三条[市](読み)さんじょう

百科事典マイペディア 「三条[市]」の意味・わかりやすい解説

三条[市]【さんじょう】

新潟県中部の市。1934年市制。中心市街は信濃川とその支流五十嵐川の合流点に近く,古くから河港,衣料の製造や取引が盛んな商業町として発展。中世〜近世初期は城下町でもあった。また三条商人は全国を行商した。江戸中期からは農家の副業として金物の生産が始まり,刃物,大工道具,錠前などの中小工場が多く,〈金物の三条〉として全国的に有名で,関連の機械,鉄鋼業も盛ん。法華宗陣門流の総本山本成寺があり,東部保内(ほない)では五葉松を特産。北陸自動車道,信越本線上越新幹線が通じ弥彦線分岐。国道8号線が通じる。2005年5月南蒲原郡町,下田村編入。431.97km2。10万2292人(2010)。

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