簡略(読み)カンリャク

デジタル大辞泉 「簡略」の意味・読み・例文・類語

かん‐りゃく【簡略】

[名・形動]手短で簡単なこと。手軽で簡単なこと。また、そのさま。「簡略なあいさつ」「手続きを簡略にする」
[派生]かんりゃくさ[名]
[類語]簡潔ちょろいたやすい簡単容易簡易あっさり手っ取り早いやすいらく手軽手軽い造作ないわけないくみやす楽楽易易いい易易やすやす軽い・軽く・悠悠難無く苦もなく生易しいイージー朝飯前楽勝お茶の子お茶の子さいさい河童かっぱたなごころを返す労せずして赤子の手をひねるお手の物事も無げむざむざ軽軽かるがる無造作手も無く見す見すまんまと平易軽易安易物ともせずすんなりすいすい首尾良くちょいちょいちょちょいのちょい

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精選版 日本国語大辞典 「簡略」の意味・読み・例文・類語

かん‐りゃく【簡略】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. ( ━する ) 手軽で簡単なこと。簡単、略式にすること。また、そのさま。簡便。
    1. [初出の実例]「胃脯は簡略に微少なることなれども、連騎ほどになりたぞ」(出典:史記抄(1477)一九)
    2. 「すべて日本の風俗は、物ごと簡略なるゆへに」(出典:随筆・秉燭譚(1729)二)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐宣乗伝〕
  3. かんりゃく(勘略)
    1. [初出の実例]「山王夢中に簡略の人数を示されける事」(出典:山王絵詞(1310頃)一)
    2. 「食を減し、いたづらに酒食をついやすことをかんりゃくし」(出典:玉塵抄(1563)一五)

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普及版 字通 「簡略」の読み・字形・画数・意味

【簡略】かんりやく

てがるにする。〔後漢書、宣秉伝〕務めて大綱を擧げ、苛細を略にす。百僚之れをふ。

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