中座・中坐(読み)ちゅうざ

精選版 日本国語大辞典 「中座・中坐」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ざ【中座・中坐】

〘名〙
① (━する) 談話集会用事などの中途で席をはずすこと。
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)七「松だけのおすいものの出た時、中座(チウザ)いたしやした」
② 座のうち。座中。〔孟浩然‐登江中孤嶼詩〕
会席途中。会の半ば
井蛙抄(1362)六「山階左府、中座におりて向御前揖して」 〔韓非子‐外儲説右上〕
④ (中座) 江戸時代、京都町役人の一つ。雑色の指揮の下に、鉄棒引、囚人縄取などを務めた者。〔京都御役所向大概覚書(1714‐18頃)〕

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