コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ストレプトマイシン ストレプトマイシン streptomycin

翻訳|streptomycin

7件 の用語解説(ストレプトマイシンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ストレプトマイシン
ストレプトマイシン
streptomycin

C21H39N7O12 。 S.ワクスマンらによって放線菌の一種 Streptomyces griseusの代謝物から発見されたアミノ糖抗生物質細菌感染症,特に結核治療薬として用いられている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ストレプトマイシン(streptomycin)

ストレプトミセスの一種から得られる抗生物質。特に結核菌に有効で、以前は結核治療薬として用いられたが、難聴などの副作用がある。ストマイ。SM。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ストレプトマイシン

化学式はC21H29O12N7抗生物質。略称SM。1944年ワクスマンらが土壌中の放線菌から発見した配糖体。グラム陽性菌グラム陰性菌,抗酸菌などに広範囲抗菌スペクトルをもつ。
→関連項目抗結核薬小児結核土壌細菌副作用ペスト聾唖ワクスマン

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

栄養・生化学辞典の解説

ストレプトマイシン

 C21H39N7O12 (mw581.58).

 ある種の放線菌が生産する抗生物質グラム陽性菌,グラム陰性菌に作用し,結核菌にも有効.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ストレプトマイシン【streptomycin】

最初に単離された抗結核性抗生物質。1944年,アメリカワクスマンらによって,アメリカ,ニュージャージー州で得た放線菌Streptomyces griseusの培養液から単離された。ストレプトマイシンの発見により,ペニシリンサルファ剤が作用しがたいグラム陰性杆菌を含む広範囲の細菌感染症が治癒し,とくに,それまで不治の病として恐れられていた結核が治るようになって,人類に大きな福音をもたらした。また,放線菌を中心に新しい抗生物質を探索する,その後の抗生物質発展の端緒ともなった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ストレプトマイシン【streptomycin】

放線菌の一種ストレプトマイセス属から分離された抗生物質。結核・淋疾・肺炎球菌感染症・細菌性赤痢などの多くの細菌性疾患に有効。特に、結核症の治療に用いられる。副作用として難聴などがみられる。ストマイ。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ストレプトマイシン
すとれぷとまいしん
streptomycin

抗生物質の一つで、抗結核剤。1944年にアメリカの微生物学者ワックスマンが、放線菌であるストレプトミセス・グリゼウスStreptomyces griseusの培養液から抽出した、結核菌に有効なアミノ糖系抗生物質である。硫酸ストレプトマイシンとして使用されている。本剤の発見により結核の死亡率が激減した。パス(PASパラアミノサリチル酸)、イソニアジドisoniazidとともに三大抗結核剤として長い間使用されたが、耐性菌の出現と、副作用として難聴が多くみられるようになったこと、またショックもおこることから、新しい抗結核剤へと治療法が移り、使用量は激減している。注射のみで適用され、内服では吸収されない。[幸保文治]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のストレプトマイシンの言及

【化学療法】より

…一方,このころ土壌微生物間の拮抗現象(生存競争)の研究に従事していたアメリカのS.A.ワクスマンは,ペニシリン発見の報にも刺激され,土壌放線菌の代謝産物を材料として化学療法剤の開発研究を開始した。44年,結核菌を含めた広い範囲の細菌種に有効なストレプトマイシンが発見された。抗生物質antibioticsと呼ばれることになったこれら微生物由来の抗菌物質は,その後主として大きな製薬会社の手に移って開発がすすめられ,クロラムフェニコール,クロルテトラサイクリン,オキシテトラサイクリン,エリスロマイシンをはじめとして数多くの有効物質が発見されることになった。…

【抗生物質】より

…したがって,抗生物質という言葉も物質も比較的新しいものである。40年以降,ストレプトマイシン,クロラムフェニコール,テトラサイクリンなどのすぐれた抗菌力をもつ抗生物質がつぎつぎに発見され,細菌感染症の治療は飛躍的に進歩した。その後のたゆまぬ新抗生物質の発見とその改良により,不感受性菌や耐性菌の問題もほとんど克服され,長い間恐れられてきた種々の伝染病(結核,赤痢,腸チフスなど)の重圧から人類は解放された。…

【聴覚】より

…音の強さに対する放電数の変化もいちばん多いと思われる。 他方,聴覚障害を生ずる著明なものは結核の特効薬ストレプトマイシン類である。これらの薬物は,有毛細胞の毛の運動に必要な微量のカルシウムイオンCa2+や毛に含まれているリン脂質とよく結合してその作用を妨げることが,日本における研究によって明らかとなった。…

【肺結核】より

…それは有力な肺結核の治療薬が出現しないためでもあった。 しかし,44年に至ってアメリカのS.A.ワクスマンが,土壌の中の放線菌の1種から抗生物質であるストレプトマイシンを発見し,結核化学療法の輝かしい第一歩をふみだした。同年,パラアミノサリチル酸(パス,PAS)が人体に用いられ,46年スウェーデンのO.レーマンによって,その臨床効果が発表された。…

【ワクスマン】より

…アメリカの細菌学者。ストレプトマイシンの発見者として有名。ウクライナのプリルカに生まれ,オデッサで学んだが,1910年アメリカに渡り,ラトガーズ大学に入学,卒業後の16年にアメリカに帰化した。…

※「ストレプトマイシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ストレプトマイシンの関連キーワード抗結核剤ペニシリンセフェム系抗生物質ベータラクタム系抗生物質非結核性抗酸菌症結核性胃腸炎結核性腸炎抗真菌性抗生物質ナイシン抗菌性抗生物質

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ストレプトマイシンの関連情報