平平凡凡(読み)ヘイヘイボンボン

デジタル大辞泉 「平平凡凡」の意味・読み・例文・類語

へいへい‐ぼんぼん【平平凡凡】

[ト・タル][文][形動タリ]《「平凡」のそれぞれの字を重ねて意味を強めた語》きわめて平凡なさま。「平平凡凡たる一市民」
[類語]平凡ありきたり凡俗ありふれる普通一般一般的尋常通常平常通例標準標準的平均的つねただ当たり前常並み世間並み十人並み月並み凡庸日常茶飯日常茶飯事常套決まりお定まり平板類型的紋切り型芸がないノーマルレギュラースタンダード

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精選版 日本国語大辞典 「平平凡凡」の意味・読み・例文・類語

へいへい‐ぼんぼん【平平凡凡】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用ナリ・タリ 〙 「へいぼん(平凡)」を強めていう語。
    1. [初出の実例]「阿非利加猟師の目より見れば単(ひとへ)に平々凡々(ヘイヘイボンボン)事柄なり」(出典:亜非利加内地三十五日間空中旅行(1883‐84)〈井上勤訳〉六)

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四字熟語を知る辞典 「平平凡凡」の解説

平平凡凡

極めてありふれていること。ごく並みで特にすぐれたり変わったりしている点のないこと。

[活用] ―な・―たる。

[使用例] 良家に生まれたものが平々凡々たる良民になる[永井荷風あめりか物語|1908]

[使用例] 運命はある真昼午後、この平々凡々たる家庭生活の単調一撃もとにうち砕いた[芥川龍之介*馬の脚|1925]

[解説] 「平凡」を強めていう語。

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