山川 世界史小辞典 改訂新版 「クック(エドワード)」の解説
クック(エドワード)
Edward Coke
1552~1634
イングランドの法律家。法務長官などの司法の要職を歴任。当初は王権の擁護者としてもろもろの事件に厳しい判決を下したが,1606年民訴裁判所主席判事,13年王座裁判所主席判事に任じられると,コモン・ローの擁護の立場から王権に対する法の優位を唱えて罷免された。21年下院議員となると,国王の専制に対する反対運動を指導。28年「権利の請願」の起草にあたった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報