コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

南都・北嶺 なんと・ほくれい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

南都・北嶺
なんと・ほくれい

9世紀初め,最澄が比叡山延暦寺に天台宗を開き南都六宗に対抗したときに生じた言葉。その後,南都諸大寺のうち興福寺が発展し,平安後期には南都は興福寺,北嶺は延暦寺を指す言葉となった。両者はともに荘園領主として巨大化し,その利権を守るため僧兵を擁して院政や諸国の受領に対抗した。朝廷 (院政当局) は南都 (興福寺) と北嶺 (延暦寺) の僧兵の強訴にしばしば手を焼かされた。白河法皇も天下三不如意の一つに山法師 (延暦寺の僧兵) をあげ,これを抑えることに腐心したという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

南都・北嶺の関連キーワード清水寺(きよみずでら 京都市)南北朝時代(日本)興禅護国論後醍醐天皇源平の合戦権門体制大内惟信春日大社天狗草紙衆徒大衆応和宗論宗峰妙超南都北嶺建武新政元弘の変吉野法師勝林院源為義観智院中右記

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android