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コーン コーンCohn, Edwin Joseph

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コーン
Cohn, Edwin Joseph

[生]1892.12.17. ニューヨーク
[没]1953.10.1. ボストン
アメリカの生化学者。シカゴ大学コペンハーゲン大学に学び,ハーバード大学医学部で研究を続けた。血漿中のいろいろな蛋白質を分離する方法を創案した。これは「コーン血漿蛋白分画法」といわれる。この方法によって血漿成分を治療に利用することが可能となった。

コーン
Cohn, Ferdinand Julius

[生]1828.1.24. ブレスラウ(現ポーランド,ウロツワフ)
[没]1898.6.25. ブレスラウ(現ポーランド,ウロツワフ)
ドイツの植物学者。細菌学の基礎をつくった一人。ユダヤ系商人の息子として生れる。ブレスラウ大学に入学するが,人種上の理由で学位が取れないため,ベルリン大学に移って,1847年学位を取得。ブレスラウ大学講師 (1850) ,教授 (57) 。植物の種子の生理やジャガイモの蛋白質などについて研究。 70年より『植物学雑誌』 Beiträge zur Biologie der Pflanzenの編集者となり,同誌上に数々の研究業績を発表する。当時はまだ自然発生説の信奉者がおり,彼らは殺菌のため加熱した乾草のしぼり汁の中に細菌が発生することを重要な論拠としていたが,コーンは枯草菌が胞子を形成することを発見 (75) ,さらに枯草菌胞子が加熱されても死なないことを明らかにして (77) ,自然発生にみえた現象が殺菌の不完全さによるものであったことを示した。 76年には,無名の医師であった R.コッホによる脾脱疽菌の研究の意義を認め,支援した。また,形態や生理に基づいて細菌をいくつかの種に分類することができるとの考え方を示したことも,コーンの重要な業績の一つである。

コーン
Cohn, Gustav

[生]1840.12.12. マリエンベルダー(現ポーランド,クビージニ)
[没]1918.9.20. ゲッティンゲン
ドイツの経済学者。新歴史学派の一人。ベルリン,イェナ両大学に学び,リガ工業大学教授 (1869~72) 。その後イギリスに渡り,イギリス鉄道史を研究。次いでチューリヒ大学教授 (75~84) を経て,1884年以降ゲッティンゲン大学教授。経済生活における倫理的要素と社会心理的要素を重視し,古典派の理論に歴史的,社会的視点を導入しようとした。主著『国民経済学体系』 System der Nationalökonomie (3巻,85~98) 。

コーン
Cohn, Jonas

[生]1869.12.2. ガルリッツ
[没]1947.1.12. バーミンガム
ドイツの哲学者,美学者。フライブルク大学教授。新カント派のなかの西南ドイツ学派に属し,H.リッケルトに近い立場から出発したが,のち新ヘーゲル派の立場に立ち,「批判的弁証法」を主張した。美学の分野では美的価値領域の境界設定を試みた。主著"AllgemeineÄsthetik" (1901) ,"Theorie der Dialektik" (23) ,"Der deutsche Idealismus" (23) ,"Wirklichkeit als Aufgabe" (55) 。

コーン
Cone, James H.

[生]1938.8.5. フォーダイス
アメリカの代表的黒人解放の神学者。 10歳のときに黒人教会であるマセドニアン・アフリカン・メソジスト監督教会の会員となり,弱冠 16歳でその牧師となった。ギャレット神学大学で学び,ノースウェスタン大学で K.バルトの人間論に関する論文で博士号を取得 (1963) 。アーカンソー州のフィランダー・スミス大学,アドリアン大学などを経て,ニューヨーク市のユニオン神学校教授,1975,79年に来日。イエス・キリストの福音を抑圧からの解放という視点からとらえ,神を被抑圧者の神としてとらえる理解は,独自な黒人解放の神学として展開されている。主著は『解放の神学』 Black Theology and Black Power (69) ,『抑圧された者の神』 The God of the Oppressed (75) など。

コーン
Kohn, Hans

[生]1891.9.15. プラハ
[没]1971.3.17. フィラデルフィア
チェコスロバキア生れのアメリカの歴史学者,政治学者。第1次世界大戦後アメリカに渡り,スミス大学,プリンストン大学などで教壇に立った。ナショナリズムの研究家として知られ,『ナショナリズム』 Nationalismus (1922) ,『ナショナリズムの思想』 The Idea of Nationalism (51) ,『ナショナリズム-その意味と歴史』 Nationalism: It's Meaning and History (55) など多くの著述がある。

コーン
Khon

タイの仮面舞踊劇。宮廷で上演されていた影絵芝居のナン・ヤイから発達したもので,人形遣いが行う動作を模倣したとされる。スクリーン前での上演を特にコーン・ナー・チョといい,その演出形態は今日まで残されている。古来,すべて男性によって演じられてきたが,ラコーン・ナーイが宮廷で盛んに上演されるようになってからは,コーンも少なからず影響を受け,ラコーン・ナーイの歌詞を取入れたり,シーター姫を女性が演じるようになった。女性役を除いてすべて仮面をかぶったが,ラーマ6世統治 (20世紀初頭) の頃から神や王族の演者は仮面をつけなくなり,化粧をするようになった。現在では魔神,猿族 (→ハヌマーン ) ,動物役だけが仮面をつける。またラーム (ラーマ) 王子,ラック (ラクシュマナ) 王子は若く顔形が整っている男性が演じる。動作はゆるやかで様式化されており,歌舞伎の見得のような型もみられる。音楽は木琴のラナート・エクを中心としたピーパット編成。

コーン
Kohn, Walter

[生]1923.3.9. オーストリア,ウィーン
[没]2016.4.19. アメリカ合衆国,カリフォルニア,サンタバーバラ
オーストリア生まれのアメリカ合衆国の理論物理学者。1938年のドイツによるオーストリア併合(→アンシュルス)後,イギリスに亡命。のちにカナダに移住し,1946年トロント大学で修士号を取得。1948年ハーバード大学で博士号を取得し,1950年まで同大学で教鞭をとった。1950~60年カーネギー科学技術研究所(今日のカーネギーメロン大学)教授,1960~79年カリフォルニア大学サンディエゴ校教授。1979年同大学サンタバーバラ校理論物理学部(今日のカブリ研究機構)の創設に携わり,1984~91年同校物理学部教授。1960年代,固体中の分子量子力学的に記述するには電子密度を知れば十分であることを示し,この密度を決定するための密度汎関数法を開発。この理論がその後の化学解析に革命的な進歩をもたらし,巨大分子の幾何学的構造の計算や化学反応経路の図式化などを容易にした。1988年ナショナル・メダル・オブ・サイエンスを受賞。量子化学の分野に計算機科学的手法を導入し,コンピュータ・プログラムを開発したジョン・A.ポープルとともに,1998年ノーベル化学賞(→ノーベル賞)を受賞。(→理論物理学

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デジタル大辞泉の解説

コーン(cone)

円錐形錐面の意》
ソフトアイスクリームなどを盛る円錐形のウエハース。アイスクリームコーン。
スピーカーの円錐形の振動板。多く紙製。

コーン(corn)

トウモロコシ。「コーン味」

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世界大百科事典 第2版の解説

コーン【Khon】

インドの大叙事詩《ラーマーヤナ》のタイ版《ラーマキエン》を演じるタイの伝統芸術で,仮面舞踊黙劇。もとは屋外でおもに戦争場面を演じたが,国王の庇護の下に舞台芸術として発達した。夜叉軍と猿軍を演ずる者は各役に定まった仮面を,神々や王族を演ずる者は頂のとがった冠をかぶり,タイ式奏楽と弁士口説や歌唱に符節を合わせ無言で所作し,喜怒哀楽の情もすべて身体の動きで表現する。衣装は豪華けんらん,踊りにはアクロバット的要素も多く,舞台背景には古典画の手法が用いられ,口説および歌詩にはラーイおよびカープ形式の韻文が用いられる。

コーン【Jonas Cohn】

1869‐1947
ドイツの哲学者。フライブルク大学教授をつとめてのちイギリスで没した。新カント学派に属して厳しい心理主義批判を果たし,美学では,これは価値学であり心的現象の事実学ではないとして規範的美学を成立させた。認識論,価値論,文化論の著作があり,後年には世界全体の認識に要する批判的弁証法を説いた。主著に《一般美学》(1901),《認識の前提と目標》(1908),《弁証法の理論》(1923),《価値論》(1932‐33)などがある。

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大辞林 第三版の解説

コーン【cone】

円錐。
アイス-クリームを入れる円錐形のウエハースの容器。
スピーカーに用いる円錐形の振動板。

コーン【corn】

トウモロコシ。 「 --スープ」

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367日誕生日大事典の解説

コーン

生年月日:1891年9月15日
アメリカの歴史学者,政治学者
1971年没

コーン

生年月日:1869年12月2日
ドイツの哲学者,美学者
1947年没

コーン

生年月日:1840年12月12日
ドイツの経済学者
1918年没

出典|日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について | 情報

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