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光学ガラス こうがくガラス optical glass

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

光学ガラス
こうがくガラス
optical glass

光学器械に使用されるレンズプリズムに用いるガラス。一般の窓ガラスや食器,瓶などのガラス,いわゆるソーダガラスと区別され,透過する光の屈折,分散などに高度の均一性が要求される。クラウンガラスフリントガラスなどの種類がある。

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デジタル大辞泉の解説

こうがく‐ガラス〔クワウガク‐〕【光学ガラス】

光学器械レンズプリズムなどに用いられるガラス。一定の屈折率や分散能力をもった、均質で透明度の高いガラスが要求される。

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百科事典マイペディアの解説

光学ガラス【こうがくガラス】

光学器械用のレンズやプリズムに用いられるガラス。物理的・化学的に均一で,着色,脈理,ひずみ,泡などがなく,透明度の高いことが必要。特に純度の高い原料を使用し,溶解,徐冷に際しても特別の注意が払われる。
→関連項目ガラスガラス工業光学器械工業ホウケイ(硼珪)酸ガラス脈理

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世界大百科事典 第2版の解説

こうがくガラス【光学ガラス optical glass】

光学器械用のレンズ,プリズム等に用いられるガラスで,屈折率,アッベ数,および均一性を厳密に制御して作られる。アッベ数とは屈折率の波長依存性を表現する指標で,アッベ数の大きなものほどその依存性は小さい。レンズの設計の自由度を増すためには,屈折率とアッベ数の広範な組合せが必要になり,そのため,組成の種類は他の実用ガラスでは考えられないほど多岐にわたる。製造にあたっては,大量生産品種は連続溶融法が多いが,多品種少量生産に適したるつぼ溶解法も多い。

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大辞林 第三版の解説

こうがくガラス【光学ガラス】

光学器械のレンズやプリズムなどの材料に用いる、きわめて均質で透明度の高いガラス。ガラスの組成を種々変えることによって、屈折率や分散能(物質が光を分散する能力を示す量)、あるいは波長による透過性などを調節し、必要な光学的特性をもたせる。クラウンガラス・フリントガラスなどがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

光学ガラス
こうがくがらす
optical glass

レンズ、プリズムなどのように、光の反射、屈折によって画像を伝送する光学素子の材料となる高い均質度をもったガラス。屈折率nd(波長587.6ナノメートルに対するもの)とアッベ数νdの二つの光学定数の組合せにより200種以上のガラスがある。1609年にイタリアのガリレイが凸、凹両レンズを組み合わせた望遠鏡で天体観測をしていることから、ガラスは人間が最初に開発した機能性材料といえる。
 ガラスの屈折率は光の波長によって変わる(このことを分散とよぶ)から、1枚の凸レンズでも実像は結ぶが、色収差のため像が明瞭(めいりょう)でない。このほか球面収差なども除いて像の精度を高めるため、光学定数の異なる凸、凹レンズ数枚を組み合わせて光学系をつくりあげることが多く、そのため光学ガラスの種類がしだいに増えて現在に至っている。1980年代ごろから、球面収差を除去しレンズの枚数を少なくするために、非球面レンズが広く使用されるようになっている。ガラスの種類としては、屈折率が比較的低くて分散も低い凸レンズ用のクラウン系と、組成に酸化鉛を含むため高屈折率で高分散の凹レンズ用のフリント系になるが、その後、部分分散の異なるバリウム系が加わり、さらに新しくランタン系、リン酸塩系、ホウ酸塩系、フッ化物系、フツ・リン酸系など各種のガラスが開発されている。
 光学ガラスは典型的な多品種少量生産で、種類ごとにるつぼで溶融し、高均質を得るため攪拌(かくはん)をする。るつぼ材は耐火粘土または白金で、焙焼(ばいしょう)炉のほか高周波炉も使われる。また、1970年代から、大量生産のために白金炉を用いた連続生産が行われている。[境野照雄・伊藤節郎]
『泉谷徹郎著『光学ガラス』(1984・共立出版) ▽作花済夫・伊藤節郎・幸塚広光・肥塚隆保・田部勢津久・平尾一之・由水常雄・和田正道編『ガラスの百科事典』(2007・朝倉書店)』

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世界大百科事典内の光学ガラスの言及

【ガラス】より

…X線吸収能は,一般に原子番号の大きな元素がすぐれているので,BaO,SrO,PbO等を大量に含有しているガラスが使用されている。光学ガラスはレンズ設計の自由度を増すために,さまざまな屈折率と分散の組合せを有するガラスが必要になる。古くから使用されてきたK2O‐PbO‐SiO2系ガラスでは,高屈折率低分散,低屈折率高分散のガラスが得られないため,前者のためにはLa2O3含有ガラス,後者にはフッ化物を含有するガラスが開発された。…

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