ぼじゃぼじゃ(読み)ボジャボジャ

デジタル大辞泉 「ぼじゃぼじゃ」の意味・読み・例文・類語

ぼじゃ‐ぼじゃ

[副]
小さな声で話し続けるさま。
「なんだか―言われたが、いっこうわからぬ」〈康成・十六歳の日記
顔や体つきが、ふっくらとしてかわいらしいさま。
「うつぶく顔の―と目元けふげに品深し」〈浄・西王母
[類語](1ぼそぼそぼそっとぽつりぽつりぽつりひそひそちょろりぽろりもごもごもぐもぐぽつぽつしどろもどろうだうだぐだぐだくだくだくどくどぶつぶつぶつくさぐずぐずささやくささやきつぶやくつぶやき/(2ぽちゃぽちゃぶよぶよでっぷりぶくぶくまるまるころころぽってりぽっちゃりふっくらふくよかふくらかむちむちむっちりもちもち豊満丸ぽちゃ太っちょ福福しい

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精選版 日本国語大辞典 「ぼじゃぼじゃ」の意味・読み・例文・類語

ぼじゃ‐ぼじゃ

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. ゆとりのあるさまを表わす語。ゆったり。
    1. [初出の実例]「いしゃうの事〈略〉小袖のき様下の小袖のえりを出し、中の小袖のえりもすこし出し上をばぼじゃぼじゃとなるやうに」(出典:仮名草子・催情記(1657))
  3. 顔や肢体が柔らかくふっくらとしていて、かわいらしいさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「うつぶく顔のぼじゃぼじゃと目元けふげに品深し」(出典:浄瑠璃・日本西王母(1699頃)一)
  4. 小声で、とりとめのないことを続けていうさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「小言(ボシャボシャ)相談に六(ろく)な事は無ものじゃ」(出典譬喩尽(1786)一)

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