久居[市](読み)ひさい

百科事典マイペディア「久居[市]」の解説

久居[市]【ひさい】

三重県北部の旧市。1970年市制。伊勢平野中央部にあり,西部布引山地へ続く。中心の久居津藩の支藩藤堂氏の城下町から発達,近鉄名古屋線,伊勢自動車道が通じる。一志米産地で,酒造も行われる。地場産業にタオルとの製造がある。1980年ごろから津市の近郊住宅地化が進み,アルミ産業を中心とする戸木工業団地も造成された。榊原(さかきばら)温泉がある。2006年1月安芸郡河芸町,芸濃町,安濃町,美里村,一志郡一志町,香良洲町,白山町,美杉村と市へ編入。68.20km2。4万328人(2003)。

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世界大百科事典 第2版「久居[市]」の解説

ひさい【久居[市]】

三重県中央北部の市。1970年市制。人口4万0144(1995)。市域東西に細長く,西は布引山地東側の山地で,中央部を榊原川と長野川が南東流して雲出(くもず)川に合流し,下流域沖積低地が開けるが,丘陵台地が多い。中世,伊勢神宮領の御厨(みくりや)や御園が置かれ,また平家に伝領されてのち久我家領となった木造(こつくり)荘があった。木造には伊勢国司北畠氏から分家した木造氏が南北朝期から居城したと伝え,木造氏は戦国期には織田信長・信雄に仕え,戸木(へき)城にって蒲生氏郷と戦っている。

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