ホットスポット[原子炉](読み)ホットスポット[げんしろ](英語表記)hot spot

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ホットスポット[原子炉]
ホットスポット[げんしろ]
hot spot

原子炉の炉心内の熱的に厳しい状態にある部分。たとえば,燃料出力あるいは表面温度の最高点である。これは,炉心内の中性子束分布・出力分布・冷却材の流れの不均一核燃料の不均一などに起因して生じる。ホットスポットは,原子炉の熱設計において,燃料,被覆管等が溶融しないように許容温度以下にするときに考慮されるものである。出力あるいは温度の最高点と炉心全体の平均値の比をホットスポットファクターという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

咽頭結膜熱

アデノウイルスの感染により、発熱、のどのはれと痛み、結膜炎の症状を呈する伝染性の病気。感染症予防法の5類感染症の一。学童がプールで感染して集団発生するのでプール熱ともいう。...

咽頭結膜熱の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android