デジタル大辞泉
「ぽっかり」の意味・読み・例文・類語
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ぽっかり
〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 口や目、あるいは穴などの大きくあいているさまを表わす語。ほっかり。
※
狂歌・狂言鶯蛙集(1785)六「十三夜月もさしでの磯ぎはにぽっかり口を
あきのはまぐり」
※滑稽本・七偏人(1857‐63)四「冠りたる鬘をぽっかり採って見せ」
※金(1926)〈
宮嶋資夫〉四「車の中はぽっかりと暖かだった」
⑤
水面や空に、軽々と浮かんでいるさまを表わす語。
※或る女(1919)〈
有島武郎〉後「涙に美しく濡れて
夕月のやうにぽっかりと列
(なら)んでゐた」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報