久能山に鎮座する。祭神は東照大権現。旧別格官幣社。日光東照宮に対して久能山東照宮といい、これを宗教法人名とする。東照大権現宮ともいう(「駿河記」など)。現在、当社へは南麓の
元和二年(一六一六)七月一七日、徳川家康が駿府城で死去。遺命によりその日の夜直ちに遺体を久能山に移し、一九日仮殿を営み、久能城主榊原照久と
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静岡市駿河(するが)区根古屋(ねごや)の久能山に鎮座。祭神は徳川家康、相殿(あいどの)に豊臣(とよとみ)秀吉、織田信長を祀(まつ)る。1616年(元和2)家康が駿府(すんぷ)城で没すると、遺命によってこの地に神祭にて葬られ、のち日光に改葬された。翌17年社殿を竣工(しゅんこう)し、初めは東照社とよんだが、1645年(正保2)宮号が宣下され東照宮と称した。朝廷の崇敬厚く、東照大権現(だいごんげん)の神号を賜る。旧別格官幣社。現在の権現造の社殿(国宝)は創建当時のもので、総漆塗、細部の彫刻などに極彩色を施し、桃山時代の技法をも取り入れた江戸初期の代表的建造物である。家康の遺品類、徳川歴代将軍や諸大名寄進の武具など数多くの国宝、重要文化財の宝物を所蔵する。例祭は4月17日。
[森安 仁]
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