コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ユダ王国 ユダおうこく Kingdom of Juda

6件 の用語解説(ユダ王国の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ユダ王国
ユダおうこく
Kingdom of Juda

ソロモンの死後,ヘブライ人の統一王国が2つに分裂してできた王国の一つ (前 937/22~586) 。南部にあったので南王国ともいう。すでに統一時代から南北の対立がみられたが,北部はヤラベアムに率いられて独立した (前 937/22頃) ため,首都エルサレムおよびその周辺,ユダの荒野,シェフェラ,ネゲブ地方などを含むユダ王国が残る結果となった。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ユダ‐おうこく〔‐ワウコク〕【ユダ王国】

Judah》古代イスラエル王国がソロモン王の没後、南北に分裂し、前928年その南半に成立した王国。都はエルサレム。前586年、新バビロニア王国に滅ぼされ、多くの住民がバビロンに連れ去られた。ユダヤ王国。南王国。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ユダ王国【ユダおうこく】

古代イスラエル人の王国。ユダJuda族出身のダビデの建国になり,北方諸部族の対抗勢力として興った。前928年ころのソロモンの死後,ユダ王国を含む統一イスラエル王国は分裂するが,これ以降は南ユダ王国と称して区別される。
→関連項目パレスティナヘブロン

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ユダおうこく【ユダ王国】

古代イスラエル人の王国。前1000年ころ,イスラエル王国初代の王サウルがフィリステア人(ペリシテ人)と戦って敗死すると,フィリステア人の国に亡命していたダビデは,南方諸部族の中心都市ヘブロンに行き,ユダ王国を建てた。その後,ダビデはイスラエル王国の王位も兼ねたが,ユダ王国はイスラエル王国と別個の政治組織として残された。このように,ユダ王国は,ユダ族出身のダビデが北方諸部族に対してユダ族を中心とする南方諸部族を糾合した政治勢力として興ったのである。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ユダおうこく【ユダ王国】

古代、パレスチナにあったユダヤ人の王国。ソロモン王の死後、紀元前930年頃イスラエル王国が分裂し、その南半に成立。首都エルサレム。紀元前586年、新バビロニアに滅ぼされ、住民の多くはバビロンに連れ去られた。 → バビロンの捕囚

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ユダ王国
ゆだおうこく
Judah

古代のイスラエル王国の分裂によって成立した王国(前928~前586)。ソロモン王の没後、イスラエル王国は、北の10部族からなるイスラエル王国(北王国)と、南のユダ人とベニヤミン人を含むユダ王国(南王国)に分裂独立した。ソロモンの子レハベアムを初代の王(在位前928~前911)とし、20人の王が続き、エルサレムを首都として南パレスチナのユダ地方を支配した。ユダ王国は、イスラエル王国に比べて、農耕に適する土地が少なく、その経済構造は家畜飼育に大きく依存していたが、エルサレムを基盤とした政治的、宗教的中心をもち、かつダビデの家系を継いだ安定した王朝と、住民が比較的同質であったために総じて平和な長い治世が続いた。たとえば、第3代王アサ(在位前908~前867)の41年間、第4代王ヨシャファト(在位前867~前847)の21年間という長い治世がみられる。
 ユダ王国は、勢力を盛り返したエジプトとアッシリアとの間にたたされ、内政・外交ともに振るわなかったが、紀元前721年、アッシリアのサルゴン2世によるイスラエル王国滅亡後も存続した。宗教的には、異教の神々の礼拝に対して預言者たちの反対運動が起こり、ヒゼキヤ王(在位前727~前698)やヨシヤ王(在位前640~前609)による祭儀改革が行われた。ヨシヤの長子エホヤキムは即位後3年間エジプトの宗主権に服し、その子エホヤキン(在位3か月)は新バビロニア軍に降伏し、エルサレムは一時的に救われたが、エルサレム神殿と王の宝庫は略奪され、エホヤキンと指導者階層(約1万人)は捕らえられてバビロンへ移された(前597年、第1回バビロン捕囚)。エホヤキンとともに連行された祭司エゼキエルは、バビロンで捕囚民の預言者として活動した。ついでユダ王国最後の支配者に任ぜられたゼデキアも新バビロニアに背いたため、エルサレムは落城し、徹底的に破壊され、ユダ王国は、新バビロニアの属州となり、ユダの住民はバビロニアに連れ去られ、滅亡した。ちなみに、前582年ころ、エルサレム残留民の一部はバビロンへ捕らえ移された(第3回バビロン捕囚)。[高橋正男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のユダ王国の言及

【イスラエル王国】より

…ただし,この複合王国を代表する名称はイスラエルであった。そこで,サウルとダビデ,ソロモンが支配したイスラエル王国を〈統一イスラエル王国〉,ソロモンの死後ダビデ家の支配を脱して南のユダ王国と対立したイスラエル王国を〈北イスラエル王国〉と呼んで,両者を区別する。 前10世紀初頭に,ダビデは南方部族の中心都市ヘブロンから,南北複合王国の中間に位置するエルサレムに遷都し,そこへ王国成立前の部族同盟の象徴であった〈契約の箱〉を搬入して,イスラエルの神ヤハウェがエルサレムを選び,同時にダビデとその子孫を全イスラエルの支配者に選んだと主張した。…

【エルサレム】より

…エルサレムは政治的だけでなく宗教的にも国家の中心となり,人々は毎年イスラエル全土からエルサレム巡礼に出かけた。 ソロモンの死後イスラエル統一王国が南北に分裂すると,エルサレムは南のユダ王国の首都となる。前586年,ユダはバビロニアのネブカドネザル王の率いる軍隊によって征服され,エルサレム全市が破壊されて炎上,人々はバビロニアの地に連れ去られる。…

※「ユダ王国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ユダ王国の関連キーワード古代裂・古代切古代研究古代サラサ古代模様太古代古代エジプト語古代切古代文学古代最中古代神

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ユダ王国の関連情報