下略（読み）ゲリャク

デジタル大辞泉

げ‐りゃく【下略】

［名］(スル)あとに続く文章や語句を省くこと。かりゃく。→上略 →中略
[類語]省略・略す・略する・省く・間引く・略・前略・中略・後略・上略・割愛・省筆・はしょる・約する

か‐りゃく【下略】

［名］(スル)⇒げりゃく（下略）

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

げ‐りゃく【下略】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 続くことばや文章を略すこと。かりゃく。〔運歩色葉（1548）〕
3. ② 能楽で、役者の登場に使われる次第(しだい)などに用いられる大小鼓の囃子(はやし)の名称。
   1. [初出の実例]「一上り僧、定家、次第に、下洛を打、二つめに、本の頭打をきき出る也」(出典：わらんべ草（1660）一)

か‐りゃく【下略】

1. 〘 名詞 〙 文章や言葉の後の部分を略すこと。げりゃく。〔日葡辞書（1603‐04）〕

出典　精選版 日本国語大辞典