凡庸(読み)ボンヨウ

デジタル大辞泉 「凡庸」の意味・読み・例文・類語

ぼん‐よう【凡庸】

[名・形動]平凡でとりえのないこと。また、その人や、そのさま。「凡庸な(の)人物
[派生]ぼんようさ[名]
[類語]平凡ありきたり凡俗ありふれる普通一般一般的尋常通常平常通例標準標準的平均的つねただ当たり前常並み世間並み十人並み月並み日常茶飯日常茶飯事平平凡凡常套決まりお定まり平板類型的紋切り型芸がないノーマルレギュラースタンダード

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精選版 日本国語大辞典 「凡庸」の意味・読み・例文・類語

ぼん‐よう【凡庸】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 平凡で、特にすぐれたところのないこと。また、その人やさま。なみなみ。普通。凡人
    1. [初出の実例]「自外凡庸、何解点画之奥」(出典性霊集‐三(835頃)勅賜屏風書了即献表)
    2. 「頗る凡庸の類に非ざり」(出典:源平盛衰記(14C前)三八)
    3. [その他の文献]〔史記‐周勃世家賛〕

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普及版 字通 「凡庸」の読み・字形・画数・意味

【凡庸】ぼんよう

平凡。〔史記、絳侯周勃世家論賛〕絳侯勃、始め布衣爲(た)りし時、鄙樸(ひぼく)の人なり。才能庸にぎず。~呂、亂を作(な)さんと欲し、勃、國家のを匡(ただ)し、之れを正に復(かへ)す。

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