ボーリング
地中に深い孔をあけること。試錐とも。さく(鑿)井とほぼ同義。地質調査や探鉱の目的で行われる場合と,油井,通気孔,発破孔などの掘さくのように孔そのものを利用する目的の場合とがある。一般の土木工事,地下水・温泉・地熱の探査・開発の際にも行われる。陸地のほかやぐらや船上から海底のボーリングも行われる。先端部にダイヤモンド,超硬合金あるいは特殊鋼の刃(ビット)を装着した軸を高速度で回転するか,またはそれで岩石を衝撃してせん孔する。駆動には電動機,内燃機関,圧縮空気などを用いる。地質調査・探鉱のためのボーリング機械では,せん孔した部分の岩石が採取できるように工夫されている。
→関連項目コアボーリング|鉱山機械|鑿井|試掘|石油|石油探査|探鉱|綱掘り
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ボーリング
Boring, Edwin Garrigues
[生]1886.10.23. フィラデルフィア
[没]1968.7.1. マサチューセッツ,ケンブリッジ
アメリカの心理学者。コーネル,クラーク大学教授を経て,ハーバード大学教授。 E.B.ティチェナーに師事したが,構成心理学の立場に固執せず,操作主義を採用するなど事実に忠実な科学主義的立場を取った。主著『実験心理学史』A History of Experimental Psychology (1929) ,『実験心理学史における感覚と知覚』 Sensation and Perception in History of Experimental Psychology (42) 。
ボーリング
Bowring, Sir John
[生]1792.10.17.
[没]1872.12.23.
イギリスの文筆家,外交官,言語学者。中国名は包会。哲学者 J.ベンサムに傾倒し,雑誌『ウェストミンスター・レビュー』を創刊した。 1841年下院議員となり,自由貿易を主張。 49年広東領事。 54年ホンコン総督に任命された。 55年にタイにおもむき,2年後に通商条約を締結した。著書『シャムの王国と人民』 The kingdom and people of Siam (1857) はその記録である。このほかにも通商使節として 58年にフィリピン,61年にイタリアを訪れた。
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ボーリング
〘名〙 (boring)
② 地質調査や
地下資源の採取などを目的として地中に細く深い穴を掘ること。試錐
(しすい)。
※東京日日新聞‐明治三〇年(1897)八月二九日「工務課にては此程よりボーリングに着手したりと」
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デジタル大辞泉
「ボーリング」の意味・読み・例文・類語
ボーリング(boring)
[名](スル)
1 穴をあけること。穿孔。
2 地質・鉱床調査などのために、地中に細く深い穴を掘ること。試錐。試鑽。
[類語]穿孔・鑽孔・パンチ・掘削
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ボーリング
主として地盤および地質調査の目的で、掘削機(くっさくき)などを用いて地中に深い穴を掘ること。
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ボーリング
生年月日:1886年10月23日
アメリカの心理学者
1968年没
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ボーリング【boring】
ビットによる圧砕作用または切削作用によって,地殻に比較的小径で深い穴を掘ること。試錐あるいは掘削ともいう。石油,天然ガス,地熱などの採取を目的とする坑井の場合にはさく井ともいう。
[目的]
地下の地質試料としてコアの採取を目的とするもの,地下資源の採取のための坑井をつくることを目的とするもの,その他の目的をもつものとに大別される。見方を変えると地表より垂直あるいはある角度でボーリングするものと,坑道あるいはトンネル内より水平あるいは種々の角度でボーリングするものとに分けられる。
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