アリストファネス[ビザンティンの](英語表記)Aristophanēs

翻訳|Aristophanes

世界大百科事典 第2版の解説

アリストファネス[ビザンティンの]【Aristophanēs】

前257ころ‐前180ころ
アレクサンドリアの文献学者,文法家。ビザンティン(ビュザンティオン)に生まれる。前200年ころアレクサンドリア図書館の館長となり,ホメロス,ヘシオドス等の校訂を行う。《オデュッセイア》23章297行以下を削除したのは彼が最初。アリスタルコスとともに古典期の最良の作品をジャンルごとに選び,カノン(正典)の基礎を作った。悲劇・喜劇の《梗概》《方言集》《諺句集》,その他喜劇や文法に関する論文も書いた。【池田 黎太郎】

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世界大百科事典内のアリストファネス[ビザンティンの]の言及

【本】より


[小アジア]
 プリニウスはパピルスについて記した《博物誌》の同じ場所で,皮紙がペルガモンで発明され,その後この材料の使用が一般に広がり,これによって人類の不滅性が確立したと述べている。ヘレニズム時代に文化の一大中心地となった小アジアのミュシアの首都ペルガモンの王エウメネス2世(在位,前197‐前159)は,父アッタロス1世の雄図をついで学芸の振興に力を注ぎ,アレクサンドリアのそれにも匹敵するほどの図書館を建てようと思い立ち,当時エジプトのプトレマイオス5世エピファネス王(在位,前205‐前180)のもとでアレクサンドリア図書館長をしていた文献学者,文法学者ビザンティンのアリストファネス(前257ころ‐前180ころ)を,ペルガモンの自分の宮廷に招こうとした。プトレマイオスは怒ってアリストファネスを獄に投じ,ペルガモンへのパピルス輸出を厳禁した。…

※「アリストファネス[ビザンティンの]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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