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かまど(竈) かまど

世界大百科事典 第2版の解説

かまど【かまど(竈)】

食物の煮炊きに用いる施設。
【中国】
 中国の新石器時代では,(てい)・(れき)など3本足のついた器と,鍋・釜など丸底の器とを用いて煮炊きした。前者は直接火にかけるので,かまどは不用である。後者は底を支える支脚ないしは胴部をかけるかまどを必要とする。初期の畑作農耕文化に属する磁山文化土製支脚は古い例で,平底円筒形の器を支えている。初期稲作農耕文化に属する河姆渡(かぼと)文化(河姆渡遺跡)には,鍔付き釜あるいは(こしき)があり,かまどの存在が予想できる。

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世界大百科事典内のかまど(竈)の言及

【家】より

家族制度【川本 彰】
[古代]
 日本古代の〈イヘ〉は,一般に家族のすまいをさす言葉であった。かまどを意味する〈ヘ〉と同系の言葉とする説もあるが,イヘのヘは上代特殊かなづかいの甲類のヘ,かまどのヘは乙類のヘで発音が異なっていた。古代には,個々の建物は,ヤとかイホ,ムロ,クラなどと呼ばれ,イヘは建物そのものをさす言葉ではなかった。…

【オーブン】より

…かまどのこと。一般には箱型の加熱調理器具で,天火ともいう。…

【パン】より

…ナーンは,発酵したいわば薄パンで,一晩置いたドウの薄板を,高熱のカマドの側壁に貼って焼く。二つ折り,四つ折りにして羊の串焼き(シシカバブ)や野菜を包んで食べるが,発酵性でかまどを用いるという点では,ヨーロッパのパンに近似している。中東の農村では,ナンをさらに薄く焼いたタンナワーを食べる。…

【分家】より

…一般にある家族に属する家族員が分離して新たな家族を創設する分家行為によって形成された家族をいう。しかしながら日本では家族員の分離のすべてを分家と呼んできたわけではないし,分家行為によらない分家の例もしばしばみられた。分家はまず単なる家族員の分離ではなく,新たな家族の形成が社会的に承認されなければならない。村落社会においてはとくにこれが重要であって,社会的承認を得るための村への挨拶など数々の手続がみられた。…

【屋敷】より

… 検地帳に登録された屋敷は,その多くが屋敷囲いの内部に母屋(おもや)とともに小屋,門屋(かどや),隠居屋などを備え,小屋,門屋,隠居屋には主家の庇護・支配を受ける弱小農民(自立過程の小農)が起居し,母屋には主家が住いした。小屋住み,門屋住い,隠居身分などの弱小農民が家族をもち,その生計が主家のそれから一応独立分離している場合でも,家数人馬改帳(いえかずじんばあらためちよう)(夫役徴集の基礎帳簿)では,1屋敷の内部の生活は1竈(かまど)として把握され,屋敷囲いの内に住む弱小農民の家族は主家の家族に含まれるものとして主家に一括された。小農の自立がすすむとともに,弱小農民は主家の屋敷の分割を受け,あるいは屋敷外の畠に小屋を建てて主家から分立した。…

※「かまど(竈)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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