ジェンネ(英語表記)Djenné

デジタル大辞泉の解説

ジェンネ(Djenné)

マリ中部、モプティ地方の都市。ニジェール川とその支流バニ川の中州地帯に位置する。トンブクツと内陸を結ぶ水上交易の中継地として発展。泥のモスクがある旧市街は、1988年に「ジェンネ旧市街」の名で世界遺産(文化遺産)に登録されたが、治安の悪化から2016年より危機遺産

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百科事典マイペディアの解説

ジェンネ

マリ南部にある古都。サハラ砂漠交易の要衝で,トンブクトゥとはニジェール川で結ばれ,水上交易の中継地として発展した。日干しレンガの建物が建ち並び,町の中央には大モスクが聳(そび)えている。高さ20mの大モスクは雨期になると表面の泥が流されてしまうため,毎年塗り直しが行われている。現在でも市が開かれ,交易都市として栄えた名残をみることができる。1988年世界文化遺産に登録。
→関連項目マリ帝国

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世界大百科事典 第2版の解説

ジェンネ【Djenné】

西アフリカのニジェール川大湾曲部西部(現,マリ共和国)に,おそらく13世紀末ころから発達した交易都市。人口約7000。サハラ砂漠をこえて北アフリカと,ニジェール川上流地方および南方のサバンナや森林地帯との交易の中継地として繁栄した。ほぼ同時代にやはり交易都市として約350km北北東に発達したトンブクトゥと対をなして相補う性格をもっていた。すなわち,トンブクトゥはサハラ砂漠の南縁とニジェール川の北縁との接点に位置し,ラクダと舟という,当時のこの地方での商品を大量輸送する二つの主要手段の中継地だったのに対し,ニジェール川の中州に形成された都市ジェンネは,ニジェール川上流地方(金の主産地)やニジェール川南方のサバンナや森林地帯の黒人の国とトンブクトゥとを結ぶ舟の輸送の中継地,およびトンブクトゥへの食料をはじめとする生活資材の供給地としての役割を果たした。

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