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久米歌/来目歌 クメウタ

デジタル大辞泉の解説

くめ‐うた【久米歌/来目歌】

古代歌謡のうち、記紀神武天皇の条にある久米部(くめべ)が歌ったとされる6首の歌。また、特に久米舞に用いる歌をいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

久米歌【くめうた】

来目歌とも書く。《古事記》《日本書紀》の神武天皇の条にみえる天皇の5首,道臣命(みちのおみのみこと)の1首,兵卒の2首,計8首の歌をいう。多く〈撃ちてし止まむ〉の句で結ばれる。
→関連項目来目部/久米部

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世界大百科事典 第2版の解説

くめうた【久米歌】

《古事記》《日本書紀》神武天皇条の大和平定物語に編みこまれた宮廷歌曲群の名。来目歌とも記す。重複を合わせ延べ14。初期ヤマト王権に服属して親衛軍団の伴造(とものみやつこ)(首長)や料理調達の膳夫(かしわで)になった久米氏が,戦いの酒宴の合唱と舞いとをもとに,宮廷儀礼の場で大王(天皇)に忠誠を誓って奏したのに由来する。〈宇陀(うだ)の 高城(たかき)に 罠(しぎわな)張る わが待つや 鴫は障(さや)らず いすくはし 鯢(くちら)障る……〉など,服属以前,大和の山民時代に狩りによせて敵を哄笑した古曲と,〈みつみつし 久米の子らが 垣下(かきもと)に植ゑし椒(はじかみ)……〉など,服属以後,王権の下に久米部(べ)としてその首長を介して歌った新曲とをともに言う。

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