生体内ではアミノトランスフェラーゼの基…
ラセマーゼ ラセマーゼ racemase
- 化学辞典 第2版
- イソメラーゼの一種.光学活性化合物のラセミ化を触媒する酵素の総称.(1)アラニンラセマーゼなどアミノ酸のDL相互変換を触媒するもの,(2)ラクター…
油性 ユセイ oiliness
- 化学辞典 第2版
- 潤滑油の潤滑性能を表す特性の一つで,同じ粘度を有する2種類の潤滑油を同一条件で使用する場合,境界摩擦が異なる場合に用いる用語.摩擦が小さいほ…
えんか‐アンモニウム(エンクヮ‥)【塩化アンモニウム】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( アンモニウムは[ラテン語] ammonium ) 塩素イオンとアンモニウムイオンとの化合物。化学式 NH4Cl 苦い辛味のある無色の結晶。主用途の…
キャラクタリゼーション キャラクタリゼーション characterization
- 化学辞典 第2版
- キャラクタリゼーションの一般的な意味は“特徴づけ”であるが,化学では物質や物質系の性質や特徴を明らかにすることをいう.一般に,明確に定義でき…
bi・na・ry /báinəri/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [形]1 2つの,対の.2 《数学》二進法の.the binary notation二進法表記2a 《コンピュ》バイナリの.3 《化学》二元の.a binary compound二元化合…
アミノ樹脂 アミノじゅし amino resin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 尿素やメラミンなどのアミノ基を含む化合物とアルデヒドの縮合反応によって得られる樹脂の総称であり,尿素樹脂,メラミン樹脂などがある。尿素樹脂…
晶質 しょうしつ crystalloid
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- クリスタロイドともいう。コロイドの命名者であるイギリスのグレアムが、コロイドをつくる物質を膠質(こうしつ)とよぶのに対応して、真の溶液を与え…
チオフェン ちおふぇん thiophene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 硫黄(いおう)を環内にもつ5員環複素環式化合物の一つ。チオフェンの名は、硫黄を表す接頭語のチオthioとベンゼンを表すフェンpheneをあわせて命名さ…
メチレンブルー methylene blue
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 青銅色の光沢をもった暗緑色,無臭の結晶。 C16H18ClN3S・3H2O で表わされる。水,アルコール,クロロホルムに可溶。水溶液は青色を呈する。ジメチル…
アレン allene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 不飽和炭化水素の一つ。化学式CH2=C=CH2。プロパジエンともいう。気体で,融点-136.1℃,沸点-34.5℃。2,3-ジブロモプロペンBrCH2CBr=CH2,2,3-…
外吸収法 ガイキュウシュウホウ enternal absorbent method
- 化学辞典 第2版
- 有機化合物中の炭素および水素の微量元素定量分析法.1950年,R. Belcherらによって完成された分析法である.内吸収法と同様に,有機化合物を空気気…
天然物 テンネンブツ natural product
- 化学辞典 第2版
- 自然界から得られる物質の総称で,人工的につくられた物質に対する用語.天然の気体や各種鉱物など無機系の天然物もあるが,狭義には,石炭や石油か…
シアン化物 シアンカブツ cyanide
- 化学辞典 第2版
- CNを含む化合物の総称.【Ⅰ】金属塩:Li以外のアルカリ金属,アルカリ土類金属の塩は,イオン結合性で,構造はそれぞれの塩化物に似ている.水に可溶…
むき 無機
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ◇無機の 無機の むきの 〘化〙inorga̱nico[(男)複-ci];〘鉱〙minerale ◎無機化学 無機化学 むきかがく chi̱mica(女) inorga…