精選版 日本国語大辞典 「余韻・余韵」の意味・読み・例文・類語
よ‐いん ‥ヰン【余韻・余韵】
〘名〙
① 音のあとにかすかに残って続くひびき。また、音が消えたあと、耳に残っているかすかな音。余音。
※藤原為景朝臣詩集(1652頃)和春夜聴雨「誰吹二長笛一弄二春景一、余韻遏レ雲流二碧天一」
※風流仏(1889)〈幸田露伴〉九「琴の糸断えて余韵(ヨヰン)のある如く」
③ (━する) ある性質、傾向などが他に影響を及ぼすこと。
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