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公開市場操作 こうかいしじょうそうさ

9件 の用語解説(公開市場操作の意味・用語解説を検索)

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

公開市場操作

中央銀行(日本では日本銀行)が行なう代表的な金融調節手段のひとつで、通貨量の市場流通量を調整すること。市場に流通する通貨量が多すぎる時は、中央銀行が保有している債権類を売却し、資金を回収することで市場での資金の供給量を減らす(売りオペ)。逆に市場に流通する通貨量が少なすぎる時は、市場から債権類を買い上げて市場での資金の供給量を増やす(買いオペ)。

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デジタル大辞泉の解説

こうかいしじょう‐そうさ〔コウカイシヂヤウサウサ〕【公開市場操作】

中央銀行が行う金融政策手段の一。中央銀行(日本では日本銀行)が市場の資金量、通貨の調整を図るために、公開の市場で公債・手形などの有価証券の売買を行うこと。売りオペレーション買いオペレーションがある。オープンマーケットオペレーション

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百科事典マイペディアの解説

公開市場操作【こうかいしじょうそうさ】

オープン・マーケット・オペレーションopen market operationの訳。金融政策の一種。中央銀行が公開の証券市場に出動して,有価証券(国債・手形・債券など)を売買し,市中金融機関の手持資金を増減させること。
→関連項目政府短期証券短期国債

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ワイジェイFX用語集の解説

公開市場操作

中央銀行が金融市場で債券等の売買を行って民間金融機関の保有する現金を増減させ、
金利やマネーサフ゜ライに影響を与える政策を言います。

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ナビゲート ビジネス基本用語集の解説

公開市場操作

日本銀行(中央銀行)が行う代表的な金融政策手段の1つ。日本銀行が保有している債権類を一般公開の市場において売買することで、市場での資金の供給量を調整する。 債権類を売却することを「売りオペ」といい、これにより市場にだぶついている資金を吸収する。逆に民間が保有している債権類を日本銀行が買い取ることを「買いオペ」といい、これにより市場に資金を放出する。 政策金利を直接操作するわけではないが、「売りオペ」の結果として金利の上昇、「買いオペ」の結果として金利の低下が促される。

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世界大百科事典 第2版の解説

こうかいしじょうそうさ【公開市場操作 open market operation】

貸出政策(割引政策公定歩合政策ともいう)および支払準備率操作と並ぶ,中央銀行の伝統的な金融政策手段の一つ。具体的には,中央銀行が公開市場において手形,政府短期証券(大蔵省証券=TBなど),国債などの売買を行い,中央銀行信用やベース・マネー(現金と中央銀行預け金の合計。マネタリー・ベース,ハイパワード・マネーともいう)を増減させることを指す。 ここでいう公開市場とは,銀行間市場inter‐bank marketと対置される概念で,日本のコール市場手形売買市場,あるいはアメリカフェデラル・ファンド・マーケットのように,中央銀行と民間銀行という銀行だけが参加できる銀行間市場とは異なり,銀行以外の企業や個人も参加できる金融市場を指す。

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大辞林 第三版の解説

こうかいしじょうそうさ【公開市場操作】

中央銀行が金融市場において、公債その他証券・手形類の売買を行い市中の通貨量を調整すること。また、これによって市中金利の上げ下げを図ること。オープン-マーケット-オペレーション。

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

公開市場操作
こうかいしじょうそうさ
open market operation

中央銀行が金融を調節する手段の一つとして,一般公開の市場に出動し,公債や手形などの有価証券の売買を行なうこと。市場で中央銀行が手持ち有価証券を売却すれば(売りオペレーション)市場の資金は引き揚げられ,逆に有価証券を購入すれば(買いオペレーション)資金が市場に供給されることとなり,公定歩合政策,支払準備操作とともに中央銀行が有する有効な金融政策の手段となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

公開市場操作
こうかいしじょうそうさ

オープン・マーケット・オペレーションopen market operationともいい、中央銀行が金融市場や債券市場に対して手形や債券を売買して、銀行の現金準備を増減させ、また市場金利に影響を与えて、ひいては銀行の与信活動、通貨供給量を調節する政策手段をいう。中央銀行が手形や債券を買う場合を買い操作(買いオペレーション)、逆に売る場合を売り操作(売りオペレーション)という。買いオペレーションは銀行の現金準備の増加となり信用拡大的に働き、売りオペレーションは反対に銀行の現金準備の減少となり信用収縮的に作用する。ところで、現金準備の供給手段としての買いオペレーションと中央銀行貸出とを比較すると、中央銀行貸出は市中銀行の借入需要を受けて行われるのに対して、買いオペレーションは時期、金額、条件について中央銀行のイニシアティブによって実施される点で、政策効果としてはより積極的、弾力的である。
 日本での公開市場操作の歴史は古いが、本格的に実施されたのは1932年(昭和7)以降のことである。すなわち、満州事変以降、国債の大部分が日本銀行引受けによって発行され、これによって巨額の財政資金が民間に散布されたので、日本銀行はインフレの発生を防ぐため、引き受けた国債の売りオペレーションを積極的に行った。第二次世界大戦後では、1962年(昭和37)11月以降、日本銀行はいわゆる新金融調節方式として、従来の日本銀行貸出にかえて債券(おもに政府保証債)の買いオペレーションを活発に行うようになった。その後、国債が発行されてオペレーションの対象証券となり、さらに手形その他各種の短期市場証券のオペレーションも行われるようになった。国債オペレーションは、おもに経済成長に伴って増大する民間の現金需要に対応するために行われ、手形オペレーションは、金融市場の短期的調整のために行われている。そのほか日本銀行は、とくに市場の余剰資金を吸収するために、日本銀行振出手形(売出手形)や日本銀行保有の政府短期証券の売りオペレーションを、また市場資金の調整の多様化を確保するために、CP(コマーシャルペーパー)オペレーションなども行ってきた。[石田定夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の公開市場操作の言及

【金融政策】より

…日本では日本銀行が金融政策の直接の責任者であるが,金融市場に大きな影響を与える国債の種類,発行条件,借換債の種類,条件等の決定は大蔵大臣によって,また郵便貯金の金利は郵政大臣が郵政審議会に諮問し政令で定められる。 日本銀行の行う金融政策については,1949年6月の日本銀行法の一部改正によって日本銀行政策委員会が設けられ,公定歩合の決定,公開市場操作実施の方針,市中金利の最高限度の決定,準備預金制度の準備率の決定・変更等はすべてこの政策委員会によって決定される。政策委員会は日本銀行総裁のほか金融,商工業,農業に関し経験と識見をもつ者,大蔵省,経済企画庁の代表者の7人によって構成される。…

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