十人並(読み)ジュウニンナミ

デジタル大辞泉 「十人並」の意味・読み・例文・類語

じゅうにん‐なみ〔ジフニン‐〕【十人並(み)】

[名・形動]顔だち・能力などが、人よりすぐれてもいないが、劣ってもいないこと。また、そのさま。人並み。
[類語]平凡ありきたり凡俗ありふれる普通一般一般的尋常通常平常通例標準標準的平均的つねただ当たり前常並み世間並み月並み凡庸日常茶飯日常茶飯事平平凡凡常套決まりお定まり平板類型的紋切り型芸がないノーマルレギュラースタンダード

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「十人並」の意味・読み・例文・類語

じゅうにん‐なみジフニン‥【十人並】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 容貌(ようぼう)才能技量などが普通であること。なみであること。また、そのさま。十人前。十人連。
    1. [初出の実例]「十人並(ナミ)の女郎ならば」(出典評判記色道大鏡(1678)四)
    2. 「十人並(ナミ)なる女、髪かしら常よりは見よげに」(出典:浮世草子日本永代蔵(1688)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android