(読み)ショウ

デジタル大辞泉 「匠」の意味・読み・例文・類語

しょう【匠】[漢字項目]

常用漢字] [音]ショウ(シャウ)(漢) [訓]たくみ
大工細工師職人。「匠人工匠・巧匠・石匠刀匠番匠ばんじょう木匠
技芸に長じた人。学問芸術一家をなす人。「学匠楽匠巨匠師匠宗匠
新しいものを作り出す工夫。アイデア。「意匠
[名のり]なる
[難読]内匠たくみ

しょう〔シヤウ〕【匠】

すぐれた技術をもつ人。古くは、特に、木工職人をさす。たくみ。〈和英語林集成

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精選版 日本国語大辞典 「匠」の意味・読み・例文・類語

しょうシャウ【匠】

  1. 〘 名詞 〙 技術を有する人。技術にすぐれた人。職人。職工。特に、古くは、木工職人をさしていった。工匠。たくみ。
    1. [初出の実例]「匠従六位上伊福部君荒当賜田二町。以吉蘇路也」(出典:続日本紀‐和銅七年(714)閏二月戊午)

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普及版 字通 「匠」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 6画

[字音] ショウ(シャウ)
[字訓] たくみ

[説文解字]
[その他]

[字形] 会意
匚(ほう)+斤(きん)。匚は(ほき)の字の金文はみなこの形に従い、そのような礼器・祭器。そのような器を製作することをいう。〔説文〕十二下に「木工なり。匚と斤とに從ふ。斤はを作る以(ゆゑん)なり」という。〔周礼、考工記〕に「匠人、國をつ」「匠人、洫(こうきょく)(水路)を爲(つく)る」とあり、国都建設のような大工事にも参加するが、字義からいえば、〔周礼、考工記〕に「攻木の工」として輪・輿・弓・廬・匠・車・梓をあげているように、斧斤を以て器物を製作するものをいう。わが国では、一道に達した専門職の者を、宗匠・師匠のようにいう。

[訓義]
1. たくみ、大工、さいくし、木工の職人。
2. かしら、棟梁、大工の頭、教える人。
3. おさめる、つくる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕匠 タクミナリ 〔名義抄〕匠 ツヒニ・タクミ 〔立〕匠 タスク・ツヒニ・スベタル

[声系]
〔説文〕に匠声として、走部二上に「行く皃なり」とする字を収めるが、用例がない。足部二下に將(将)声の字で同じく「行く皃なり」とする字があり、ともにdziangで同声。形況の語であろう。

[語系]
匠・爿・牆dziangは同声。その声を以ていえば牆壁を作るような土木工事をも意味する語であったのであろう。

[熟語]
匠意匠営・匠役・匠化・匠学・匠気・匠戸・匠工匠宰・匠作・匠氏匠思・匠師・匠者・匠手・匠心・匠人匠成匠世・匠匠班・匠費
[下接語]
意匠・花匠・画匠・学匠・楽匠・軌匠・巨匠・剣匠・工匠・巧匠・甲匠・史匠・師匠・梓匠・詞匠・詩匠・酒匠・上匠・心匠・善匠・宗匠・大匠・代匠・土匠・刀匠・陶匠・番匠・筆匠・巫匠・名匠・木匠・良匠・輪匠

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デジタル大辞泉プラス 「匠」の解説

東洋水産が販売するインスタントラーメンのブランド。「芳醇 旨味醤油」「清澄 だし塩」がある。

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