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ヨウ素価 ヨウそかiodine value

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヨウ素価
ヨウそか
iodine value

油脂の不飽和性を表わす値の一つ。試料油にハロゲンを作用させて,吸収されるハロゲンの量をヨウ素に換算し,試料に対する百分率で表わす。普通は一塩化ヨウ素または一臭化ヨウ素が使われる。この値の大小により乾燥性を予想できる。乾性油であるきり油,麻の実油などで 130~200,不乾性油つばき油オリーブ油などで 95以下とされている。また,酸敗,酸化,水素添加などにより,ヨウ素価は小さくなる。

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栄養・生化学辞典の解説

ヨウ素価

 油脂がどの程度不飽和結合をもっているかの指標.油脂の中の二重結合が分子状ヨウ素によって酸化される反応を利用して,消費されるヨウ素の量から不飽和度を知る.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヨウ素価
ようそか
iodine value

油脂類の特性を示す数値の一つで、100グラムの油脂に吸収されるヨウ素のグラム数。実際には、一塩化ヨウ素IClの吸収量を測定し、その値から算出する。塩化ヨウ素は不飽和脂肪酸のC=C二重結合と反応するので、ヨウ素価は油脂に含まれている脂肪酸の不飽和の度合いを表す数値である。不乾性油では100以下、半乾性油は100~130、乾性油では130以上のヨウ素価を示す。ヨウ素価は二重結合の存在量と関係があるので、酸敗、酸化、水素化などの二重結合を含む化学変化によりその値が変化する。[廣田 穰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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