堅実(読み)ケンジツ

デジタル大辞泉 「堅実」の意味・読み・例文・類語

けん‐じつ【堅実】

[名・形動]手堅く確実なこと。確かであぶなげのないこと。また、そのさま。「堅実な手段」「堅実に生活する」
[派生]けんじつさ[名]
[類語]着実地道堅気確か確実必至必然必定本命有力鉄板的確確固たる確然たるかくたる確としたしっかりした忠実着着こつこつ・一歩一歩・まずたゆまず誠実篤実真摯至誠信実篤厚大まじめまじめ几帳面生まじめくそまじめ愚直四角四面質実堅気かたぎ実直謹厳生一本一本気勤勉律儀義理堅い義理立て良心的忠実忠実まめまめしいきりきりしゃんきりりきりっと甲斐甲斐しいきびきびてきぱきしゃきしゃきはきはきすいすい忠実まめ忠実まめやか小忠実こまめ手忠実てまめ足忠実あしまめ筆忠実ふでまめ骨身を惜しまずきちんと規則正しい手取り足取りちゃんとしっかりしゃんときちんきちんきっちりかっちりがっちり規則的整然

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精選版 日本国語大辞典 「堅実」の意味・読み・例文・類語

けん‐じつ【堅実】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. ものが堅くて丈夫なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「山崩〈略〉土中に坎穴多くして、堅実(ケンジツ)ならざる処有て、分崩する者(もの)なり」(出典:怪異弁断(1714‐15)五)
  3. 考え方、やり方などが手がたくたしかなこと。また、防備などがしっかりしていてあぶなげのないさま。
    1. [初出の実例]「中心堅実則悪愛不入」(出典:丱余集(1409頃)下)
    2. 「此気象に訓練を加へ、堅実(ケンジツ)なる有為の精神としたのである」(出典:非凡なる凡人(1903)〈国木田独歩〉上)
  4. ( ━する ) 果実などが堅いさま。また、堅くなること。
    1. [初出の実例]「此実は栗実の如く、外皮を破れば、中に堅硬なる白仁あり。之を鋸破すれば、堅実せること象牙の如し」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)

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普及版 字通 「堅実」の読み・字形・画数・意味

【堅実】けんじつ

確実。

字通「堅」の項目を見る

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