わらわら(読み)ワラワラ

デジタル大辞泉の解説

わら‐わら

[副]
多くの人が群れ集ったり、群衆がばらばらと散っていったりするさま。動物についてもいう。「解散の合図で皆がわらわらと散る」「小魚がわらわら集まってくる」
破れ乱れたさま。ばらばら。
「紙衣のきたなきが―と破(や)れたるが上に」〈延慶本平家・六末〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

わらわら

( 副 )
散り乱れるさま。ばらばら。 「紙ぎぬのきたなきが、-とやれたるが上に/平家 六末・延慶本
わららか」に同じ。 「 -と思ふ事なげなる御けしきに/苔の衣」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

わら‐わら

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 乱れたさま、破れ乱れたさまを表わす語。
※私聚百因縁集(1257)九「人の形にも非ず、やせ衰たる物のわらわらと有る」
② 陽気なさまを表わす語。
※苔の(1271頃)二「心地よげにわらわらとおもふ事なげなる御けしきに」
③ たやすく燃えあがるさまを表わす語。
※まんだん読本(1932)放火懺悔録〈徳川夢声〉「燃える物があるうちは、ワラワラ燃えるだ」
④ 急いで行動するさま、統制がとれていないさまなどを表わす語。
※焼跡のイエス(1946)〈石川淳〉「種族を判別しがたい人間どもがどこからともなくわらわらと集まって来て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

檄を飛ばす

自分の主張や考えを広く人々に知らせ同意を求める。また、それによって人々に決起を促す。飛檄。[補説]誤用が定着して「がんばれと励ます」「激励する文書を送る」という意味でも用いられる。文化庁が発表した「国...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

わらわらの関連情報