ウグイス(鶯)(読み)ウグイス

百科事典マイペディア 「ウグイス(鶯)」の意味・わかりやすい解説

ウグイス(鶯)【ウグイス】

ヒタキ科の鳥。翼長は雄6.5cm,雌5.5cmほど。背面はオリーブ褐色で腹面は灰白色である。日本,朝鮮半島,中国東部,フィリピンなどに分布漂鳥として夏は山地の低木林ややぶで営巣。冬は平地におりる。春先から雄がホーホケキョと鳴き親しまれている。ススキなどの葉でつぼ形の巣を作り濃赤褐色の卵を産む。ホトトギス托卵され仮親となることもある。おもに昆虫,ときには漿果(しょうか)も食べる。チャッ,チャッと単音で鳴くのをささ鳴き,鋭くキキキキキッキョキッキョと鳴くのを谷渡りと呼ぶ。オオルリコマドリと並んで日本三鳴鳥の一つ。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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