ガンマ

化学辞典 第2版の解説

ガンマ
ガンマ
gamma

写真材料の特性を表す定数の一つ.写真特性曲線の直線部分の勾配で定義される.現像係数ともいう.写真の階調性寛容度に関係し,一般に高感度材料では小さく,同時に階調性,寛容度は大きい.一方,製版用写真のようにコントラストの大きい像を得るには,ガンマの大きい材料を用いる.ガンマの値は材料のほか現像条件によっても変わる.すなわち,現像液の種類に依存するほか,現像時間,温度増大はガンマを大きくする.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ガンマ
gamma

(1) 微小質量の慣用単位記号γ。 1γ は 10-6g=1μg 。 SIではない。 (2) 微小な磁束密度の慣用単位。地球物理学の分野で用いられている。記号はγ。 1γ=10-5G=10-9T である。 SIではない。 (3) 有機化合物置換基の位置を示す。特定の置換基がどの炭素原子につくかでα,β,γ,…などの区別をする。 (4) 写真材料 HD感度曲線の勾配をいい,γが大きいと硬調,小さいと軟調という。

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デジタル大辞泉の解説

ガンマ(Γ/γ/gamma)

〈Γ・γ〉ギリシャ文字の第3字。
〈γ〉質量の単位。1ガンマは100万分の1グラムで、1マイクログラムに等しい。
〈γ〉磁束密度の単位。1ガンマは10億分の1テスラ
〈γ〉金属合金などのを示す記号の一。
〈γ〉有機化合物炭素原子の位置を示す記号の一。
〈γ〉感光材料の階調の度合いを示す数値。1より大きければ硬調、小さければ軟調
〈γ〉光子の記号。

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世界大百科事典 第2版の解説

ガンマ【γ】

(1)メートル法の質量の慣用単位。10-6gの略記法としてγが用いられ,これをガンマと発音したものであり,国際度量衡総会で採用された正規の名称ではない。国際単位系のマイクログラム(μg)に等しく,国際的にγは推奨しがたい単位とされている。(2)磁束密度の単位。1γ=10-5G(ガウス)。(3)写真フィルムの調子の度合を表す尺度。写真フィルム三宅 史】

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世界大百科事典内のガンマの言及

【写真フィルム】より

…この写真濃度をかぶりと呼ぶ。直線の傾きをガンマ(γ)と呼び,フィルムの調子の度合(階調,コントラスト)を表す尺度である。傾きが緩やかな(軟調な,コントラストの低い)フィルムは,被写体の濃淡の変化を細かに再現できるために人物などの一般撮影用に適し,一方,傾きが急な(硬調な,コントラストの高い)フィルムは,被写体の濃淡の差を強調して再現できるために,シャープな網点像を要求する印刷用フィルムや線画の複写用フィルムなどに適している。…

※「ガンマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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