コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

カピラ カピラKapila

4件 の用語解説(カピラの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カピラ
カピラ
Kapila

前6世紀頃のインドベーダ聖仙六派哲学の一つであるサーンキヤ学派の開祖の一人とされる。ヒンドゥー教の文献では,カピラは人類の始祖であるマヌの末裔で,創造主ブラフマーの孫,あるいはビシュヌの化身とされる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

カピラ

サーンキヤ(数論)学派の開祖とされる古代インドの哲学者。生没年不詳。その作とされる《サーンキヤ・スートラ》も後世の偽書である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

カピラ【Kapila】

サーンキヤ学派の開祖と伝えられる古代インドの哲学者。生没年不詳。神話に登場するカピラ仙と同一視されたり,また前350‐前250年ころの人であるとも言われるが,事実は不明。唯一の著作と伝えられている《サーンキヤ・スートラ》も,実は14~15世紀のもの。諸伝承は一致してカピラ―アースリ―パンチャシカの師弟関係を伝えている。その二元論思想は,ヨーガ学派の基礎となり,また,後代のベーダーンタ学派に大きく影響した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カピラ
かぴら
Kapila

生没年不詳。伝説的にインド六派哲学サーンキヤ学派の開祖とされる。彼は自説をアースリに教え、アースリはパンチャシカに伝え、これによって教えが広められたという。後代の作品『タットバ・サマーサ』(8世紀?)と『サーンキヤ・スートラ』(15世紀?)は彼に帰せられる。紀元前3世紀ころの『シュベーターシュバタラ・ウパニシャッド』にはサーンキヤ学派の人物であることを暗示して、カピラの名をあげてあり、それが文献上の最初である。前2世紀から後2世紀ごろの『マハーバーラタ』第12巻には、彼の名はサーンキヤ師として言及され、またベーダの祭式(供犠(くぎ))を批判し、出家遁世(とんせい)によって知による解脱(げだつ)を説く行者としても出ている。梵天(ぼんてん)の七子の一ともいう。提婆(だいば)の『百論』に対する婆藪開士(ばすかいし)の注釈(404年漢訳)には迦毘羅(かびら)の言としてサーンキヤ説が引かれており、カピラに比定される。しかし彼の実在を疑う学者も多く、また実在としても複数の人物を想定することになろう。[村上真完]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone

カピラの関連情報