マクシミリアン1世[バイエルン公](読み)マクシミリアンいっせい[バイエルンこう](英語表記)Maximilian I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

マクシミリアン1世[バイエルン公]
マクシミリアンいっせい[バイエルンこう]
Maximilian I

[生]1573.4.17. ミュンヘン
[没]1651.9.27. インゴルシュタット
バイエルン公 (在位 1597~1651) ,選帝侯 (在位 23~51) 。アルブレヒト5世の孫。 1609年カトリック連合を組織,その首領となった。三十年戦争勃発後,神聖ローマ皇帝フェルディナント2世と提携し,ファルツ選帝侯フリードリヒ5世の軍を撃破。 23年選帝侯位を獲得。皇帝の A.ワレンシュタイン起用後は彼と対立し,30年皇帝に彼を罷免させた。その後,スウェーデン,フランスと戦い,国土をしばしば侵略されたが,45年以後はその再建に努力し,バイエルンの大国としての地位を築いた。

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