ゆ‐えん【油煙・油烟】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 油脂や重油など、液体状の炭素化合物を不完全燃焼して生じる微細な炭素質の集合物。カーボンブラックの一種としてインクや黒色顔料の原…
相互作用吸収 ソウゴサヨウキュウシュウ interaction absorption
- 化学辞典 第2版
- 酸化数が異なる2種類の金属の化合物の均一混合物が示す光吸収の特例.それぞれが単独にあるときの光吸収のいずれよりも強い吸収を示すケースで,異な…
ハフニウム hafnium
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 性質・用途 製法周期表第ⅣA族に属するチタン族元素の一つ。20世紀の初めころまで72番元素は未発見であり,希土類元素に属するともされた…
ヘパリン へぱりん heparin
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 強力な血液凝固阻止作用をもつ多糖類の一種。初めイヌの肝臓(ラテン語hepar)から分離されたのでheparinと命名された。小腸、肺に多く、皮膚、胸腺…
むすい‐フタルさん【無水フタル酸】
- デジタル大辞泉
- 示性式C6H4(CO)2Oで表される芳香族化合物。フタル酸を加熱し脱水して得られる酸無水物。白色の固体で、特徴的な臭いがある。工業的にはオルトキシ…
硫化染料【りゅうかせんりょう】
- 百科事典マイペディア
- 比較的簡単な有機化合物を硫化ナトリウムと溶融してできる染料。分子中に硫黄を含む。黒と紺が多く,染料そのものは水に溶けないが,硫化ナトリウム…
佐々木隆興【ささきたかおき】
- 百科事典マイペディア
- 医学者。東京生れ。1902年東大卒,生化学を専攻,1905年―1910年ドイツに留学,1913年―1916年京大教授,1916年父祖代々の杏雲堂院長となったが,診療…
オパーリン仮説【Oparin's hypothesis】
- 法則の辞典
- 原始地球においては,まず無機物からメタンなどの簡単な有機化合物が生成し,しだいにタンパク質など複雑な有機物となる.原始海洋中に溶けていたタ…
えんか‐ナトリウム(エンクヮ‥)【塩化ナトリウム】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( ナトリウムは[ドイツ語] Natrium ) ナトリウムと塩素の化合物。化学式 NaCl ふつうの無水塩は無色の等軸晶系結晶。一般には塩という。…
ニトリロトリ酢酸 ニトリロトリさくさん nitrilotriacetic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 N(CH2COOH)3 。 NTA,ニトリロ三酢酸とも呼ばれる。N-ビスカルボキシメチルグリシンに相当する。無色結晶,融点 247℃ (分解) 。エチレンジア…
硝化 しょうか
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) nitrification 窒素化合物の分解でできたアンモニアが酸化されて亜硝酸塩,さらに硝酸塩に変わる現象。土壌中では広く存在する独立栄養菌(→独…
エリトロ形 エリトロガタ erythro form
- 化学辞典 第2版
- 隣り合った2個の不斉炭素原子をもつ化合物のジアステレオマーの相対配置を示す用語.アルドテトロースには,エリトロースおよびトレオースとよばれる…
トリメチル金(Ⅲ) トリメチルキン trimethylgold(Ⅲ)
- 化学辞典 第2版
- Au(CH3)3(242.07).三臭化金とメチルリチウムとの低温の反応で得られる.黄色の油状物質.-78 ℃ 以下でないと凝固しない.熱的に非常に不安定で,-…
ジカルボン‐さん【ジカルボン酸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] dicarboxylic acid の訳語 ) 分子内にカルボキシル基二個をもつ有機化合物。蓚酸・マロン酸・琥珀酸などの脂肪族飽和ジカルボン…
りゅうか‐すいそ(リウクヮ‥)【硫化水素】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 硫黄と水素との化合物。化学式 H2S 卵の腐敗したような悪臭のある無色の気体。有毒。空気中で青い炎をあげて燃え、二酸化硫黄となる。水…
六価クロム土壌汚染 ろっかクロムどじょうおせん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 産業廃棄物による土壌汚染の一つ。 1975年春,日本化学工業小松川工場から排出されたクロム鉱滓が東京都江戸川区,江東区などを中心に都内 100ヵ所以…
ポリチオン酸 ポリチオンさん polythionic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 多チオン酸ともいう。一般式 H2SnO6 (n≧3) で表わされる化合物をいう。硫黄原子の数が3,4,5,6であるとき,それぞれ三チオン酸,四チオン酸,五チ…
ネープルスイエロー【Naples yellow】
- 色名がわかる辞典
- 色名の一つ。JISの色彩規格では「つよい黄」としている。ネープルスはイタリア南部の都市ナポリの英語名。一般に、ナポリの黄色として中世から知られ…
分別結晶 ぶんべつけっしょう fractional crystallization
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 溶解度のわずかに異なる2成分以上の溶質を,繰返し再結晶法を使って分離する方法。A,Bなる2成分の混合物の溶液を蒸発などにより一部結晶にすると,…
ヨウ素塩 ヨウソエン iodine salt
- 化学辞典 第2版
- ヨウ素を陽イオンとして含む塩のこと.I2 の発煙硫酸溶液の性質や,IX型(Xは陰イオン)の化合物が単離されたことから,I+ の塩をヨウ素塩とした.た…
いただきもの【頂き物・▲戴き物】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- a gift; a presentメロンは岡さんからの頂き物ですThe melon is a gift from Mr. Oka.
キセノン
- 百科事典マイペディア
- 元素記号はXe。原子番号54,原子量131.293。融点−111.9℃,沸点−108.1℃。希ガス元素の一つ。無色無臭の気体。空気中0.000009容量%存在。1898年ラムゼ…
ポリアセタール
- 百科事典マイペディア
- ホルムアルデヒドまたはトリオキサンなどの環状ホルムアルデヒド化合物を重合させて得られる熱可塑性樹脂。1956年米国のデュポン社が工業化(商品名…
レチノイン酸
- 栄養・生化学辞典
- C20H28O2 (mw300.44). ビタミンA酸ともいう.ビタミンA活性をもつ化合物の一つ.視覚作用に関与するビタミンAの活性以外のすべての活性をもつ…
トラウベの規則【Traube's rule】
- 法則の辞典
- (1) 有機物質,特に脂肪酸や飽和アルコールの同族列の水溶液の毛管活性を比較すると,炭素原子数の増加に伴って幾何級数的な増大が認められる. こ…
たんぱくしつ【蛋白質】
- 漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典
- 三大栄養素のひとつ。L-アミノ酸が多数連結(重合)してできた高分子化合物。生物に存在する最も重要な構成成分のひとつ。体内で消化されたたんぱく…
トラン tolan(e)
- 改訂新版 世界大百科事典
- ジフェニルアセチレンともいう。芳香族炭化水素の一つ。ジブロモスチルベンの脱臭化水素反応により合成される化合物で,アセチレンの2個の水素原子が…
アントラキノン anthraquinone
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C14H8O2 。3種の異性体があり,いずれも黄色の結晶。9, 10-アントラキノンが重要であり,通常これをアントラキノンという。染料中間体として…
マラプラード反応 マラプラードハンノウ Malaprade reaction
- 化学辞典 第2版
- 過ヨウ素酸化ともいう.1,2-グリコールの炭素-炭素結合を過ヨウ素酸を用いて開裂し,2分子のカルボニル化合物にする反応.1,2-グリコール以外に,α-…
ペプチド peptide
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 2個以上のアミノ酸分子が,一方のアミノ基と他方のカルボキシル基とから1分子の水がとれて結合した化合物をいう。約 10個以下のアミノ酸から成るもの…
残余窒素 ざんよちっそ nonprotein nitrogen
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 非蛋白性窒素 (NPN) ともいう。血液中に含まれる血漿蛋白質以外に由来する窒素化合物で,尿素,尿酸,クレアチニン,クレアチン,アミノ酸,アンモニ…
ありゅうさん‐ガス(アリウサン‥)【亜硫酸瓦斯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( ガスは[オランダ語] gas ) 硫黄と酸素の化合物。化学式 SO2 刺激臭のある無色の気体で有毒。水に溶けやすく、水溶液は還元作用が強い。…
フェニルラジカル フェニルラジカル phenyl radical
- 化学辞典 第2版
- 過安息香酸エステル,過酸化ベンゾイル,N-ニトロソアセトアニリドなどを溶液中で加熱分解すると,二酸化炭素や窒素を放出してフェニルラジカルが生…
be・ta /béitə | bíː-/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]1 ベータ(◇Β, β;ギリシャ語アルファベットの第2字;英語では B,b で表記される).2 (順序・分類などの)第2(のもの).3 〔B-〕《天文》…
高分子電解質 こうぶんしでんかいしつ polyelectrolyte
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 高分子鎖中に解離基をもち,水中で解離して高分子イオンとなるもの。天然にあるアルギン酸や蛋白質はその例である。合成的にもつくられており,ポリ…
粘液酸 ねんえきさん mucic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ムチン酸ともいう。化学式 HOOC(CHOH)4COOH 。無色の結晶。温水にいくらか溶け,アルコールに不溶。融点 213~214℃。D-ガラクトースの末端のアルデヒ…
テトラメチルアンモニウム tetramethylammonium
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 第四アンモニウム化合物で,ハロゲン (塩素,臭素,ヨウ素) や水酸基と塩を形成している。いずれも固体で,特にテトラメチルアンモニウムハイドロオ…
三塩化リン さんえんかリン phosphorus trichloride
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 PCl3 。無色,透明な発煙性液体。比重 1.57,融点-93.6℃,沸点 74.7℃。エーテル,ベンゼン,クロロホルム,四塩化炭素,二硫化炭素に可溶。…
自然銀【しぜんぎん】
- 百科事典マイペディア
- 天然に産する銀。熱水鉱床に産し,鉱床の酸化帯において樹枝状,針金状を呈することがある。銀はふつう化合物として産し,自然銀はむしろ例外。金と…
山田俊一 (やまだ-しゅんいち)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1915-1996 昭和後期-平成時代の有機化学者。大正4年8月13日生まれ。田辺製薬東京研究所長をへて,昭和34年東大教授となり,43年薬学部長。退官後,城…
日本安定同位体・生体ガス医学応用学会
- デジタル大辞泉プラス
- 日本の学術研究団体のひとつ。欧文名は「Japan Society for Medical Application of Stable Isotope and Biogas」、略称は「JSMASIBG」。安定同位体…
アミノレブリン酸
- 栄養・生化学辞典
- C5H9NO3 (mw131.13).H2NCH2COCH2CH2COOH.通常5-アミノレブリン酸をいう.ヘム,クロロフィル,胆汁色素など,テトラピロール化合物の生合成中間…
リン酸エステル化
- 栄養・生化学辞典
- 単にリン酸化という場合が多い.有機化合物をリン酸エステルにすることで,生体では多くの生理的意義のある反応である.例えば,グルコース代謝で…
ポリエステル
- 百科事典マイペディア
- 分子内に−CO−O−結合をもつ高分子化合物の総称。熱硬化性のものと熱可塑性のものがあり,前者では不飽和ポリエステル樹脂やアルキド樹脂が代表的。後…
パネットの吸着の法則【Paneth's adsorption law】
- 法則の辞典
- 吸着の結果生じる化合物が溶媒に難溶なものであれば,沈澱物の表面が,問題のイオンと反対符号の電荷を帯びているなら,非常に希薄な溶液からでも強…
有機試薬 ゆうきしやく organic reagent
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 無機試薬に対する語。検出もしくは定量しようとする目的物質と直接化学反応を起すような有機化合物をいう。無機重量分析における沈殿剤,比色や検出…
エーテル(〈オランダ〉ether)
- デジタル大辞泉
- 1 2個の炭化水素基が酸素原子1個と結合した化合物の総称。一般に中性で芳香のある揮発性の液体。特に、エチルエーテルをいう。2 光の波動説で光を…
ビタミンL ビタミンエル vitamin L
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ο-アミノ安息香酸の還元によって得られる無色鱗片状結晶。融点 144~146℃,生体内ではキヌレニンから酵素によりつくられ,哺乳動物では催乳作用が認…
たとう‐るい(タタウ‥)【多糖類】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 加水分解すると数分子以上の単糖類を生じる炭水化物。セルロース、グリコーゲン、澱粉など。広義には、少糖類も含めて多糖類と呼ぶことが…
たんか‐けいそ(タンクヮ‥)【炭化珪素】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 炭素と珪素の化合物。珪石とコークスを電気炉で熱して製する。化学式 SiC ふつうは黒紫色の結晶だが、純度が高ければ無色透明にもなる。…