内房(読み)うちぼう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

内房
うちぼう

千葉県南西部,房総丘陵浦賀水道に面する海岸地方。一般に富津岬から館山市西端の洲崎 (すのさき) にいたる海岸をいう。保田,岩井,富浦,館山の砂浜から成る湾入があり,港や海水浴場として利用される。佐貫観音鋸山の展望台と五百羅漢,富浦のビワ山,大房岬キャンプ場船形那古の観音など旧跡や名所も多い。富山県立自然公園南房総国定公園の一部。 JR内房線,道路の整備などによって,観光地として発展している。

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百科事典マイペディアの解説

内房【うちぼう】

千葉県房総半島の東京湾岸のうち,洲崎(すのさき)から富津(ふつつ)市湊付近までの臨海部をさし,ときに富津までを含める。〈ないぼう〉ともいう。房総丘陵が海に迫り,その間の小平野に農漁業集落が散在する。外房とともに南房総国定公園に属し,内房線,国道127号線が通じる。

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世界大百科事典 第2版の解説

うちぼう【内房】

千葉県の南西部,東京湾浦賀水道に面する海岸。外房に対し,房総半島南端の洲崎から北の富津(ふつつ)岬にまでおよぶ。海岸は岬と入江に富み,内陸の地形は東西に数列断層山脈とその中間の断層平野からなる。断層山脈が海岸に突きでて,洲崎,大房(だいぶさ)岬,鬼崎,明鐘(みようがね)岬となり,断層平野が海に没して館山湾,富浦湾,岩井湾,保田(ほた)湾となる。湾の奥には白砂浜があり,波が静かで,遠く富士・箱根連山を望む。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

内房
うちぼう

千葉県南西部の浦賀水道に面する海岸。富津岬(ふっつみさき)付け根の磯根(いそね)崎から館山(たてやま)市の洲崎(すのさき)に至る。砂浜海岸と岩石海岸が交互に続き、美しい自然景観をなす。海岸沿いにJR内房線と国道127号が走り、その内陸側に館山自動車道、富津館山道路の自動車専用道が通じている。浦賀(うらが)水道を挟み対岸の三浦半島とフェリーで結ばれ交通も便利。昭和に入って各地に海水浴場が開かれ、民宿が多い。鋸山(のこぎりやま)や大房(だいぶさ)岬の観光地を含め海岸線のほぼ全域が南房総国定公園(みなみぼうそうこくていこうえん)に属す。花の栽培が盛んで、ビワは南房総市の特産。[山村順次]

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精選版 日本国語大辞典の解説

うち‐ぼう ‥バウ【内房】

千葉県、房総半島南西部の東京湾・浦賀水道沿岸の地域。安房の内側の意。

ない‐ぼう ‥バウ【内房】

〘名〙
① 奥の部屋。〔塵芥(1510‐50頃)〕
② 女房。
浮世草子・当流雲のかけ橋(1710頃か)三「やどへかへりて、内房にも此よし申きかせ」

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世界大百科事典内の内房の言及

【住居】より


[住宅の構成]
 建物を構成するおもな部屋には次のようなものがある。内房(アンパンanpang)は最も奥まった所にあり,おもに主婦と子どもたちの居室である。食事もここでし,衣服や貴重品を納める鍵のかかる籠もここにおく。…

【朝鮮】より

…建物自体への入口としての玄関に相当するものはなく,塀に設けられた大門が内と外との境界となっている。家屋は数十cmの高さに土壇を築いてその上に建てられ,その構造は地方や経済階層によってもちろん異なるが,基本的要素としては,台所(土間),それに続く内房(アンバンanbang),大庁(テチョンtaech’ŏng),大庁をはさんで内房の反対側に越房(コンノンバンkŏnnŏnbang)が配置される。建物の規模が大きくなればさまざまな部屋(房)が付加されるが,内房や越房などの居室部分の床はオンドル,大庁および物置き部屋などは板敷(マルmaru)である。…

※「内房」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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